自分から勉強する子の育て方~自発的に学習する子の家庭環境と親の関わり方を解説!

・親が何も言わなくても、自分から勉強する子を育てたい

・自主的に勉強する子のお宅の育て方のコツを知りたい

みたいな方に向けて、東大生の例や、私自身が実際にやって息子が自分から勉強するようになった対応についてご紹介します。

子育て本を何冊も買って、評判のいい塾に通わせ、「食べ物」や「声かけ」や「風水」など(笑)いろんな方法を試してはみているけどちっともうまくいかない(涙)

こんな「過去の私」のような教育熱心なお母さんに読んでいただきたいです。

わかばやし
わかばやし

親の言うことを聞くいい子ではなくて(脱!管理教育)、自分から勉強する子を育てませんか?

はじめに:自分で学ぶ力の重要性

親から見た「育てやすい子」は、圧倒的に、大人の言うことをきく子(=管理しやすい子)ですが、就活の際、多くの企業側が求めるのは主体性がある子だと言われています。

主体性とは、自分の意志や判断に基づいて、責任を持って行動することで、主体性のある人とは「自分で決められることは自分で決め、行動する」人のこと。

自分の頭で考えて動けない人(=指示待ち族)ができそうな仕事は、もうAIがやる時代になりましたもんね。

ですので、この自分で考えて学ぶ力を、高校卒業するまでに育てておくと、就活の際にはもちろんのこと、親は老後、安心して暮らせそうです。

▼参考記事▼
主体性がない人の特徴と原因。就活で困らない子を育てる方法

何が「自ら勉強する子」を育てるのか?

最近「見守る子育て」を実践された方から急に自分から進んで勉強するようになりました!という報告をいただくことが増えました。

これは、子どもが勉強のやる気を出す出さないには、そばにいる「親の姿勢」や「環境」が大きな影響を与えているからだと感じています。

ここでは詳しく説明します。

1)親の関わり方の基本

勉強や受験は、子どもの問題であって、親の問題ではありません。

ですので、子どもに必要以上に干渉して、勉強を強要する姿勢は御法度です。

特に、親離れが始まる思春期以降、子どもの問題は、子どもに任せて、親は勉強や生活面になるべく口出ししないことが「見守る子育て」の基本姿勢です。

▼合わせて読みたい▼
効果バツグン!「勉強しなさいと言わない子育て」で学習意欲を引き出す方法

2)家庭環境(学習環境)の整え方

勉強がはかどる場所として思い浮かぶのは図書館ではないでしょうか?

図書館には、指示命令する人、怒鳴る人、嫌みを言う人もいない静かな環境です

親は小言を言わない静かな環境の一部になることを目指してみませんか?

また、家族仲が悪い家庭は居心地が良い環境とは言えません。

沢山の中高生家庭のお悩みを聞いてきた子育てコーチとして、夫婦仲や親子仲を整えることも、実は子どものやる気に大きな影響を与えると実感しています。

成功事例から学ぶ子どもの自主性&豊かな学び

東大生はどう学んでいたか?

興味深いアンケート結果を見つけました。

親から「勉強しなさい」といわれた東大現役合格者はわずか「16.7%」、約9割が「両親はよく話を聞いてくれた」

大学受験の結果が出そろい、新しい生活がスタートした学生のみなさんも多いのではないでしょうか。東進ハイスクール・東進衛星予備校が発表した「2022年東大現役合格者アンケート」によると、両親から「勉強しなさい」と言われた東大合格者は16.7%でした。また、約9割が「両親は自分の話によく耳を傾けてくれた」と回答したそうです。

引用元:まいどなニュース2022.04.02

親は「勉強しなさい」と声かけするなど勉強を促すよりも、子どもの話に耳を傾ける方が効果がありそうです。

▼参考記事
東大生の母「究極の存在承認の言葉」

効果的な家庭学習の習慣

息子から「志望校に合格する人は、毎日同じ時間に来て、同じ時間に帰宅していた」と予備校の先生がおっしゃっていたと聞きました。

例えば<朝8時に予備校にきて、18時に帰宅する>といった感じで、毎日淡々と同じペースでやり続けた子が合格したのだと。

つまり、毎日の習慣にしてしまうと勉強は継続しやすいく、目標達成もしやすいということだと思います。

以下、高2から急にやる気スイッチがドカンと入った息子が、予備校や家でやっていた方法をご紹介します。(母目線です)

  • 勉強する場所を決める
    予備校の自習室や私の部屋など、漫画やスマホなど誘惑するモノがない部屋を選んで勉強をしていました。
  • 決まった時間に、毎日続ける
    現役時代は学校帰りに予備校に寄る習慣でした。また、帰宅後は夕食後9時から21時までは勉強するなど、決まった時間に○○をすると決めて、やっていたようです。
  • 目標・計画を立てる(志望校を決める、テストの目標点を決めるなど)
    息子は予備校に入る時に志望大学と学部を決めていたので(大きな目標)、その目標を細分化して毎日学習する内容や分量を決めて勉強していたようです。

▼急にやる気スイッチが入った高2息子の話
勉強しない高校生のトリセツ~やる気を出すために必要な3つのこと~

子どもに「勉強は楽しい・役に立つ」と思わせる方法

嫌なこと(勉強)をイヤイヤ続ける事ほど、苦しいことはないと私は思います。

勉強すると

点数が上がる!
目標の場所(志望校)に近づく!
親から褒められる!
モテる!(笑)など、

特に子どもにとって「勉強は楽しい!役に立つ!」という感情を感じるようになることが非常に大切で、根底にその感情があるから勉強を習慣化できるのだと感じています。

ここでは、子どもがそう感じるために、親はどんな工夫ができるか、ご紹介します。

1)モチベーションを高める2つの工夫

子どものモチベーション(やる気)を高める親の関わり(影響力)を2つご紹介します。

  • 強みや変化を承認すること
    子どもの短所を伸ばそうと躍起になっている人が多いですが、長所を見て伸ばすのがコーチング流。

    その子の「良いところ」「人とは違う個性的なところ」を承認してあげましょう。

    また小さな変化や成長に気付いて認めてあげるのも(成長承認)、モチベーションを高める事ができます。
  • 子どもの将来の可能性を信じること
    もしも、絶対無理!と思えるような大学や、進路の話をしてきたとしても、「そうなんだね。きっと大丈夫!!あなたならできるよ」と肯定的に話を聴いてあげましょう。

    「何考えてるの!そんなの無理でしょ」とジャッジして否定するのはドリームキラーです。

    その子の夢だけでなく、やる気の芽を潰していることも多いのでご注意ください。

2)遊び心を取り入れた学びの場

未就学までは、遊び心を取り入れた習い事など、親が誘導することもできたと思うのですが、中学生以降は反抗期。

親の言うことは聞かない時期に突入します。

それに子離れを意識する世代に入りますので、親が見つけたものをあてがうと言うよりは(←過干渉です)本人が興味関心を持ったもの(たとえゲームだったとしても)を否定しないで「何がそんなに面白いのか?」など聞き役に徹するといいと思います。

「努力は夢中に勝てない」という言葉がありますが、その子の夢中になるモノの中に、勉強のやる気の芽も眠っていると感じています。


注意)努力は夢中に勝てないとは、元々は孔子の言葉 「知之者不如好之者、好之者不如樂之者」 。天才は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てないという意味

子どもの自律性を妨げるNG行動

親が良かれと思ってやっているのに、結果として自立や自律の妨げになっている行為は沢山あります。

・勉強しなさい、宿題は?などの声かけ

・高校や大学など親が先回りしてお膳立てすること

・勉強のサポート

などは、NG行為です。

思春期子育てNG10選
青年は目を離せ、心を離すな(アメリカ先住民の言葉)

信頼関係が一番大切です

「勉強しなさい」の落とし穴

「勉強しなさい」は指示命令の言葉です。

特に、正論ですから、思春期の子どもにとっては反発したくなることの最もたるものではないでしょうか?

勉強はやるもやらないも本人の自由。

  • いつやるか(やらないか)
  • どれくらいやるか(やらないか)
  • どの順番でやるか(やらないか)
  • どんな風にやるか(やらないか)など

すべてを本人に任せているからこそ「勉強が好き&得意な子」を育てることができる、と考えています。

ですがおそらく、今この記事をお読みの方のお子さんは、今「勉強がキライ&得意ではない子」が多いと思うのです。

そんな状態の子ににとっては、特に!

勉強は

  • めんどくさいもの
  • やりたくないもの
  • 親から怒られるもの

だったりします。

決して、「勉強が好き&得意な子」のように、「勉強は自分の夢や目標をかなえるもの」「楽しいもの」という認識ではないわけです。

だからこそ「勉強のやる気」が出ない。

やる気がなくなっている高校生男子

さらに、この「勉強が嫌い&得意ではない」子は「勉強がやりたくない」状態の時に、親からずっと「勉強はやるべきだ」という価値観で裁かれ、ガミガミと否定し続けられることで、さらに「勉強したくなくなる」という悪循環が起きてしまっています。

▼勉強しなさいと言わない子育てをやってみたい方に▼
「勉強しなさい」と言わなくても、自分から勉強する子に育てるには

過干渉がもたらす弊害

過干渉とは、子どもが望んでいないことをやり過ぎることですが、毒親の特徴だとも言われています。

過干渉チルドレン達は、(親の理想を押し付けられ)否定ばかりされるので、自己肯定感が低くなってしまいます。

また、人のせいにしたり、自分に自信が持てなくなったり、やりたいことがわからないという若者も増えています。

▼参考記事▼
【過干渉に育てられた人の9つの特徴】毒親予備軍のタイプや口癖を解説

勉強のやる気を引き出した先輩ママたちのご紹介

勉強する高校生男子

うちの2人の息子を始めとして、自分のお子さんから「勉強の本物のやる気」を引き出したお母さん達がだんだん増えてきました。

例えば、うちの息子の場合だと

  • 高校で学年ビリから偏差値30以上アップ↑
  • 大学受験前は1日10時間以上勉強!
  • 定期テストは2週間前からコツコツ準備

みたいな感じのことが起きました。

それこそ、中学生の頃は息子達2人共が「ちっとも勉強しない子」だったので、この変化には本当にびっくりしています。

特に、長男は高1で学年ビリとなりまして!親としても倒れてしまいそうな程のショックを受けましたが 苦笑

それでもなお「勉強してもしなくてもどっちでもいい」の姿勢で見守り続けると、高校2年生の秋から急に爆発的な勉強のやる気を出しまして、猛勉強の末大学に合格しています。

あなたも、お子さんを見守って、自分から勉強する子どもを育ててみませんか?

▼自分から勉強するようになった!クライアントさんの事例▼
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ただいま、わかばやしが直接サポートするコースは満席になっており、お申込みをストップしています。

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自分から勉強する子の育て方~自発的に学習する子の家庭環境と親の関わり方を解説!” に対して2件のコメントがあります。

  1. ぱんだ より:

    yukako様
    中1の息子がおります。春頃からこちらのブログを拝見し、心を落ち着かせ、少しづつ見守る子育てを目指して頑張っています。
    うちの息子もゲームが好きで…。勉強はやらなくちゃいけないとわかっているようですが、なかなか自分をコントロールできないようで、長時間ゲームをしています。今回のテストでは、なるべく口を出さないようにしていました。案の定、成績は下がりました。
    最近、本人から「次のテストで○○点以上とったら、パソコンを買いたいけどいいか??」と言ってきました。そういうご褒美があったら、やる気が出て頑張れるというのですが…。私としては、勉強は自分のためにしてほしいと思っていますが、やる気を出すにはご褒美もアリなのか、悩んでいます。
    yukakoさんはご褒美について、どうお考えでしょうか?

  2. yukako より:

    ぱんだ様

    ご購読をありがとうございます。

    中1の息子さんの見守る子育てを頑張っておられるのですね。
    毎日お疲れ様です。

    ご褒美の、「もしも私なら」というスタンスでお答えさせていただきますね。

    もしも私なら。。。

    親から言い出したわけではないので、否定はせずにゆっくりと本人の気持ちを聞いてみるだろうなぁと。

    というのは、例えば私自身も「ダイエットを頑張ろう!」と思ってもなかなかやる気が出ない場合、3キロ痩せたら服買おう!と自分を鼓舞することをやっているからです。

    なので、そういう意味で(自分から言い出した場合)ご褒美はあり。かなぁと。

    ですが、パソコンは中学生にしてはかなり高額なもので、持たせるには気になる部分かと。(時代が違うかもですが、うちは息子二人ともスマホは高校デビュー、PCは高専と大学から)

    パソコンで何がやりたいのか?

    家のパソコンではダメなのか?

    など、腹を割っていろいろ話を聞いてみるだろうなぁと。

    参考にしてもらえれば幸いです。

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