進学校で落ちこぼれた子へ親の支援|V字成長した実例紹介

子どもが進学校に合格したのに、落ちこぼれてしまいました。
「学年末の通知表に1があると留年です」と担任から宣告されてしまい、生きた心地がしません。大学受験もその先の将来も心配です。

わかばやし
お子さんがせっかく進学校に入ったのに、落ちこぼれてしまうと、親として悩んでしまいますよね。
実は、私の息子も進学校で落ちこぼれてしまいましたが、高2から急に勉強を始め、V字成長していく姿に感動しました。
この記事では、進学校で落ちこぼれてしまう原因や対応について解説し、実際に、ビリから大逆転した息子に親としてどんな関わりをしたか?についてお伝えします。
もくじ
進学校で落ちこぼれる6つの原因

見たこともない点にショックを受ける母多し
ふつうの進学高校における「落ちこぼれ」の基準は、だいたいどこも下位20%の成績不振者を指すことが多いです。
定期テストの際、「平均点の半分以下が赤点」となる場合が多く、その場合は追試や補講などの救済措置があります。(公立や私立、その学校によって違いますが)
また留年の場合は、テストの点数+提出物+出席なども加味され、たいていの高校は成績表に一つでも「1」があると留年する場合が多くなります。

赤点ばっかりで、留年が本当に心配。
高校受験が終わったら安心出来ると思ったのに、、、
原因1)レベルについていけない
偏差値の高い進学校には、そもそも学力の高い学生が多く、授業のレベルが高く進度も速いため、ついていけなくなることも多いです。
中には、もう高1の時点で目標(志望大学)を決めてコツコツ努力している子もいますから。
ですので、そんなに努力しなくても中学まではそこそこ勉強ができたタイプの子は、ついていけなくなります。(実はこのタイプの男の子ママからのご相談が多い)
また、真面目で時間数的には勉強しているのに、結果が伴わないタイプの子もいて、こちらも辛そうです(←時々あるご相談事例。真面目で繊細なタイプの子が多く、受験ノイローゼになる子も)
原因2)過度な期待と燃え尽き症候群
高校に入学後、燃え尽き症候群のようになってしまうお子さんもいらっしゃいます。
私の印象ですが、ずっと親に決められたレールの上を進み、合格がゴールになってしまっていた子がバーンアウトする感じです。
親や塾でお尻を叩かれ過ぎて、自分なりの『勉強する目的(理由)』を見いだせないまま、勉強をやらされているとなりやすい現象です。
原因3)自主性や主体性が育っていない
そもそも、名門校と言われる進学校は自由な校風で、生徒の自主性を重んじる学校が殆どです。
入学後は、自主的に予習復習をすることが前提で授業が進められます。
しかも、周りは全員、その地域の秀才たち。
ですので、自主的に勉強する習慣のない子は最初で(高1)つまづくことが多いです。
原因4)劣等感か・ら・のあきらめ

周りの同級生の「優秀な雰囲気」に圧倒され、劣等感で「やる気」が出ない場合も多いです。
周りがすごすぎて自信を失うことって、社会に出てからも結構ありますもんね。
そもそも大学受験で問われる知識量は半端なく、コツコツ勉強を積み上げることが必要なのが高校時代。
そのためには「自分でもやればできる」という「自信」が必要です。
ですが、親から責められ否定されてばかりだったり、「こうしなさいあーしなさい」と正しいやり方ばかりを押し付けられると、「自分ならできるかも」とは思えなくて諦めてしまうんですよね、、、
また、こういったあきらめの境地から、同じような仲間とつるみ、遊んでばかりになることもあります。

自分のことを認めてくれる仲間の元へ
原因5)先生や友達との相性の問題
先生との相性が悪くて、勉強への意欲を失ってしまう場合もあります。
その子の長所を見て伸ばすコーチング的な指導ではなく、ザ・昭和的な短所を叱責してばかりの指導で潰されてしまうお子さんの話を聞くと、胸が痛みます。
原因6)1点集中、部活打ち込みタイプ
進学校は文武両道を目指していることも多いですが、部活も、勉強も、両方同時にこなせない子は、勉強の方に余力を回せず苦労している場合もあります。
ですが、このタイプの子は、部活を終えてからやる気を出す場合も結構あります。
進学校で落ちこぼれた子の末路~2つの未来~
高校卒業後の未来がご心配な方も多いですよね。
ここでは、大きく2つに分けられる未来についてご紹介します
- 悔やみながら生きてく
世間体を気にしながら生きている人が多い日本では、学歴コンプレックスを抱えて生きていく人が大多数だと感じています。
どうしてかというと、元いた場所が進学校という誇り高い場所にいたために、理想と現実のギャップにショックを受け、ずっと自己卑下や自己否定する気持ちに囚われてしまっているからです。
そして、結果として、自信の本来の能力を活かすことが出来ず、良い仕事(=人に喜ばれるために収入も高くなる)に繋がりにくくなっています。
【子どもがこうなる親の特徴】
ずっと親が子どもを責め続けていることが多いです。(恥ずかしい思いをさせられた、ガッカリさせられた等の気持ちを持ち続けている) - 自分らしく生きる
進学校から落ちこぼれた~、という経歴があったとしても、幸せに成功している人もいます。
こういった人は、まだまだ今の日本では少数ですが、理想の状態になれなかった一時的なショック(❶の状態)から立ち直って、自分らしく成功する生き方にスイッチしていった人とも言えるでしょう。
【子どもがこうなる親の特徴】
親が子どもを責めず、落ちこぼれたことを気にしていない場合が殆ど。
人は夢破れた時、誰でも最初はショックを受けますが、そんな時、親御さんの温かいサポート(見守る子育て)があれば、早く抜け出せると考えています。
「あの時もっと勉強しておけば、よかったのに…」と、ずっとわが子を責め続ける親御さんや、コースアウトしたわが子を恥ずかしく思う親御さんは多いですが、これを辞めましょう。(キッパリ!)

人は誰でも失敗し、人生は輝かしいことばかりではないですから、わが子の失敗を嘆き続けずに「こんなこともある」と受容してみませんか?
すると、不思議といろんなことが上手く行き始めます。
進学校で落ちこぼれた子に親ができること

子どもの心に信頼(愛情)という名の
エネルギーを注ごう!
進学校で落ちこぼれた子に親ができることはなんでしょうか?
ここでは3つご紹介します。
1)状況を正しく理解する
たいていは、成績不振が続くと保護者が呼び出されて「留年の危機」について担任から説明があります。
「わが子が進級出来ないかもしれない」という状況は、心配症の親御さんにとってはとてつもなく恐ろしいものとなりがちですが、正しい理解をするようにしましょう。
親が騒ぎすぎず、冷静な対応をすることがお子さんの成長や奮起に繋がります。
2)肯定的な関わり
厳しいことを言うようですが、落ちこぼれるかどうかは、「子ども自身の問題」であって「親の問題」ではありません。
ですので、本人以上に過剰に反応して、例えば、家庭教師をつけたり親と一緒に勉強する(強制的に)など、一生懸命になりすぎてトラブルになっているご家庭も少なくありません。
基本「子どもが自分で何とかする力」を信じて、どうするかは本人に考えさせましょう。
具体的には、「親にできる事があったら言ってね」と、親は後方支援に回り、本人に任せるスタイルです。
この問題は子ども自身がやる気にならなければどうしようもないことですから、そのためには、親が解決しようとしないことが、すごーーーーーく大事です。
3)適度な息抜きとカウンセリング
とはいえ、留年の心配で夜眠れなくなったり食欲が落ちたりする親御さんもいらっしゃると思います。
できるだけ無理はせずに心と身体を休めることを大切にして、辛い心の内を話せる人がいたらじっくり話を聞いて貰うことをオススメします。
進学校で落ちこぼれた時、親がしてはいけない2つのこと

と子ども自身が感じています
では、進学校で落ちこぼれそうになった時に、親がやってはいけないことを2つご紹介します。
やってしまうと逆効果になる場合が殆どですので、ご注意下さいね。
1)親がなんとかしようとする(先回り&お膳立て)
勿論、保護者面談などで学校側(先生)から指摘される場合も有りますが、将来(末路)を心配するあまり、塾や家庭教師を探すなど、親が何とかしようとする方が多いです。
ですが、ほとんどの場合、あまりいい結果には結びついてはいません。
基本、本人が「どうにかしなきゃ」と焦って動き出すまでは、(たいていは塾に行かせて欲しいとお願いする場合が多い)親は手を出さずに見守りたいものです。
2)子どもを責める(泣く)
「どうしてこんなになるまでほっておいたの!」「このままだとどうなっちゃうと思うの!」など、子どもを責めている方も多いですが、これは百害あっても一利なし。
やる気を引き出すどころか、プライドをくじき、親子関係を悪くするだけです。
自分のご機嫌は自分でとるようにして、不安を子どもにぶつけないようにしましょう。

自分のことは自分で考えるから、余計なことは言わずに、ほっといてほしい。
親は自分の人生を生きてくれ!
落ちこぼれからV字成長!成功体験のご紹介
進学校で落ちこぼれて学年ビリになってしまった私の息子。
その時、親としてどんな関わりを心がけたかというと、とにかく「子どもの問題」に介入せず「見守る」に徹することでした。
すると、高2の秋からやる気が爆発し、テストの度にどんどん成績を上げていきました。
その際に、私が心がけていたことを5つ紹介します。
- 話を否定せずに最後まで聞く
途中でアドバイスしたくなっても我慢 - 子どもの味方になる
不安をあおる言葉や嫌味を言わない - 頼まれごとをされた時に初めて動く
先回りやお膳立てはしない - 「大丈夫 なんとかなる」と思っとく
黙っておく、何も言わない、本人に任せる - 子どもの「自分で何とかする力」を信じる
信頼は無気力状態のお子さんへの一番のプレゼントです
・・・
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落ちこぼれが辛い進学校ママに
実は、進学校ママからのお問い合わせは多くて、そのお悩みは「進学校ならではの風潮(進学校あるある)」に起因しているように感じています。
お母さん達が「なるほど、進学校ってそんなもんなのね」と受け入れて、心穏やかに見守れるように、「進学校あるある」を4つご紹介します。
- 自由な校風
昔からの伝統校が多いので、自由な校風の高校(含:中高一貫校)が多く、生徒の自主性を大事にしていることが多い。
ですので、先生の面倒見という点においてはあまり期待できず、落ちこぼれそうになった場合、必然的に外部の塾や家庭教師に頼らざるを得ない。 - 上位と下位の成績の差が激しい
自由な校風ゆえに、成績上位者はほっておいても自主的にどんどん勉強するが、成績下位者は全く勉強しなくなる。赤点、追試、留年など、常連の子どもも多い。
故に、落ちこぼれ組が奮起すると、学年順位が30番くらいは一気に上がるが、そこから上位組に食い込むのは難しい。 - 4年制と言われるくらい浪人も多い
高校時代、部活や学祭で青春を謳歌し全てやり切った後に受験勉強へとスイッチする学生も多く、当然のように有名大学を目指すために、浪人率も高くなる。
ちなみに、息子の通っていた公立高校では学年の1/3、毎年100人くらいが浪人して大学に進学。 - うちの高校からだと〇〇大学合格は当たり前
高校のレベルにもよるが、進学先として国公立が当たり前、有名大学に入れないのは負け組認定になっている進学校も多い。特に教育熱心な親御さんは「負け組の烙印」を押されてしまうことが耐えがたく辛い。

していませんか?
本来なら、進学校で落ちこぼれると一番辛いのは本人です。
ですが、当の本人よりも親御さんの方が困って、苦しくなってしまうと、家庭が本当におかしくなってしまいます。(←この状態が非常に多い)
実は、私自身も進学校で落ちこぼれていましたが、当時親から責められたことが全くないことを今回思い出しました。(母は自分の仕事に集中し、いい感じでほっておいてくれた)
「進学校に子どもを通わせるお母さん」は、優秀な子を育てるが故のプレッシャーがあります。
ですが、プレッシャーをはねのけ!大切なお子さんの「自分でなんとかする力」を信じて見守ることができますように。
「やればできる子」の可能性を引き出せる親は、信じて任せる力が強い人です。
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この記事を書いた人(監修者)

長野県松本市在住
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル5,000時間以上を実施
・26歳(社会人)と23歳(大学院1)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年
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いつも動画やブログを読み励まされています。なんとかギリギリ進級できた息子も高二になりました。二年生になったら頑張ると言ってましたが、中間考査前でも以前と変わらずゲームや友達と遊びノー勉強でテストを受けたようです。一応進学校なので周りの友達はとても勉強に励んでたりしてますが、ウチは学年ビリのまま。最初は悲しくてショックでしたが私が勉強どうこうできるわけでもないし、勉強の事は一切言わず様子をみてます。私の出来ることは美味しいご飯や話しかけてきたらどんな話でも(ぬいぐるみ男子らしくちょっと甘えん坊?)聞いたり笑ったりして。ゆかこ先生の話しで、勉強や生活の小言を言わない事で、下心が1パーセントくらいはありますがもうほとんど諦めてお任せしてました。
毎日楽しくしてるようです。しかしお任せしてたんですが、、赤点ほとんどぽくまた学年ビリは流石に心配になってきました。
特に息子には何も言わず普段通りに過ごしてます。
やらなくちゃと言いながら、朝になると「携帯でゲームしてたから勉強出来んかったぁ。やばいしもうダメや」ってグズってます。特にしかる事もないし好きなフルーツを朝に準備してる毎日です。
仕方ないですよね。息子自身の問題ですね。グチみたいになりました。すみません。私に出来る事はあるのでしようか?
ゆみんさん
ありがとうございます。
下心が1パーセントくらいってすごいです!
息子さん毎日楽しく普段通り(←有難いですね)
今「ヤバい」という言葉で出ているので、試行錯誤されている時期なのでしょうかね。
「できること」と言うご質問ですが、もしも私なら。。。
あと1パーセント頑張って、下心をゼロにする(=子どもを期待通りに動かすのは無理だと観念する)だろうなぁと。
そして、子どものことを考える時間を極力減らして、仕事や趣味など自分自身の人生を充実させる方に舵取りするだろうなぁと思いました。
参考になれば幸いです。
お忙しいなかお返事ありがとうございました。私はあまりにもガッカリすぎて諦めて暗い気持ちで私に出来る事はないんだなぁ息子に任せるしかない、私が何とかしなくちゃって思わなくなってきた状況です。でもこんな気持ちになった事がなくもしかしてと言う下心1%なんじゃないかと思って反省したりします。中学1年から今も行き渋りがあってもっと息子をよく見ないとと仕事もセーブしてましたが最近仕事でもリーダー的な仕事が増えてきて、もう自分の事をする時期がきたんだろうなと引き受けてます。「子どもを期待通りに動かすのは無理だと観念する」次男のそんなとこも受け止める感じの明るい母にいつかなれるようにゆかこ先生のブログを読んだり仕事をして元気にしていこうと思ってます。いつもありがとうございます。