反抗期の中学生!苦しい母のための対策マニュアル
・思春期に入って反抗的な態度をとる子どもに悩んでいる
・どんどん酷くなる反抗期が一体いつまで続くのか不安
など、中学生からの反抗期に悩んでおられる方も多いのでは?
中1ギャップや中2病などという言葉があるように、中学生の言動は親からは理解しにくいですが、その対応を間違うと、反抗期は長引いたり壮絶になったりします。
反抗期の中学生への最善の対応は、子どもを親がコントロールすることをあきらめ、見守ることです。
今日は、子育てコーチとして私が垣間見た「反抗の事例」や、やればやるほど反抗が酷くなる親のNG対応をご紹介します。
これらを知ることで、中学生からの反抗期の対策マニュアルとして活用していただきたいです。

もくじ
中学生の反抗事例
子育てコーチとして、2000時間以上、子育てママのお悩みをお聞きしていきましたが、実際、反抗期の子ども達が親にどんな反抗をするのか?これまでの反抗の代表的な事例を7つご紹介します。
- 勉強しなくなる
そもそも、子どもにとって、学校の勉強はめんどくさいもので、楽しいものではありません。
ですので、反抗期の時期に親が「勉強しろ」と言えば言うほど、余計に勉強しなくなるのが普通です。 - 親の言う事をきかない
反抗期の子どもの口癖は「ウザい」「別に」「ふつう」です。
親からなるべく距離を置きたくなる年頃で、もちろん親の言う事もきかなくなるのが一般的です。 - 口をきかない
特に、思春期以降、男の子は父親と、女の子は母親とぶつかるようになり、口をきかなくなることが多いです。
そして、口をきかない期間が長引くのが、父親と息子の組み合わせで、長い場合は3年以上というご家庭もあります。 - 暴言や暴力
「クソババア」や「あの人」(親とは認めない発言)などは、反抗期に多くみられます。
反抗を許さない言語道断だ!という姿勢を親が取り続けると、怒りで母親を突飛ばしたりと、暴力に向かうことがありますので、要注意です。 - ウソをつく
ゲーム機やタブレットを親に隠れて購入する、学校に行ったふりをして嘘をついて休む、など、親への嘘が多い子は、厳しい家庭の子どもに見られる傾向です。
どうして嘘をつくのか?子どもの立場に立って考えることが、問題解決への一歩です。 - お金やモノを盗む
親の財布からお金を盗る事例もあります。
お金を盗るのは、親の愛情不足とも言われていますので、この行動が習慣化してしまわないよう、子どもの不満に耳を貸すなど(厳しいお宅に多い)、ご両親による早めの対策がオススメです。 - 母のご飯を食べない
母親への反抗心が強い場合に起きる反スト行動です。
本来なら楽しいはずの食卓なのに、頭の良くなる食事、背が伸びる栄養食品など「母の意図」が加わり過ぎると、食事は楽しいものではなくなります。

本当は親の愛情が欲しい
▼勉強しないとお悩み中学生ママに▼
⇒勉強しない中学生は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく方法
中学生が反抗する理由
実は、中学生が親に反抗する理由についてじっくり考えてみると、「反抗期はしょうがない、むしろ必要な時期だ」と思っていただけるはずです。
というのは、思春期に入ると、女の子は女の子らしい体へ、男の子は男の子らしい体へと急速に変化していきますよね?
ですが、その急成長に、心が追い付かず、心と体がアンバランスになるのがちょうど中学生の時期。
ですので、なんとなく不調、なんとなく不機嫌になり、正しさを押し付けてくる親に対して反抗的になるのはある意味しょうがないことでもあります。
男の子の場合は、攻撃性の強いテストステロンという男性ホルモンが分泌されるために、キレやすくなったり、反抗が酷くなるということもありそうです。

成長に必要な過程
▼男の子の反抗期にお悩みの方に。▼
⇒反抗期男子のトリセツ
反抗期の中学生へのNG対応(やればやるほど苦しくなる対応)
この、毎日不機嫌でアンバランスな時期の子どもを、親がコントロールしようとすると、子どもは激しく反抗します。
時々、反抗期がない子の話も聞きますが、こちらの方が心配です。
どうしてかというと、親に反抗できると言う事は、「自分の意思を持っていて、それをちゃんと表現できる力がある」という捉え方をしているからです。
ですので、親にちゃんとNOが言える行動(=反抗)を力で押さえつけようとするのは、ある意味「これ以上成長するな」と言っているようなもので、自立を目指す「子育ての本来の目的」からはズレてしまっています。
この辺りの心情は、「この支配からの卒業」と歌った尾崎豊の「卒業」という曲を思い出していただくと(古いかな?)、反抗したくなる子ども側の気持ちをわかっていただけるのではないでしょうか。
NG対応1:必要以上にかまう
心配性なお母さんは、特に、学校のこと、友人のこと、部活のこと、塾のことなど、何でも知りたい!把握しておきたい!という気持ちになりがちです。
要するに、「知りたい欲求」が強いので、子どもの世界を覗き見したくなり(言葉はアレですが)、子育てを拗らせてしまっている中学生ママが多いです。(小学校まではある意味、覗き見も許されましたよね…)
実は、私自身も息子が中学生の頃は、いろんなことが知りたくて、学校から帰ってきたらすぐに「今日はどうだった?」「今日体育あったよね?」などと質問しては「べつに…。てか、それ話さなきゃいけないこと?」と冷ややかに言われたりました。
この時の塩対応には当時かなり凹みましたが、ある意味「息子には息子の世界があり、親は入ろうとしないことが良い」ということを教えてもらったと感じています。
子離れの時期が来ているのです。
重たい親にならないためにも、中学生の反抗期をめどに、母は「子どもの世界」に立ち入らず「自分の世界」を持つことをお勧めします。

それ、話さなきゃいけないことか?
NG対応2:言うことを聞かせるために罰を与える
例えば、テストで頑張らせたい!部屋を片付けさせたい!など、子どもに言う事を聞かせたい気持ちの強い親御さんは、何とかして言う事を聞かせようとして、ご褒美をちらつかせたり、罰則を決めたりします。
特に、中学生の反抗期に時期にやりがちなのは、「約束を守らないと、ゲーム(携帯)を取り上げる」など、「子どもが一番されたら嫌なこと」を引き合いに出して、子どもを動かそうとすることです。
ですが、コレはある意味禁じ手です。
現実には、高校生になった子どもとの親子関係を修復するのに苦労しているご家庭が続出しています。
NG対応3:否定する
・信じられない!全く理解できない!
・このままではどうなると思ってるの!
・どうして勉強しないの!
・どうしてゲームばっかりしているの!
・ゲーム依存だよ!病院に行きなさい!
・もう出ていきなさい!(ママが出ていく!)
など、親御さんにはそのつもりはなくても、怒りにまかせて発した言葉が、子どもを否定し、その心を傷つけてしまっています。
子育てで一番大切なことは、子どもの自己肯定感を育てることで、この自己肯定感が、勉強を始めいろんなやる気の土台となります。
ですので、叱り方にも気をつけ、否定的な関わり(将来の不安視、ダメだと決めつけ)はNGです。

自己肯定感が
育ちません
▼中学生の叱り方はこちらに▼
⇒中学生からの悩みに効く「見守る子育て」
▼自己肯定感はコチラ▼
⇒中高生の自己肯定感を高める方法
反抗期の中学生への最善の対策
中学生の反抗期は成長の証です。
ですが、まだまだ未熟な子どもですから、当然、失敗もしますよね?
例えば「ちゃんと時間は守る、やり過ぎには気を付ける!」と約束したから買い与えたスマホなのに、最初の約束を守れずにスマホに溺れる姿を見ると、ついつい怒ってしまっていませんか?
ですが、こんな風に自分の感情に振り回されて、子どもを否定してばかりいると、気がついた時には本当に大切なものを傷つけてしまうことになります。
信じるとは、痛みを覚悟することでもあります。
子育てとは、子どもに何度裏切られようとも、子どもを信じ愛情を与え続けることだと思うのです。
そして、あなたの心をコントロールできるのはあなただけです。
人は、自分以上に自分を信じてもらえる人がいると、幸せに成功すると言いますから、わが子を信じてあげる親をめざしませんか?
▼参考記事▼
⇒ゲームばかりの中学生をゲーム依存にさせない対応
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