習い事やめたい!と言われたら|続けさせる?やめさせる?親の正しい対応

・習い事の時間になっても、のらりくらりで動こうとしない

・喜んで通っていたのは最初だけ。月謝ももったいないし辞めさせるべき?

・才能があって、コーチや周りの父兄からも期待されているのに、文句ばかり言っている。

など、中高生ママ専門コーチの私にいただく「お子さんの習い事に関するお悩み」は想像以上に多いです。

殆どの場合、逃げ癖や辞め癖がつくかもしれないから安易に辞めさせたくないとおっしゃる方ばかりです。

今日は、子どもが「習い事をやめたい」と言った場合の正しい対応をお伝えします。

お悩みママ
お悩みママ

やると言ったからせっかく始めた習い事なのに、、、
もうやめさせるべきなのかしら?
でも簡単にやめさせたら、やめ癖がついちゃわないかな、、、

習い事をやめたたがる子ども5つの理由

子どもの習い事と言えば、体育系などサッカー、野球、武道(空手、剣道、柔道)、スイミング、体操やダンスなど、文化系なら進学塾、英語、プログラミング教室、ピアノ教室や書道、将棋など、今の日本には本当にいろいろありますね。

特に、小学生は習い事の全盛期。

ですが
習い始めたばかりなのに!
才能があるのに!
もう何年も続けているのに!

習いごとを嫌がって行き渋る子ども達は、想像以上に多いのです。

以下、習い事を辞めたがる子どもの理由を5つご紹介します。

  • 飽きた
    最初は楽しそうに思えたのに、実際にやってみると、めんどくさいことも多いので、飽きてしまいます(子どもは正直です)
  • 上達しない(成果がでない)
    上達のスピードを競ったり、レギュラーに選ばれたり。そもそも習い事は誰かと競わせることが多いもの。

    例えば、スイミング教室で進級がなかなかできないと、そりゃあ意欲は下がります。(うちの息子もそうでした~泣)
  • 人間関係(友達)が嫌
    「〇〇ちゃんが意地悪する~」などと訴えてくる場合も結構ありませんか?

    「その習い事自体は好きそうなのに、〇〇ちゃんのせいで、、、」となると、親として対応に悩んでしまう場面です。
  • 先生が嫌
    例えば、1対2などの個別塾などで、「〇〇先生は嫌だ!」というのはよく聞くお悩みです(うちの子もそうでした~汗)
  • 他にやりたいことができた
    そして、実は一番多いのが、「本人はそもそもやりたくなかったのに、親にやれと言われたから」状態の場合。

    いわゆる「良かれと思って」始めさせている状態です。

    習い事よりも、ゲームの方がやりたくて、習い事に行きたくなくなるのは非常によくあることで、ある意味、とても正直で子どもらしい理由だと思います。
ゲーム男子
ゲーム男子

ゲームをやってる方が楽しいもん!

習い事をやめたい子どもへの正しい対応

習い始めてすぐに「行きたくない」と言い出した場合や、長く続けているのに「辞めたい」と言い出したなど、ご家庭によって状況は様々だと思います。

高価な道具を購入したり、送り迎えしたり、お金も時間も労力も費やしてきただけに、単なるワガママに感じて、怒ってしまう親御さんもいらっしゃいます。

正しい対応は、子どもの話を聞いたり受け止めたり、質のよいコミュニケーションをとる事を心がけ、最終的にどうするかは子ども自身に選択させることです。

  • 子どもの話をじっくり聞く
  • 無理に続けさせない
  • 子どもの気持ちを尊重する

❶子どもの話をじっくり聞く

「どうしてやめたいの?」とシンプルに聞いてみましょう。

「楽しくないから」「やる気がなくなったから」などの理由を、否定せずに聞くことが、最善の未来に繋がります。

親は途中で口を挟みたくなりますが、お口チャックで子どもの本当の気持ちを聞いてみましょう。

❷無理に続けさせない

せっかく長く続けているのに!途中で辞めたらもったいない!お友達がいなくなる!など、親の価値観を押し付けて子どもを説得しようとする親御さんは非常に多いです。(過去の私です)

ですが、やりたくないことをやらせる子育ては非常にストレスで、否定する言葉が増えるので子どもの自己肯定感を下げてしまうことがあります。

また、過去の私も多用しましたが「ちゃんと行けたら○○を買ってあげる」とご褒美作戦にもなりがちで、子どもの成長に悪影響を与えます。

クールダウンも兼ねて、しばらくお休みするという選択肢もありますので、意固地にならずに柔軟な姿勢を持ちましょう。

❸子どもの気持ちを尊重する

習い事をするのは子どもであって親ではありません。

もちろんお金を払っているのは親ですが、行く・行かないは子どもの問題となりますので、たとえ小学生だったとしてもなるべく本人の希望を受け入れてあげましょう。

特に、サッカーや野球など、(才能があるのにもったいなくて)辞めさせようとしない方がいらっしゃいますが、教育虐待にもなりかねませんのでご注意ください。

スクール、レッスン、塾に子どもを振り回す教育ママの私
元教育ママの私は
息子を振り回していた自覚あり

子どもの声を全く
聞いていませんでした(汗)
わかばやし
わかばやし

「せっかく始めたのに」「もったいない」と嫌みを言ったり、「きっと後悔するよ」と不安をあおるのはNGです!

親の価値観を押し付けています!

やめ癖や逃げ癖をつけないための対策

すぐにやめると、やめ癖がつくのでは?という心配がある親御さんもいらっしゃいますよね。

安心してください。やめ癖は迷信だと教育評論家の親野智可等さんもおっしゃっています。

また私自身も大丈夫だと実感しています。

というのは、元教育ママの私は、幼児教育を始め、英語、サッカー、スイミング、空手など、二人の息子にいろんな習い事をさせていまして、途中で辞めさせた経験が沢山あるからです。

今二人とも大人になりましたが、結果としてやめ癖や逃げ癖はつかず、むしろ自分のやりたいことに粘り強く取り組む人になりました。

そんな私が気をつけていたのは、自己肯定感を下げない関わり(声掛け)です。

例えば、「期待していたのに途中で辞めるなんてあなたにはガッカリした。そんなんじゃ将来困るから」と親から言われた子は、「自分はダメな子なんだ」と自己肯定感が低くなり、チャレンジしない子になるかもしれません。

逆に、「ちょっとやってみたけど、あなたには合わなかったのね。」と肯定的な声掛けをしてもらえたら、その習い事の経験は無駄にならず、自己肯定感も下げずにすみます。

つまりは、捉え方次第。

子どもに大きな影響を与える親が、前向きな気持ちで次に進めば大丈夫です!

あなたには合わなかったのね。
そういうこともあるよね。

習い事を辞めたけどうまくいった成功例2選

❶空手をやめたけど上手くいった事例

実は私には黒歴史があります。

小学生時代の習い事・空手をやめさせたくなくて、モーレツ母化していた時期があるからです。

そもそも、息子達がやりたくて始めたことではなかったのですが、先生や周りの親御さんから褒めていただくことが多くて、それが嬉しく誇らしくて、親の楽しみ(生きがい)になっていました。

ですが、そんなスゴイ才能があるのに、稽古に喜んで行くことはほぼなくて、ひどい時は、お腹が痛くなってトイレにこもったりもしていました。

辞めたいオーラがずっと出ていたのに、目をそらし続けていた私。

「どうしてもっと頑張らないの!」と怖い顔をして無理やり行かせようとしていました。

ですが、ある日、自分が子どもの気持ちを無視して、暴走している親であること気づいて、辞めさせました。

親として「間違った対応」をしていたから、苦しかったんですよね。

その後の息子達ですが、高校に入学すると、それぞれ自分の好きな事(部活)を見つけて極めていきます。

本当にやりたいことは親が何にも言わなくても楽しそうに続けると、子どもの眼差しから教えて貰った苦~い思い出です。

❷塾を辞めたけど上手くいったYさんの事例

またクライアントさんのYさんの成功例をご紹介します。

今まで続けていた塾を急に辞めたいと言ったお子さんの話を受け入れてみたら、オンラインを使うなど「自分に合ったやり方」で勉強するようになって、志望校に無事合格されました。

親子仲良くいること、子どもの気持ちを尊重することを優先された結果、やる気を引き出した成功例です。

まとめ:習い事をさせる時の注意点

習い事をさせる時の注意点は、常に「どうするかは子どもに選択させること」を肝に銘じておくことです。

子どもの才能はどこに隠れているかわかりません。

想定外なものに引かれて、やり出したらピッタリだった、ということがよくあります。

たとえ数回やってすぐやめたとしてもムダではなく、やったことのない子に比べれば、一つ引き出しが増えたということだと思いませんか?

親は「続けさせること」に執着はせずに、柔軟な対応を心がけましょう。

どうするかは子どもに選択させることが、結果として子どもの才能を伸ばします。

習い事を嫌がる時の対応について別視点で解説しています

「長く続けてきた習い事のやる気ダウン時の対応」について、動画(見守る子育て塾)で詳しく説明しています。

男の子の習い事の場合、お父さんも同じスポーツ経験者な場合も多く、悩みの構造が複雑になりやすいですが分解してみると、この問題の本質が見えてきます。

【サッカー野球武道など】
長く続けた習い事のやる気ダウン時の対応
動画版「見守る子育て塾」より

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この記事を書いた人(監修者)

わかばやしゆかこ

長野県松本市在住 
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル4,500時間以上を実施
・24歳(社会人)と21歳(大4)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年

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習い事やめたい!と言われたら|続けさせる?やめさせる?親の正しい対応” に対して2件のコメントがあります。

  1. 記事を読ませて頂きました。
    子どもが「辞めたい」と言ったときに、親の意見を押し通すのではなく、子どもに決定権を与えることの大切さを再認識しました。
    実際に習い事をするのは子ども自身ですもんね。

    とても参考になりました。
    ありがとうございました!

  2. yukako より:

    りり| そろばん生活さん

    嬉しいコメントをありがとうございます。

    子どもに決定権を与えて本当に良かったと思っています。

    こちらこそありがとうございました。

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