毒母とは?9つの特徴となってしまう原因、卒業するための3ステップ
・毒母とは?どんな親のこと?
・自分は毒母になっていないか、心配だからチェックしたい
という方に向けて、毒母の9つの特徴と、なってしまう原因についてお伝えします。
毒母とは過干渉な母親のことで、子どもの人生を支配し悪影響を及ぼす母親のことです。
じゃあ、過保護は大丈夫なの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもですが、こちらもやり過ぎると子どもの『生きる力』が育ちません。
毒(=悪影響)を与え続ける母親でいると、子どもは健全な自立ができなくなりますし、将来的には子どもから嫌われ、寂しい老後になってしまいます。
10年前、息子に「ちょっと毒母だったね」と言われた私ですが(涙)、そんな私だからこそわかる「親子の会話例」も織り交ぜながら、記事の最後では、毒母を卒業するための3Stepについて解説しています。
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もくじ
毒親・毒母とは?
「毒親」とは、「毒になる親 一生苦しむ子供」(スーザンフォワード著(講談社刊、玉置悟訳)が話題となり、この本をきっかけに生まれた言葉だとされています。
その後、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)、『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK総合)など、毒親を描いたTVドラマも話題になり、今の日本では、子どもから、毒、重たいと言われる親は、決して珍しいことではないと感じています。
毒親の中でも、特に母親に限定した「毒母」は、「子どもの人生を支配し、子どもに悪影響を及ぼす母親」のことで、自分の理想を押し付け、思う通りの道を進ませようとして、過保護や過干渉な言動を繰り返しているのが特徴です。
要は、自分の欲求を満たすために子どもを思うようにコントロールしようとしているのですよね、、、
これ、実は、子どもにどっぷり依存(他のものに寄りかかり、それによって成り立つこと)している状態なんです。

▼自分のどんな行動が毒になるか?をチェックしたい方に▼
⇒過干渉な親チェックリストどこからが毒親?
毒母の9つの特徴
毒母の特徴は、子どもに過保護や過干渉な言動を繰り返ししていることです。
ここでは毒親の9つの特徴を、ご紹介します。
わかりやすいように『普段どんなやりとりをしているのか?』親子の会話例をあげています。
1)子どもを管理する
小学生の時からいろんな習い事を渡り歩かせ、時間管理やスケデュール管理など『子どものマネージャ化』している方は要注意です。
ずっと子どもを見張っていて、何かあると、困らないようにすぐに手を貸す状態になっていませんか?(ヘリコプターペアレント)
これ実は、子どもの問題に介入して、過干渉になっています。

月曜日は塾の日でしょ!
18時までに宿題をやって、ご飯も食べちゃいなさい!
わかってるって
(と言いながら、たいていギリギリまで動かず、結局親が送り迎え)

▼過干渉がご心配な方に▼
⇒【過干渉に育てられた人の9つの特徴】毒親予備軍のタイプや口癖を解説
2)先回りして安全なレールを敷く
子どもの行く先にある障害物を先回りして取り除く親のことを『カーリングペアレント』と言います。
親が安心できるレールを敷いて子どもに進ませようとする話は昔からよくありますが、これだと子どもは自分のアタマで考えて動く力が育たちません、、、
例えば、高校受験や大学受験など、進路決定の際はもちろんのこと。
もう成人しているのに、就活や結婚にまで口を出してくるお母さんは実は日本には多いのです。

大学受験や将来が心配だわ、、、
オープンキャンパスの申込みや、英検の申込みも、やっておかなきゃ!
あの子は、ほっといたら自分ではちっともしないから。
↓ ↓ ↓

【そして、5年後】
どうして、あんな会社に、、、
もっと安定した会社を(私が)探さなきゃ。
やっぱりあの子はほっておいたらダメなのよ!
▼過保護な親・カーリングペアレントとは?▼
⇒過保護な親の特徴と甘やかされて育った子の行く末
3)期待を押し付ける
スポーツや勉強の分野で、秀でている部分がある子には、親はついつい期待をしてしまいます。
また、自分に学歴コンプレックスのある方は、同じように惨めな思いをさせたくないから頑張らせたくなってしまいます。(子どもに自分の過去を投影)
「子どものためだから」「正しいから」「子どもに期待をして何が悪いの?」「期待しないとかわいそう」などの気持ちが湧くときは要注意。
親の期待を押し付けていないかを再確認してみるといいですね。

みんなやってるのに!
どうしてちゃんとやらないの!
才能があるのに、もったいない!
このままだと将来絶対困るから!(←呪いの言葉になっています!)
4)子どもの気持ちを理解しようとしない
子どもに過干渉な行動をし続けてしまうお母さんは、子どもの気持ちを理解しようとせず、子どもの気持ちに共感を示すことはあまりありません。
自分の感情が全てで正しく、視野が狭くなってしまっているのです。
ですので、子どもから相談されることはなくなり、だんだんと距離を置かれるようになります、、、
今日先生に怒られた。
俺、全然悪くないのに。


どうせ又なんかやったんじゃないの?
ちゃんとしない子は先生からも信用されないのよ!
俺の気持ちを全くわかってくれない。
今回だって、先生の方が悪いのに、いつだって俺を悪者にする!
だから話したくなかったんだ!

5)心配性
実は、過干渉になってしまう原因の殆どは心配から始まっています。
心配は愛情に似ていますが、実は失礼なことで、毒にもなります。
子どもに愛情を伝えたい場合は「大丈夫なんとかなる」と信頼することが大切なのです。

他の子に比べてあの子は心配。
どうしてちゃんとやらないの?!
ちゃんとやってると本人は言うけれど、信じられないし安心できない、、、
6)めんどくさい母タイプ
自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなるお母さんや、何かと恩着せがましい人、罪悪感を植え付ける人。
そして「かまってちゃん」の人って、結構いるなぁと思いませんか?
もしも、こういうタイプだというご自覚のある方は、自分のご機嫌は自分でとれるようになると、子どもからも好かれ親子関係は良好になっていきます。

ちっとも優しくしてくれない(くれない族)
あなたはお母さんを困らせてばかりいるよね(罪悪感を植え付けてます)
こんなに好き勝手やらせてあげてるのに…(語尾に「のに」がつく)
は~ めんどくせ~
なんか、いつも恩着せがましい
一緒にいると疲れる

7)比較する
必要以上に世間体を気にして、いつも誰かと比較して「恥ずかしくない状態(=自慢が出来る状態)」を子どもに求めているお母さんも多いです。
不合格、失敗、不登校、浪人、留年など、「ネガティブな経験」をさせてしまうと私の人生終わる。くらいの勢いで悩んでいる方も、、、

Aさんのところは旧帝大、
Bさんのところは有名私立大学
なのにうちの子は、、、
いつも誰かと比較されてばかり。
結局のところ、子どもよりも自分の世間体の方が大事なんだよな。
あの人は。

8)子どもを支配する(許可が必要)
進路や買い物など、子どもの欲しいもの、選択することに対して、とりあえず反対から入る方は多いです(無自覚)
母の検閲を通ったものでないとダメなシステムになっていませんか?
支配しない親=その子の選択を許せる親です。
新しい服が欲しいからお金頂戴。


また変な服買ってきちゃうからダメ!
ママが一緒に行くから!
昔から俺の「本当に欲しいもの」は絶対買ってもらえない。
まずはダメだと反対されて、そこに自分の考えをかぶせてくる。
で、「無難なもの」をあてがわれる。

9)被害者意識が強い
夫婦仲や親子仲が悪いのは「相手のせい」だと思っていて、「自分は悪くない」と思っている方も多いですね、、、
被害者意識があると、人生がうまくいかないので、捉え方を変えて主体的に生きられるといいですね。
『過去と他人は変えられない』ですけど、『自分と未来は変えられます』から。

夫は頼りにならないし
息子もちっとも言う事をきかない!
私はちっとも悪くないのに
あの人はいつも自分が正しいと思ってる人。
自分は被害者で、人のせいにばかり。
いつもヒステリックで、話す気がなくなる


誰も私のことをわかってくれない、、、
(家族の中で孤立していく or 優しい子どもが聞き役になり共依存へ)
毒母になってしまう原因
一般的に、過干渉になる親(=毒親)は、自己肯定感が低く自分に自信のない人がなると言われています。
上記の毒母の9つの特徴は全て、精神的に自立が出来ていない母親がやりがちな行動でもありますから。
お恥ずかしながら、ちょっと毒親だったと自覚がある私ですが、過去の私は自分自身に自信がなくて、「子育てで成功して自信をつけたかった」というのが本音でした。
だからこそ、息子に「かっこいい結果」を出してもらう必要があったんですよね、、、
「わかばやしさんスゴイ!」って人から言われたくて、私が幸せになるために「世間体のよい子ども」が必要だったのですから。(言葉にしてみるとホント最悪!で凹む、、、)
冒頭でも言いましたが、このまま悪影響を与え続ける母で居続けてしまうと、子どもから嫌われ、捨てられてしまう未来がやってきてしまうかもしれません…

子育てでは勝ち組に入りたい!
と思っていたんです、、、(サイアク)
▼ちょっと毒母だったと気づいた私自身の話▼
⇒息子をマザコンにする母の特徴~毒親脱出法~
毒母から卒業するための3Step
では、そんな毒母傾向が自分にもあるかも~と思われた方に向けて、実際に私自身もやって効果があった!卒業するための3Stepをご紹介します。
Step1:悪影響を与えていることを自覚する
この「毒母」状態から卒業するための、最初の一歩は、自分が子どもに悪影響を与えている母親であることを自覚することです。
- 子どもの現状や将来が眠れないくらい不安で心配。
- 自分のいうことをきかないと、腹が立って罰を与えたり、ひどい言葉を言ってしまう。
(時には手や足も出る) - この子は私がいないとダメだと思う。
などの感情がある方は子どもに悪影響を与えている可能性大です。
ですが、「毎日必死で頑張ってきたのに!実は子どもに悪影響を与えていた!」なんてこと、自分では認めたくないですよね、、、
だけれども、ここをちゃんと自分で認めることが毒母卒業への第一歩。
私自身は気づいた時に、あまりのショックで号泣しましたが、事実は事実として認めた「あの日」があったからこそ、今日という日に繋がったと感じています。
毒母卒業Step2:子どもの「嫌がること」をやめる
「人の嫌がることをしてはいけません」と子どもに教えているお母さんは多いと思うのですが、実は今、自分自身が、「子どもの嫌がること」をやり続けてしまいストレスを与えている親御さんって実は多かったりします。(矛盾してます)
実際には「男の子を育てるには、厳しく言う人がいないとダメだから」「あえて憎まれ役に」と、自分の在り方を正当化する方も少なくありません。(お父さんに多いかも)
でもこれだと、毒を与え続けてしまします。
自分の姿を鏡に映して見てみるつもりで、「嫌なことをしていないか?」を、お子さんに尋ねてみませんか?
お子さんからの言葉(母へのフィードバック)を素直に受け取って、行動を修正できる母は、もう毒母を卒業する準備ができている人です。
逆に、せっかくもらったフィードバックに腹を立て、素直に受け取れない人は、毒母からの卒業は難しいのです。
嫌なことをしていないかを子どもに聞く場合

ねえ、ママに辞めてほしい事ってある?
・ゲームをしてるとイライラしだすこと
・勉強して結果を出せと言われること
・パパの悪口をいうこと
・信じてもらえないこと
・約束を守らないこと
・悪い方ばかり考えること


(正直ムカつくけど)教えてくれてありがとう。
おかげで『何をすればよいか』が明確になったよ。
沢山あるけど、その中でも一番やめてほしいものは何?
一度に全部は難しいけれど、これからはなるべく気を付けるようにするよ。
毒母卒業Step3:子育て以外に「打ち込めること」を見つける
過干渉なお母さんは、子育てが生きがいになっていて、子育て以外のことを楽しめていないことが多いです。
頭の中の殆どが、子どもの心配で埋め尽くされているために、自分のことを楽しむ余裕がないのです。
ですので、Step3と言いながらも、Step2と同時進行でやると効果的なのが、「打ち込めることを見つけてやってみる」です。
どうしてかというと、「自分の打ち込めることに没頭することで、その時間は子どもの心配をしなくてすみ、依存状態から脱出できる」からです。
打ち込めることの探し方
今「やりたいことは何ですか?」と聞いても、「わかりません」と答えるお母さんが殆どです。
そんな方はじっくり、「私、何をしている時が楽しいかな?」と考えてみて下さいね。
韓流ドラマでも!ヨガでも!あなたが時間を忘れるくらい没頭できることってないでしょうか?
「好きなことが仕事につながるといいよね~でも、そんなこと私にできるわけがない、、、」って、今思っているそこのあなた 笑
仕事につながるかどうかは、結局は「続くかどうか」です。
楽しければ!どんなことがあっても、わりかし(笑)続けられます。(私はコーチングもブログを書くことも、どちらも楽しいことでした)
それにね。
例え、仕事に繋がらなかったとしても、母が好きなことをして毎日楽しそうにしてくれることは、依存され、見張られ、管理され続けていた子どもにとっては、実に嬉しいことだったりするのです。(視野を広げましょう)
例えば

「色彩心理」ってなんだか奥が深そうな学問ですよー。

バンド組んだりも楽しそう♪

なんてたって!無料で!始められますから
今、好きなことが見つからない人は、とにかく目の前にあることをひたむきにやってみると、あなたの能力が磨かれて、あなたの「仕事」で誰かを幸せにできるようになります。
結果!「自信」や「充実感」を感じながら生きる人生へとスイッチできるのです。
母親の役割
Mothers have to be there to be left. by Erna Furman
母親は子どもに去られるためにそこにいなければならない
これ↑、おススメの子育て本「子どもを信じること」(田中茂樹著)の冒頭にある言葉で、私がとても感動した言葉です。
「見守る子育て」の目的は、「子どもの笑顔の自立」としていますが、近い将来、子どもが笑顔で自立して行く時、見送る側の母親は「心が成熟した状態」になっていることが必要です。
なぜなら、子どもが後ろ髪をひかれることなく、安心して新しい場所へと巣立っていけるようにしてあげるのが「本当の親の愛情」だと思うからです。
また、子育てに一番悩んでいた頃、友達が「ほど良い母親(Good enough mother)がいいらしいよ~」と教えてくれたことがありました。
コレは、イギリスの精神分析家・小児科医のウィニコットの言葉で、「完璧ではなくてむしろほどほどであることが大切だ」いう考え方で、良い母になろうとしていた私の心をすごくラクにしてくれました。
完璧を目指すと子育ては本当に苦しくなります。
ほどほどである自分を許し、自分のことは自分で幸せにできる母親になりませんか?
毒親だなんてもう言わせない!一日も早く!この不名誉な称号からオサラバしちゃいましょう!
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お知らせ
ただいま、わかばやしが直接サポートするコースは満席になっており、お申込みをストップしています。
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