【受験生の親】子どもを支える1年の接し方を徹底解説!
・受験生となった子どもの最適なサポートを知りたい
・ついついやってしまっている行動が受験生のやる気を削いでいるかも、、、
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
中高生ママ専門コーチの私の下には、受験生のお母さん達から(たま~にお父さんからも)様々なご相談事が集まりますが、そのうちの上位二つをご紹介します。
(第1位)受験生なのに、ゲームばっかりでちっとも勉強しない…
(第2位)レベルの高い志望校に行きたいと言っているのに、口ばかりでちっとも勉強しない
どちらも、受験生なのにちゃんと準備しようとしないお子さんに対して不安を感じて、さらには学校や塾の先生からの言葉に焦ったり傷ついておられたりします。
子どもの受験(子どもの心)を支える親の役割は大きく、その接し方には注意が必要です。
なぜなら、(お気楽に見えるようでいて)実は受験ストレスを感じていますから、わが子の感情に寄りそい、プレッシャーをかけすぎないことが求められます。
今回、受験生となった子どもに親はどんなサポートするとよいのか、親の役割やコミュニケーションの方法、NGなどをまとめました。
長い記事になっていますので、6分50秒ほどのまとめ動画(補足説明もあり)にて解説しています。
受験生のサポートについて、より理解が深まると思いますので、よかったら記事と合わせてご覧になってください。
受験生の親として、子どものやる気や自己肯定感を伸ばすサポートをしませんか?
▼悩める受験生の母におススメ記事▼
⇒受験生なのに勉強しない中3&高3男子の理由と親の対応
もくじ
はじめに:受験生の親の役割とは
子どもの受験において、受験生の親の役割は、主役である子どもに寄り添いながら、適切なサポートをすることです。
期待やプレッシャーのかけ過ぎていないかに気をつけながら、子どものやる気や自己肯定感を伸ばすために、日常生活でのコミュニケーションに気をつけていきましょう。
子どもの成長と心の健康を優先する「熱くなりすぎない、温かいサポート」をすると、子どものやる気や自己肯定感を伸ばせるでしょう。
具体的には、受験という関門を「一人で乗り越える力」がわが子にはあると信じて、一番の味方でいることです。
そうすれば、子どもも嬉しいでしょうし、何よりのエネルギー源になると感じています。
他には❶食事❷洗濯❸温かい家庭つくり、の3つを心がけることだけで、十分だと思います。
むしろそれ以外のことには、過剰に心配せず口や手を出さずにいることが問われます。
受験期に大切!親子の関係性
受験期に伸びる伸びないは、親子の関係性が大きく影響します。
親との関係が良い子どもは、家庭内にストレスがない上に。心強い味方がいる状態ですから成績も伸びやすいのです。
そのためにも、親子はお互いの心情や立場を理解し合うことが重要となります。
まず親です。
親は子どもの置かれている状況や感じているストレスに寄り添い、肯定的な声かけや対応をすることで、子どもの心の成長を促すことができます。
そして、親からこんな風に尊重されている「見守る子育て」を実践中のご家庭の場合は、子ども自身も親の期待や不安に理解を示してくれることがあります。
具体的には、模試の結果を自分から教えてくれたり、アドバイスを求めたり、積極的にコミュニケーションをとろうとしてくるようになったとのご報告をいただいています。
親子のコミュニケーションの3つのポイント
受験生の子どもとのコミュニケーションにおいて3つのポイントをご紹介します。
1)聞く姿勢
働きかけよりも受け身。理解する。受け取る。聞くことが大事です。
2)尊重する
受験期はストレスや不安を抱えることが多いので、子どもの気持ちを否定しないことが大事です。また部活はいつまで続けるかなどについては、なるべく本人の意思を尊重しましょう。
3)承認する
子どもの変化や努力・成長、そして過去の成功体験を認めることはやる気の源になり、自己肯定感アップに繋がります。
受験期のストレスとその対処法
受験期は子どもにとって大きなストレスがかかる時期です。
模擬試験による判定、学校と塾の両立、優秀な友人との比較など、様々な要因からストレスやプレッシャーを感じやすいからです。
そんな受験生のストレス解消法を5つ紹介します。
1)話を聞いてもらう
親が聞いてあげることができたらベスト!こちらから聞き出すのではなく、子どもから話しかけてきたタイミングで聞いてあげるのがいいですね。
2)共感してもらう(否定されない)
親に否定されずに最後まで気持ちを聞いてもらえる環境があったら、一番早くストレス解消できそうですよね。
3)睡眠や休息(息抜き)
うまくいかない日は早く寝る。また息抜きでスマホを触るなど。生活面で自己管理できるといいですね。
4)承認してもらう
頑張った部分をちゃんと見てくれる人がいるとやる気がでます!親がその役目(子育てコーチ)をしてあげると、勉強のやる気にも繋がりそうです。
5)自分を信じる工夫
これは受験生時代の息子がやっていたのですが、受験勉強に使い終わったペンをまとめて輪ゴムで束ね(30本くらいあった)それを見て自分を鼓舞していたようです。「自分はこれだけやったんだぞ。だから大丈夫だ」と。
受験生の親が避けるべき言動8選とその理由
教育熱心になるあまりに結果として、子どものやる気を削ぐ対応をしてしまっている親御さんも多くみられます。
ここでは、受験生の親がついついやってしまいがちなNG行動を8つあげますね。
- 過干渉
いつやるか?どれだけやるか?何からやるか?偏差値はどれくらいあげないといけないか?など、受験に関わることが心配になり手出し口出ししている。 - 時間管理
ゲームの時間を細かく決めて、アナウンスしたり、取り上げたり。親本人は管理をしているつもりはなかったりするが、結果として、子どものスケジュール管理をしている方は今の日本にはめちゃくちゃ多い。 - 生活態度への改善要求(しつけとの混同)
「朝起きないこと」「夜更かししていること」「ゲームばかりしていること」など、生活態度への不満(不安・心配)があり、これが、諸悪の根源だとばかりに、ど・う・に・か・し・て・改善させようとしている。 - 嫌味・不安をあおる言葉かけ
そもそもせっかちな方が多いため、少しでも早くやる気を出させようとして、嫌味や不安をあおる言葉かけをして動かそうとしている。全てやる気を削ぐ対応で逆効果になっている。 - 勉強以外のことは親が手を貸す
勉強が何よりも大事だと思っているので、勉強以外のことは親が請け負ってやってしまう。
例:受験科目以外の宿題を親がやっている、部屋の片づけ、塾の送り迎え等 - 兄弟や周りとの比較
もしも「お母さんの料理よりも、Aさんの方がおいしい」って家族に言われたら、、、「やる気」よりも「怒り」がわきませんか? - 正論で裁く
「勉強はやるべきことだ!何か間違ってる?親は正しいこと言ってるのだから、文句言わずにサッサとやりなさい!」の対応では、人は動きません。「何を言うかよりも誰が言うか」が大事です。 - 親が受験校(志望校)を決める
自分の理想を押し付ける親。また子どものタイプから面倒見の良い学校を選ぶ親がいますが、子どもが自分の進路を自分で決めていない、という事実は後々まで後悔として残ります。またやる気が出ない理由の1つでもあります。
年々、高校生の不登校、大学生の留年など、せっかく入学した場所で意欲低下する子のご相談が増えています。
この意欲低下は、自分で進学先を決めていないご家庭の子どもに起きがちです。
▼NG行動を詳しく知りたい方に▼
⇒受験生の親がしてはイケナイこと7つと受験生がやって欲しいと思っていること5つ
親ができる!受験生を支える心のケア
受験期の子どもの心のケアは、とても重要です。
というのは、受験ノイローゼ(受験期にある学生が不安や焦りから日常生活に影響を与えてしまう状態・受験うつ)となってしまうこともありますので。
例えば、塾の自習室や試験会場に入れなくなってしまったり、心の不調に関する受験生ママからのご相談は少なくありません。
不合格だったらどうしよう、、、
こんな風に思い悩んで暗い気持ちになっている場合が殆どですので、そんな不安な心に寄り添い、話をじっくり聞いてあげ、心を軽くしてあげましょう。
不安な心を照らしてあげられるような対応、自分は一人じゃない家族が味方だ!と心強さを感じる対応がベストです。
受験日が近づいてくると、不眠や頭痛、涙が止まらないなど、いろんな不調が出ることがあります。
大抵の場合は、受験が終わると、何事もなかったかのように症状が消えます。
受験生が勉強に集中できる環境とは
受験生の親として、勉強に集中できる環境を与えてあげたいですよね。
そのためには静かで集中できる空間を確保することが大切です。
過去に、東大に合格した子は自室ではなくリビングで勉強していた!という話がありましたが、これに魅力を感じて、子どもをリビングで勉強させることにこだわっている方もいます。
この理由は、見える場所で勉強をさせたい言う方ですが(つまり見張っていたい)、私はその子が集中できる場所を自由に選べるのが一番だと思います。
そのためには、親は口出しやアドバイスをやめ、親も静かな環境の一部となることが最善です。
また、夫婦仲を整えることもとても重要で、なぜなら「不仲な両親を心配していて、もしかしたら離婚するのかな?」など気がかりな事はない方が受験に集中できるからです。
以上のような環境を整えることで、子どもの学習意欲を促進し、効果的な学習を支援することが可能になります。
実例から学ぶ受験生への接し方(見守る子育て編)
受験直前までなかなかやる気が出ない子もほんとーーに多いですから、親御さん(特にそばにいるお母さん)はイライラがつのりやすいんですよね。。。
また、真面目なタイプのお母さんは、学校や塾の先生への対応など、悩まなくていいことで悩んでいるパターンも多かったりします。
そんな悩める時期に、自分の心が作り出す不安に負けずに、ただただ我が子の選んだ答えを見守るようにしていくと、お子さんの「早い変化」が見られることが多いです。
【受験生の言動の変化のご報告例】
・笑顔が増える
・親子の会話が増える
(最初は勉強以外の話。そして信頼関係が深まると深い話に)
・進路について自分から相談してくる
・「勉強しなきゃ」「今度こそ頑張る!」などの「前向きなつぶやき」が増える
(ただし最初は「やるやる詐欺」状態)
・ゲーム機やスマホを受験が終わるまで預かってくれと母に頼む
・勉強する時間が増える
(最初は1日5分などわずかな時間が殆ど。これを「5分しかしてない」という目線で見るか、逆に「5分から始めた」と見るかで未来は変わる)
・自主的に勉強し始める など
↑こんな変化(芽生え)が見られたら嬉しいと思いませんか?
受験期のお子さんは頑張るためにも、心にたっぷりのエネルギーが必要な一年です。
どうぞ、「この子は自分の問題を自分で解決する力がある!」と信じて、成長中の心に信頼というエネルギー(愛情)を沢山注いであげて下さいね。
「見守る子育て」では、受験期にやる気が出ましたとの報告も沢山いただいています。
受験生の親のストレスはどうする?
受験期の親のストレスについて、中学受験、高校受験、大学受験別の対処法を別の記事にまとめてあります。
ストレスフルな状態の方はよかったら参考になさって下さいね。
▼参考記事▼
⇒受験生の親のストレス対処法7選(中学受験・高校受験・大学受験別のストレスも解説)
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この記事を書いた人(監修者)
わかばやしゆかこ(中高生ママ専門コーチ)
コーチングオフィス ままはぐ代表
長野県松本市在住
ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
【経歴】
・セッショントータル
4,500時間以上を実施
・24歳(社会人)
21歳(大4)
2人の息子を持つ母親
・京都大学にて
教授秘書歴7年
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3日くらいしたら私がそっと「早く笑顔になりますように☆」という気持ちを込めて、その投稿をそっと消去しています。(始まってすぐに人気のお部屋になっています)
動画で学べる♪見守る子育て塾
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・「見守る子育て」やってみたけど、継続するのが難しい
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「あなたにピッタリの見守り方」を見つけてみませんか? (最後にはワークもあります)
2022年12月12日開講です♪
詳細はコチラから
第3弾♪受験生の母編
「見守る子育て」をスタートして6年目になりますが、個別サポートをさせていただいた方々からだんだんビリギャル級の合格報告をいただくようになりました。
(今年は特に多くてビックリ!)
クライアントさん達に個別で「こんなことやっちゃってませんか?」とお伝えしている内容を今回ホワイトボードに見える化!
目からウロコの見守り方をギュギュっと詰め込みました。
受験生のお母さんに
来年・再来年が心配なお母さんにも
全てのお母さんに見てもらいたい☆動画版「見守る子育て塾」受験生の母編
2022年7月開講です♪
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第2弾♪不登校編
行き渋りや不登校など「学校に行きたくない子」の見守り方の解説動画です。
詳細はコチラから。
第1弾♪動画版「見守る子育て塾」
男の子ママが悩みやすい20個のテーマを、約10分の動画でそれぞれ解説しています。
詳細はコチラから。
お知らせ
ただいま、わかばやしが直接サポートするコースは満席になっており、お申込みをストップしています。
空きが出ましたらライン@やメルマガにてお知らせさせていただきます。(2023年2月中旬に3月生さんを若干名、募集予定です)
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「いいな♪」と思う記事がありましたらブログやSNSでご紹介していただけると嬉しいです。(許可や連絡は不要です)
受験生の母です。
高校受験で悩んで、結果に落ち込み、こちらのHPにたどり着きました。
1年前に(いや、半年前でもいい)拝見したかったです。
>志望校は子どもが自分で決めること
息子は結局強い希望の高校がないまま受験に突入しました。
スイッチが入らないまま試験の日を迎えました。
偏差値重視の塾だったこともあり、
同じクラスの子が多く受ける学校をチャレンジしました。
もちろん、玉砕。
>高校や大学に合格して入学したのに
>パタッと足を止めてしまう子の話を
今は、入学後のこれを心配しています。
が、あまり心配し過ぎもよくないと他の投稿で拝見したので、
心配し過ぎるのをやめようかと思っています。
コメントありがとうございます(^^)
お子さんの高校受験に悩まれていたのですね。
確かに
心配しすぎるとよくないと思いますので
今回「ご縁があった高校」が
お子さんにとってベストの選択だったと
思うようにされるのはいかがでしょうか?
参考までに
過去に書いたブログを貼っておきます。
https://himehaha.net/mimamoru/juken/
よかったら読んでみてくださいね。