自己肯定感の低い子どもの原因は親?!低い子の親がやっているNG行動6選

子どもの不登校やゲームばかりの状態など、やる気が出ない状態が続いていると、心配になってしまう親御さんは多いと思います。

もしかしたら、やる気が出ない原因は、お子さんの自己肯定感が低いせいかもしれません。

自己肯定感とは、「そのままの自分で大丈夫だ」と認められる感情のことで、この自己肯定感がいろんなやる気の礎になると言われています。

著書「子どもへのまなざし」で有名な児童精神科医の佐々木正美先生は、「子育てで最も大切に心がけることは何か」と問われたら、「子どもの自尊心を傷つけないこと」だとおっしゃっています。

自尊心を傷つけられ、自己肯定感を失ってしまったら、子どもに限らず人間は誰でも、希望をもって意欲的に生きていくことができなくなるのだそうです。

本)子どもへのまなざし3冊
こどもへのまなざし 
福音館書店 佐々木正美著
絵はぐりとぐらの山脇百合子さん

人が生きる礎となるくらい大切な自己肯定感は、本来、親が子に与え、育てていくもの。

ですが、悲しいことに、今の日本のご家庭では、それができない場合が多くあります。

今日は、自己肯定感の低い子の親がやってしまっているNG行動6選についてご紹介。

【NG行動6選】
1)話をきかない
2)期待値が高い
3)条件付きの愛情
4)結果重視
5)気持ちを受け止めない
6)子どもを信頼しない

これらをやっているご自覚のある方は、やればやるほど自己肯定感が低くなってしまうので、一つずつ辞めるようにしてみてはいかがでしょうか?

また、自己肯定感の高い子の親が習慣化している「存在承認」についてもご紹介しています。

「不登校」や「ゲーム依存症」など、自己肯定感が低くなってしまっている子に対する「具体的な言葉がけ」もリストアップしましたので、よかったら参考になさって下さいね。

自己肯定感が低い日本の若者

自己嫌悪する人
自分のことが嫌いな若者が増えています

自己肯定感とは、自分の存在を肯定的に受け止められる感覚のことをいいますが、今の日本では、自己肯定感が低く自分のことが嫌いな子が増えています。

平成26年の内閣府の調査では

・自己を肯定的に捉えている者の割合が低い
・自己に誇りを持っている者の割合が低い
・やる気が出ないと感じる若者が多い

など、諸外国(アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデン・韓国)に比べて、日本の若者は自己肯定感がダントツ低い!という調査結果が出ています。
(平成26年版子ども・若者白書)より

自己肯定感が高いと、感情が安定し、いろんなことを前向きにとらえることができます。

なので、勉強を始めとして様々なことに対して「やろう!やってみよう!」という意欲もわきやすくなります。

反対に、自己肯定感が低いと、勉強や恋愛、仕事などでも「どうせ自分は…」と自己否定してネガティブな気持ちになりやすく「生きづらさ」を抱えやすくなります。

また、失敗を恐れ、新しい行動を起こしにくくなります。

男の子ママ専門コーチとして、多くの「やる気が出ない中高生男子達」の様子をお聞きしてきた私が思うのは、この原因に「自己肯定感の低さ」があるのでは?ということ。

学校や塾での偏差値重視の教育に添うように育てられているために、自己肯定感が低くなり、勉強を始め様々な意欲が出にくくなっていると考えています。

▼参考記事▼
中高生の自己肯定感を高める方法

自己肯定感が低い子と高い子、親の違い

この自己肯定感は、本来親から子へ与えるものですが、では、自己肯定感をの低い子の親と、低い子の親では一体何がちがうのでしょうか?

実は、子どもの自己肯定感は親に起因する言われています。

つまり、自己肯定感が低い親の子は、自分の親と同じように低くなり、自己肯定感の高い親の子は、高い子に育つと言う事です。

実は、この理論が正しい事を、私自身が強く実感しています。

というのは、過去の私は、自分に自信がなく、優秀な誰かと自分を比較しては自己否定ばかりしていて、自分のことがあまり好きではありませんでした。

自己肯定感はかなり低かったと言えます。

なので、自分の社会的評価を上げるためにも、わが子を優秀に育て、人から称賛されることで、自分に自信を持ちたい気持ちがありました。(お恥ずかしながら)

そんな私でしたが、親子関係を拗らせる中で「自己肯定感の大切さ」に気付きまして、まずは、ありのままの自分を受け入れることを実践!

ダメな自分も受け入れて自己受容をしていくうちに、今では、そのままの自分のことが認められるようになり、自信が持てるようになりました。

すると、まるでそれに追随するかのように、息子達も勉強やスポーツの意欲をだんだん出し始めたのです。

この経験を通して、子どもの自己肯定感を上げるには、親の自己肯定感を上げることがとても効果的があったと実感しています。

余談かもですが、この自己肯定感には二つあると言われています。

それは
1)条件付きの自己肯定感
2)条件付きでない自己肯定感

の二つです。

1)条件付きの自己肯定感の方は、その条件がないと自分に自信が持てない状態ですので、本物とは似て非なるもの。

ぜひ、2)条件付きでない自己肯定感を目指していただきたいです。

【条件付きの自己肯定感の例】
・〇〇大学卒だから(←条件部分)私はスゴイ
・上司が認めてくれている私には(←条件部分)価値がある

↓  

【条件付きでない自己肯定感の例】
・(学歴の高くない私だけど)私には価値がある
・どんな自分でも大丈夫。

▼自己肯定感が低い親は共依存になりやすいです▼
母と息子の共依存から抜け出る方法

自己肯定感の低い子の親、NG行動6選

では、自己肯定感の低い親御さんは、一体どんな子育てをしているのでしょうか?

ここでは、具体的な例をあげて、ご紹介したいと思います。

1)子どもの話を聞かない

自己肯定感の低い子の親御さんの特徴として、いの一番にあげられるのが「子どもの話を聞かない」です。

これは、「正しいこと」をさせたり、「正しい方向」に導こうとすることに必死で、親の言う事をきかせたいために起きています。

子どもの言う事は、間違っていたり、無駄が多く効率的ではないと思っているので、子どもの話をきかない親御さんもいらっしゃいます。

人は、自分の話を誰かに聞いてもらうことは、自分のありのままを受け入れて認めてもらうことに繋がります。

ですので、親に話を聞いてもらえない子は、自分を肯定的に受け入れる力がなかなか育ちません。

具体例として、自己肯定感の低い子の親がどんな話の聞き方(聞かない状態)になっているか、「見守る子育て・できちゃう♪ノート」にも掲載した、4つのイラストでご紹介します。

2)期待値が高い

自己肯定感が低い子の親御さんは、世間体を気にして子育てしている方が多いです。(過去の私です)

なので、人と比べて「恥ずかしくない子」に育てようとしている場合が多く、子どもへの期待値が知らず知らずのうちに高くなってしまっています。

偏差値や学歴が気になる方は、特に、子どもに結果を出すことを求めますし、自分の期待値を超えようとしない子どもに対して、否定ばかりしてしまうので自己肯定感の低い子になってしまいます。

3)条件付きの愛情

ご本人は全くの無意識なのですが、子どもに、条件付きの提案をされている方もいらっしゃいます。

これは、親の言う事を聞かせたい親御さんに多い傾向があります。

どうしてこうなってしまっているかというと、子どもの望むことを自由にやらせると、自分の望まない方向に行ってしまうのが嫌なので、そうならないようについつい条件を付けてしまってます。

例えば

【よくある言葉かけ】
「大学はどこに行ってもいいけど、お金がどれくらいかかるとか?や就職先のことまでちゃんと自分で調べて、親にちゃんと報告(プレゼン)しなさい(←条件部分)」
↓ 
【自己肯定感が高い親の言葉かけ】
「自分の好きな大学に行ったらいいよ。私たちはあなたのやりたいことを、できる限り応援するからね」

条件を付けない愛情(信頼)を与えてあげるように心がけていると、子どもの自己肯定感はだんだん上がっていきます。

4)結果重視

「結果が全て。結果が出ないことは意味がない」という価値観で子育てされている方もいらっしゃいます。

これは、仕事で結果を出すことを求められることが多い男性(お父さん)に多い傾向ですが、子育てにこの価値観を取り入れてしまうと、苦しい苦しい子育てになってしまいます。

どうしてかというと、結果を出し続けることをわが子に求め、叱咤激励やダメ出しばかりの子育てになってしまうからです。

この環境では、当然自己肯定感もなかなか育ちません。

仕事と子育てでは、大切にすることが違うのです。

5)気持ちを受け止めない

子どもの気持ちを受け止めるのが苦手なお母さんもいらっしゃいます。

例えば、子どもが小さい頃、転んでしまって、子「痛い~」と泣いている場面で、母「痛くないでしょ!そんなことくらいで泣かないの!」みたいな感じです。

この場合、子どもの気持ちを受け止めるとは、「痛かったね」とその子の気持ちにただただ共感するだけでよかったりするのです。

今、勉強や片付けなど、「やるべきこと」をちゃんとやらないことに苛立つ方は、お子さんの立場に立って、「そうだよね…やりたくないよね」「めんどくさいよね」など、本音を汲み取って受け止めてあげるようにすると、親子関係は激変します。

子どもの自己肯定感を上げるには、「自分の本当の気持ち」に共感してもらうこと。

親は(両親共にがベスト)自分の味方だと感じさせてあげることが必要なのです。

6)子どもを信頼しない

自己肯定感が低い子の親御さんは、わが子を信頼することが苦手です。

「わが子はできない存在」として捉えていて、子どもの悪いところばかり見て、「今のうちに何とかしなくては!」と悩んでおられます。

それゆえ、子どもの問題に踏み込んで過干渉な子育てをしてしまい(無意識)、自己肯定感を育てることが出来ないのです。

子どもを見守り、自己肯定感を高めるには、「子どもが自分で何とかする力」があることを信頼できるといいですね。

自己肯定感が高い親の習慣「存在承認」

丸印を出す母親
生まれてくれてありがとう。

では、自己肯定感の高い親が習慣化していることについてご紹介します。

それは、子どものそのままを肯定する「存在承認」です。

この「存在承認」を親が毎日意識して実践していくと、①まずは親子関係が良くなり、②お子さんの笑顔が増え、③やる気が見られるようになります。

つまり、自己肯定感がアップ。

「存在承認」とは、その子の出した成果(例:合格、点数)や、行動(頑張り)を承認することではなく、「何もしない状態だったとしてもそのままのあなたに価値がある」という承認の方法で、相手が「そこにいること」「存在していること」を認める(〇をつける)行為です。

対して、「存在承認」の反対は無視です。

無視とは、その人の存在を、ないモノとして扱うこと

子育てにおける無視は、「ネグレクト」と言われ、虐待とされ社会問題にもなっています。

ネグレクト(無視)する親
無視(ネグレクト)or 過干渉
何事も極端すぎるのは良くないです

自己肯定感アップ!「3つの存在承認

挨拶する母親
「おはよう〇〇」と目をみて挨拶。
自然な笑顔で言えたら最高☆

では、中高生、反抗期の時期だったとしても、今日から簡単にできる「存在承認の方法」を3つご紹介します。

それは

1)笑顔で「おはよう」「おやすみ」のあいさつをする
(例:おはよう^^)

2)名前を呼ぶ

(例:おやすみ~ 〇〇)

3)笑顔で相槌

(例:うんうん(^^) それでそれで)

の3つです。

今、思春期・反抗期でお悩みのお母さんも、これならできる気がしませんか?

こういった小さな「存在承認」をコツコツと積み立てていくことでお子さんの心の中に、親から承認されている気持ち(愛されている気持ち)がじわじわと溜まっていきます。


そして、これこそが自己肯定感となり「やる気の源」になっていきます。

自己肯定感が低い子への存在承認の言葉

「不登校」や「勉強の意欲低下」「ゲーム依存症に近い状態」など、今特に自信を無くしている子に対する「存在承認」の言葉についてご紹介します。

「自分は何をやってもダメなんだ」など、悲しいセリフを口にする子がなくなりますように。

中学生男子
中学生男子

俺は何をやってもダメなんだ!
どうせ勉強やっても出来ないし…
何もかもめんどくさい。
親からも、先生からも、いつも注意されてばっかりだ。
なんか気力がわかないし学校も行きたくない。
自分が嫌いだ。

大丈夫。
辛い時は元気が出るまで安心して休んでいていいんだよ。

そのままでいいんだよ。
お母さんは何も心配してないよ。
あなたがいてくれて本当に良かった。
あなたはお母さんの宝物。
世界にたった一人の特別な存在。
あなたが生まれてきてくれて本当に良かった。

見守る母
見守る母
中学生男子
中学生男子

お母さんはいつも「そのままでいいよ」と俺のことを認めてくれる。
毎日笑顔でいてくれる。
どんな時も味方でいてくれる。
今はこんな状態だったとしても、俺は愛されてる。
自分は価値のある存在なんだ。

(こんな風に心が感じることで、心にエネルギーがたまっていきます。
そして、自分の存在に「漠然とした自信」が持てるようになると、いろんなやる気が出るようになります)

▼参考記事▼
中学校で不登校になる男の子の原因と段階別心理

子どもの自己肯定感を高める特効薬は「笑顔の母」

「見守る子育て」では、子育てにおいて一番大切なことは「自己肯定感の高い子=自分のことを好きな子」に育てることだと考えています。

そのために、シンプルですが「お母さんが笑顔でいること」が、子どもにとても良い影響を与えます。

というのは、いつも怒っていたり、心配ばかりしている母親がそばにいると、「そのままのあなたではダメだ」という「存在否定」的なメッセージが子どもへ伝わってしまうからです。

脱!心配性!

お子さんの現状が心配なお母さんも多いと思いますが、今どんな状態だったとしても、「大丈夫だいじょうぶ。何とかなる!」と肝っ玉で大らかなお母さんでいることを心がけてみませんか?

自己肯定感さえ育っていれば、勝手に「自分で自分の人生を切り拓く子」になっていくのですから。

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自己肯定感の低い子どもの原因は親?!低い子の親がやっているNG行動6選” に対して4件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    はじめまして、6年と中2の男の子の母親です!メール登録してみました、これから楽しみです。

    私は最近毎日、イライラしてばかりで子供を否定する言葉を使ったり、無視したり最近なんかご飯も作らない事もあります。

    学校から帰ってくるとやはり、ゲームをずっとやっていて時間を守りません。お風呂も言わないと入らないです。
    なので寝るのも遅く、当然朝も起きれません。私が毎日起こしてます。起こさないと多分お昼くらいまで寝てると思います。
    私が何も言わなかったら学校行かなくてラッキーだと思ってゲームやると思います。そうなると思って毎日怒りながら起こしてます。
    毎日、私は早く子育てから解放されたいとしか思えず、疲れ果ててます・・・
    2泊3日で、子供から離れて1人で旅行をして行こうと考えてます・・・
    今こんな状況なので、メールを見て、何か変わればいいなと思い、縋る思いで登録してみました!
    子育ての悩みみたいになってしまいすいません。

  2. yukako より:

    メール登録&コメントありがとうございます。

    男の子二人のママさんなのですね。

    中2といえば反抗期真っ盛り。
    家事だけでも大変なのに、やることをやらずにゲームばかりだと本当にイライラしちゃいますよね。

    今とてもお疲れのようですので、ママが元気になれること、自分で自分をご機嫌にできること、をしてリフレッシュできるといいなぁと感じました。

    7日間メールセミナーがお役にたてますように☆

    応援してます(^^)/

  3. 匿名 より:

    こんにちは。小6、中2の2人の息子の母です。
    私は毒親?と自分でも感じているのですが、それをどうしていけばいいのかわかりません。。
    特に長男に対しては過干渉ばかりです。。

    勉強のできが悪い長男に対して、私が不安に襲われてしまうのです。
    なので余計に過干渉になってしまいます。→きっとそれが悪循環です。
    いけないと思いつつ、自分が変えられません。本当に悩んでいます。。

    メール登録させていただいたので、これから自分自身の考え方を少しでも変えられたら嬉しいです。

  4. yukako より:

    メールセミナーへのご登録をありがとうございます。

    男の子二人のお母さんなのですね。
    毎日お疲れ様です。

    不安が過干渉の根っこにあるともう気づいておられるのですね。

    自分の不安とどう折り合いをつけるか?の答えが見つかるといいなぁと思いました。

    「見守る子育て」がお役に立てば嬉しいです。

    「笑顔の子育て」になりますように☆

    応援してます(^^)/

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