子どもを潰す親と伸ばす親の違い、徹底解説!
- 子どもを伸ばす親はどんな育て方をしているのかを知りたい
- 子どもの可能性を伸ばすコツってあるのかな?
- 子どもを潰す親になっていないかが心配
という方はいらっしゃいませんか?
息子が二人。
長らく「男の子の子育て」に悩んできた私ですが、実は「教育コーチング」の学びの中で出会った言葉に救われ、基本姿勢を変えると、息子達は可能性や才能を伸ばし始めました。
今日は、親がどんな基本姿勢に変えると「子どもを伸ばす親」になれるのか?について、子育てコーチングの理論も踏まえ、丁寧に解説いたします。
もくじ
子どもを潰す親~よくある現状~
今、わが子をちゃんと育てなきゃ!と思えば思う程、子育てをこじらせてしまう方が多いと感じています。
ここでは、結果として、子どもの才能や能力をつぶしてしまう親御さんの特徴をご紹介します。
潰す親の特徴1:短所を伸ばそうと躍起になっている
例えば、今、親の期待通りに「ちゃんと勉強しないこと」「成績が悪い事」などにいら立っていて、どうにかして勉強する子に育てようと躍起になる親御さんが多いですが、あなたはいかがでしょうか?
ですが、きっともう、うすうすわかっておられるとは思うのですが、親が責め立てれば責め立てるほど、子どもは勉強することが嫌いになり、自分から勉強する子にはなりません。
「口やかましさ」は子どもをつぶしてしまうことが多いのです。

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⇒勉強しない中学生は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく7つの方法
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潰す親の特徴2:可能性を否定する(ドリームキラー)
もしも、お子さんが今「プロゲーマーになりたい」「ユーチューバーになりたい」など、親として安心できない夢(目標)を子どもが語り出した時、あなたはどうしますか?
もしも「そんなの無理!いったい何考えてるの?!」という言葉で、バッサリ否定してしまうようなら、それはドリームキラーになってしまっているということです。
こういった夢を持つ男の子はよくいますが、子どもの夢って本当にコロコロ変わります。
ですので、いきなりバッサリと否定せずに、「その子がその夢をいいなぁと思った経緯」などを笑顔で聞いてあげれるといいですね。(=伸ばす親の特徴)
というのは、ドリームキラーは子どもの夢や可能性をつぶし、日常生活のいろんなやる気も減退させてしまうからです。

もしかしたら
あれはダメ、これもダメと
親がドリームキラーになっているからかも。
潰す親の特徴3:父親(母親)の悪口を聞かせている
夫婦仲の悪いご家庭にありがちなのが、母親が父親の悪口(反対もあり)を子どもに告げているってこと。(子どもに愚痴の聞き役をさせている人もいる)
自分の両親が仲が悪い状態はストレスで、居心地の悪い家庭は「子どもの漠然とした意欲低下」につながります。
母親にとってはパートナーの悪口でも、子どもにとっては、自分と血のつながった父親の悪口になりますので、できるだけ慎みましょう。

子どもには良い影響を与えますが
夫婦仲が悪いと悪い影響を与えます
子どもを伸ばす親の特徴
では、子どもをつぶす親とは違って、子どもを伸ばす親は、どんな特徴があるのでしょうか?
伸ばす親が自然に習慣化している、3つのことについてお伝えします。
子どもを伸ばす親の特徴1:人は成長する生き物だという見方をしている
子育て中のお母さんの不安の一つに「この子は〇〇ができないままだったらどうしよう」という不安があると思います。
例えば、このまま
- 片付けられないままだったら…
- 偏食のままだったら…
- 勉強しないままだったら…
- ゲームばかりやり続ける子になったら…
- 人とかかわるのが苦手なままだったら…
- 苦手なことから逃げ続けるままだったら…
みたいな「ダメなままかもしれない不安」に、今とりつかれていませんか?
こんな時に思い出していただきたいのが人は成長する生き物だってこと。(←「教育コーチング」の基本理念です)
私はこの言葉に救われました!
私たちは、毎日子どものそばにいるからこそ小さな変化や成長が見えにくいし、感じにくいけれど、人は基本的に、心も体も成長したいと思っている生き物です。
親が温かい目で見守っていてあげれば、子どもは自分のペースですくすくと伸びていくと信じていることが、「子どもを伸ばす親」の1つめの特徴です。

子どもを伸ばす親の特徴2:「結果よりも成長」に注目する
完璧思考で結果重視タイプの親御さんは、お子さんの「小さな成長」を見つけるのが苦手です。
例えば、テストでいうと前回50点だったお子さんが、今回は少し頑張って55点をとったとします。
ですが、自分が安心できる点数(例:80点)以上ではないことに対して、怒りの感情が湧くので、子どもの頑張り(小さな成長)を認めてあげることができず、否定や叱咤激励ばかりの子育てになりがちです。
また、例え、一時的にやる気が出したとしても、単に、親に怒られないために勉強しているだけなので、「やる気」が持続しないことも多かったりします。
50点→55点。
この5点の小さな成長が見えるかvs見えないかが、実は「子どもを伸ばす親」と「つぶす親」の境目なのです。
子どもを伸ばす親の2つ目の特徴は「結果よりも成長」に目を向けていて、その成長を認めて褒め、一緒に喜んだりしています。
今回は、わかりやすいようにテストの点数を例にあげましたが
・ゲームの腕が上がっている 笑
・世渡り上手になっている
など、あなたのお子さんが以前より成長している部分に目を向けて承認してあげると、子どもの心が満たされ、いろんな意欲がわくようになります。

「子どもの成長している部分」を
沢山!探してあげてくださいね。
子どもを伸ばす親の特徴3:諭すより聞こうとしている

諭そうとしていませんか?
子どもを伸ばす親御さんは「聞き上手」です。
例えば、夕食の時などに、楽しそうに子どもの話を聞くことに重きを置いていて、子どもとのコミュニケーションを心から楽しんでいます。
今、子どもを諭す、叱ることで子どもを良い方に導こうとしている親御さんが多いですが(つぶす親の特徴)、子どもを伸ばす親は「話を聞くこと」「語らせる」ことで子どもの意欲や可能性を引き出そうとしています。
ポイントは、子どもが話したくない時に無理に聞き出そうとしないこと。
「え?じゃあ一体そうすればいいの?」という疑問には、日頃から、諭そうとはせずに、否定しないで聞くことを心がけていると、聞き上手な親に子どもはだんだんいろんなことを聞いてほしいと思うようになるので、「親の姿勢を変えてしばらく待つこと」が必要になります。
要するに「子どもを伸ばす親」は「子どもが自分から話したくなる親」だったりするのです。
まとめ:子どもを伸ばす6つのコツ
まとめますね。
子どもを伸ばすコツは、まとめると以下の6つになります。
【子どもを伸ばす6つのコツ】
1)子どもの短所を無理に修正しようとしない
2)ドリームキラーではなくドリームサポーター
3)両親仲がいい
4)人は成長する生き物だという見方をしている
5)「結果よりも成長」に注目する
6)諭すより聞こうとしている
教育コーチングの理念もたっぷり入っていますので、よかったらお試し下さいね。

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この記事を書いた人(監修者)

長野県松本市在住
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル4,500時間以上を実施
・24歳(社会人)と21歳(大4)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年
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中学1年になった息子がいます。小学校5年生から塾に通いはじめ、成績も優秀。このまま中学に上がっても困ることなくスムーズに中学生活を送る予定でした。しかし中学に入ると、朝起きない。部屋とカバンはぐちゃぐちゃ、学校の宿題はしない、提出物もしない、塾の宿題もしない、何も持たずに塾に行く、ゲームにスマホ、漫画がやめられない。本当にだらしなくどうしていいかわからず、色々検索していくうちに若林さんに行きつきました。ブログを読んで涙が止まりませんでした。メールセミナーに動画のセミナーどれも私の事の様で毎日何度も読み返したり、見返したりして自分の気持ちをコントロールしています。その時は前向きになれるのですが、いざだらしのない息子を目の前にするとまたすぐに忘れ、不安と怒りに襲われます。私が生きている意味さえわからなくなってきます。いっそう、病気で死んでしまいたいと毎日思っています。
主人ともうまくいっていません。何度も話し合いましたが、根本的に合いません。
子どもの為にも「私が悪いところもある」と謝ったこともありますが、主人は「俺は自分に自信を持って生きている。絶対に自分は間違っていない自信がある。俺は悪くない」と言われ主人の悪い所を指摘しても「また全部俺のせいか」と怒鳴りつけられます。私も悪いと謝っているにもかこわらず毎回これの繰り返し。全く私の気持ちがスッキリしません。ただ子どもの為に我慢するだけです。子どもにイライラするのにこんな主人の顔を見るともっとイライラします。
ですが、子どもの為にも「他人と過去は変えられない。自分が変わらずして子どもも変わってくれない」と何度も言い聞かせ前向きに頑張りたいです。
息子も中学1年生になったばかり。惨めな思いを沢山して成長に繋げている段階なのだと言い聞かせ前向きに見守っていこうと思います。
コメントありがとうございます。
毎日の子育てお疲れ様です。
中学1年生の息子さんのことでお悩みなのですね。
小学生時代と今とのギャップが大きそうなので、毎日の様子を目の当たりにしてしまうと、めっちゃしんどいだろうなぁと。
でも、おっしゃるように「惨めな思いを沢山して成長に繋げている段階」にいらっしゃるのだと私も思いますし(←めっちゃ素敵な捉え方ですね♪)、きっと大丈夫だと感じました。
お母さんが「生きている意味」がわからなくなってしまっておられることが心配です。
どうぞ無理はなさらず、この先きっとよいことが沢山あると、「明るさ」を感じて信じていただきたいなぁと。(わたしも発信頑張ります!)
子育てはほんとー--にしんどい時期がありますが、私は「子が宝なら、母もまた宝」だと思っています。
毎日頑張っているご自分のことを「宝物」のように大切に扱ってあげてほしいなぁ。
例えば
・「頑張ってるね」「今日もお疲れ様」とこまめに声をかけて労ってあげたり、
・疲れた時は何もしないこと(ダラダラ)を許可してあげたり
・好きなこと(知らず知らずのうちに我慢していたことを)をやらせてあげるみたいな感じです。
自分のことを一番大切にして、心に栄養をあたえてあげて下さいね。
笑顔が少しずつ増えていけますように☆
応援しています(^^)/