子どもが勉強しないと悩む親のための完全ガイド|自分から勉強する子の育て方
・ゲームやスマホばっかりで、ちっとも勉強しない子どもに悩んでいる
・評判のいい塾に入れたのに、遅刻してばかりで全くやる気が見えない
などでお困りの親御さんは多いと思います。
ですが、そんなお子さんへの現在の対応は、子どものやる気を削ぐ対応になっているかもしれません、、、
これまで中高生ママ専門コーチとして悩める中高生ママ達をサポートをしてきた中で見つけた「やる気を引き出す対応」をお伝えします。
塾や通信教育など、毎月の教育費をかなりかけているのに、ちっとも勉強しない小学生や中高生にお困りの親御さんに読んでいただきたいです。
もくじ
子どもが勉強しない9つの理由
何事も上手くいかないことがある場合、その原因を考えることで、どう対応すると良いかが見えてきます。
ここでは「子どもが勉強しない理由」を9つご紹介します。
- 勉強が難しいと感じている
- 勉強のやり方がわからない
- 親が強制するから
- 集中力が続かない
- 楽しく教えてくれる先生に出会っていない
- 勉強する意味がわからない
- 勉強する環境が整っていない
- 部活や塾などで疲れている
- スマホやゲーム・動画の誘惑
1)勉強が難しいと感じている
授業の途中でつまずいてしまって、チンプンカンプン。
苦手意識が先行してしまっていて、勉強は難しいと感じているから、やりたくないという状態になっています。
2)勉強のやり方がわからない
勉強のやり方そのものがわからずに途方にくれている場合もあります。
わからないことを考え続けないといけないことが苦痛で、その苦痛から逃れるためにゲームや漫画などに手が伸びてしまっている状態です。
3)親が強制するから
教育熱心な親から勉強しないと怒られる為に、勉強嫌いになってしまった子どもは日本には想像以上に多いです。
義務感があったり、人から強制されることは、嫌いになりやすいですよね。
特に、受験生の場合は親がプレッシャーを与えて勉強を強制している場合もあります。
▼参考記事▼
⇒受験生なのに勉強しない!子どもの原因と親ができる最善の対応
4)集中力が続かない
学年+1時間など勉強時間の目安を言う先生がいますが、集中力が続かない年齢や発達の特性もあります。
親が「こうあるべき」という正論に振り回されないようにして勉強時間数にこだわらない、そして、嘆かないことが大事です。
5)楽しく教えてくれる先生に出会っていない
予備校時代に勉強を楽しく教えてくれる先生に出会ったことで、ガラッと様子が変わり、楽しそうに勉強するようになった息子を目撃した私。
先生が生徒に与える影響力を目の当たりにしました。
子どもの気持ちを理解して、楽しく教えてくれる先生や大人がいれば、勉強が好きになる子もいるはずです。
6)勉強する意味がわからない
なぜ勉強しなくちゃいけないのか「自分なりの意味」を見つけていないと、やる気スイッチは入りにくいです。
「将来困るよ」「選択肢が広がるから」という大人目線の正論を押し付けても、心から納得できないでいるために、勉強するという行動に結びつきにくいのだと感じています。
7)勉強する環境が整っていない
実は「子どもの部屋が汚部屋で勉強できる状態ではありません」という嘆きのご相談を中高生ママからよくいただく私。
部屋の状態は心の状態だいう話を聞いた事はありませんか?
もちろん、片付けられない特性のある子もいますが、学校でも家でも小言ばかりで心が疲弊し、心の中がぐちゃぐちゃで部屋を片付ける気力がわかない子も想像以上に多いと実感しています。
8)部活や塾などで疲れている
特に中学生になって部活を始めたり、進学塾に行き始めたことで、疲れている子も多いです。
高校受験が気になり不安な中学生ママもいらっしゃると思いますが、そもそも成長期でもあり心と身体に負荷がかかっている時期であることに気づいてほしいです。
▼参考記事▼
⇒勉強しない中学生をほっとくとどうなる?ホンモノのやる気の育て方
9)スマホやゲーム・動画の誘惑
近年、中毒性のあるアプリにハマっている子も多いですよね。
塾に通う為に、小学生にスマホを持たせることも少なくない時代になりました。
スマホデビューがどんどん低年齢化していて、多くのご家庭がスマホ依存やゲーム依存におびえながら、勉強との両立に悩んでおられます。

わかっているけど
やる気が出ないこと
ありますよね
勉強しない子どもの心に注目した5つのアプローチ
勉強(受験)は短距離走ではなく長距離走のようなものですから、「目先のテストや内申点」にこだわる親御さんも多いですが、コダワリ過ぎると子どもを潰してしまいます。
長期的な視野を持って、親がガミガミ言わなくても、自分から勉強する力や習慣を育てることを考えてみませんか?
実は、そういった自主性や主体性を育てるためには、子どもの心や脳に注目したアプローチをすることが重要です。
1)結果よりも過程を褒める
褒めると調子に乗るから褒めない!というお母さんが非常に多いですが、「正しく褒めること」で子どものやる気を引き出しやすくなります。
特に、これまで親から褒めらる事の少なかった子どもほど効果バツグンで、やる気スイッチを自分でパチンと入れる場合が多いと実感してます。
それは「結果よりも過程を褒めること」です。
たとえ親の基準には達していなくても、その子なりのわずかな努力や小さな変化(成長)を認めてあげると、子どもは嬉しいので、もっとやってみようというマインドになりやすいのです。
これは、満たされなかった欲求(=親からの承認)が満たされるので、脳内ホルモンの1つであるドーパミンが出やすくなります。
この「ドーパミン」が分泌されると、「意欲」が出てくることで、「集中力」や「記憶力」も向上し、学習の「効率性」もアップすると言われています。
2)学ぶことの楽しさを伝える
本来、知らないことを学ぶことは楽しいはずです。
ですが、「勉強は大事だからちゃんとしなさい!今やるべき!」と大人の価値観を押し付けられていることに嫌気を感じて、勉強しなくなっている子どもも多いと感じています。
実は、自主的に勉強する子どもがいるご家庭の場合、親は子どものことにあまり干渉せずに(←ココ重要)、「自分自身の学び」を深めようとしている方が多いです。
というのは、「勉強(学ぶこと)は楽しい!」「勉強するといいことがある!」ということが、楽しそうに勉強する背中から自然に伝わるからです。
3)集中できる環境を作るサポート
部屋は散らかり放題!
その上にゲームがあって、漫画があって、気が散るモノでいっぱいの子ども部屋では、そりゃあやる気は出にくいですよね!
でも、だからといって、親が片付けてあげるのは過保護(過干渉)ですし、「片付けなさい!」とガミガミ言い続けるのも、自己肯定感ややる気を削ぐ対応となってしまいます。
「見守る子育て」では「勉強に集中できないのは、部屋が片付いていないからかもね。お母さんに何かできる事があったら声かけてね」という感じの声掛けだけして、あとは黙って見守る対応をオススメしています。
すると、ある日突然「部屋を片付けました!」とビックリして、綺麗になった子ども部屋の写真を送ってくださることもよくあるのです。
子どもは心にエネルギーさえ貯まれば、ちゃんと自分で考えて環境を整える力があるんですよね。
そのためにも、親はガミガミ口だしするのをやめて、静かな環境の一部になることを目指しましょう。
4)勉強する目的を考えさせる
何の為に勉強するか?を子どもが自分で自覚することは非常に大切です。
親は「いい大学に行って選択肢を広げるため」といった漠然とした目的を提示しがちですが、この正論でやる気が出る子は少ないです。
親にガミガミ言われない環境で、ゆっくり自分と向き合った後に、心の内側から湧き出た勉強する目的は、勉強というめんどくさい事にも粘り強く取り組む求心力となります。
特に、大学の受験勉強は、この目的意識がないとやる気を持続するのが非常に難しいと感じていますので、以下の記事を参考にしてください。
▼参考記事▼
⇒勉強しない高校生!本当のやる気を引き出す9つの極意のトリセツ
5)一緒に勉強に向き合う時間をつくる
これは家庭教師のように子どもの勉強を見てあげる事ではありません。
特に、親が勉強を教えるシステムはヒートアップして教育虐待にも繋がりやすくなるので、中学受験以降は本人に任せるスタイルを目指しましょう。
ただ、勉強嫌いになってしまって一人で勉強に向き合うことが嫌な子もいますから、「一緒にやろうか」という声掛けで勉強が習慣化する子もいます。
具体的には(怒らないで)勉強する時、隣に座るイメージです。
例えば、一緒に問題文を読んでみるなど、子どもに考えさせる関わりを心がけるといいですね。
子どもに勉強して欲しい!親の心構え
勉強しない子どもに悩んでいる方は、「どうしてそんなに悩むのか」その理由について考えたことがありますか?
将来困るから、大学に行けなくなるから、など子どもの将来を心配している体でありながらも、実は、親としての世間体を気にしている場合が多いと感じています(過去の私がそうでした汗)
ですので、物で釣ったり、罰を与えたり、強制したり、良い点を取ると褒め称えたり、競争させたり。何とかしてやる気を引き出そうと、親が「外発的動機付け」をしようと必死になります。(下の図を参照)
ですが、勉強のやる気を出すためには、本人の中から湧き出る「内発的動機付け」ができていることが最強なのです。

1)子どもの気持ちを尊重する
「勉強したくない、、、」という子どもに無理強いしたり、正論で裁いたり、嫌みを言うのは逆効果です!
勉強したくない理由を聞いてあげるだけ。気持ちを受け取ってあげることをオススメします。
子どもも勉強はできた方がかっこいいし、(そうは見えないかもですが)できなことに悩んでいて、コンプレックスを抱えていることも多かったりしますから。
2)怒らず冷静に接する
特に教育熱心な親御さんは、子どもが勉強しない⇒怒る、というパターンができあがっているかもしれません。
が、親が怒ることで、余計に勉強嫌いにしてしまっているとしたら本末転倒です!
塾に行かない、宿題をしない、テスト前なのに勉強しない、など期待通りに勉強しない子どもに対して、怒るのではなく話を聞いてみるなど、冷静な対応をしていきましょう。
3)勉強するかしないかは本人に任せる
勉強は誰の問題でしょう?
答えは、勉強は子どもの問題で、親の問題ではありません。
なのに、親がずっと子どもの勉強のことに口を出ししたり、手を貸していては、いつまでたっても内発的動機付けができません。
主体性が育ちにくく、自分から勉強する子の道からは外れてしまうのです、、、
まとめ:やる気スイッチを自分で入れて欲しい親御さんに
例えば、高校や大学受験に向けて、勉強のやる気スイッチを自分でパチンと入れた子どもたちは
・少し勉強してみたら点数が上がった(嬉しい)
・頭が悪いと思ってたけど、やればできた(嬉しい)
・やったらやっただけ成果が出る(楽しい)
・親が認めてくれる(嬉しい)
・先生や友達など、周りの見る目が変わった(嬉しい)
・目標まであとちょっとで手が届く(から頑張りたい)
・モテ始めた(笑)(嬉しい)
など。
本来なら、めんどくさくて辛いはずの勉強なのに、嬉しい、楽しいなど、何かしら前向きな気持ちが持てるようになっています。
幸せホルモンとも言われるドーパミンが、沢山出て意欲や集中力が増して、勉強が習慣化できたとも言えそうです。
勉強の意欲を引き出す為には、無理強いはやめて、子どもの心に注目した対応をオススメします。
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この記事を書いた人(監修者)

長野県松本市在住
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル5,000時間以上を実施
・26歳(社会人)と23歳(大学院1)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年
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いつも拝読させていただいております。高校1年の息子は進学校に入学してから、好きな漫画、アニメ、イラストにのめり込み勉強しなくなり、成績は偏差値30台まで急降下してしまいました。これまでいくら勉強するよう働きかけても全く効果がなく悩んでいたところ、ゆかこ先生のブログに出会い、勉強を強制せず見守る子育てすることにしました。
質問なのですが、来週テストなのですがテスト2日前に本人は趣味のバスケサークルの練習に参加するつもりです。いつもは駅まで遠いので車で送って行くのですが、送って行くべきでしょうか?それとも私としては行ってほしくないので自転車で自力で行くように言うべきできょうか?
ユンナ様
こんにちは(*^_^*)
「見守る子育て」で毎日の子育て、お疲れ様です。
進学校で成績が下がってくると心配ですよね。
ご質問の件、「もしも私なら」というスタンスでお答えさせていただきますね。
もしも私なら…
1)息子の「笑顔の自立」に繋がるのは、親としてどうすることかな?
2)送っていく、送って行かないで迷う時、息子の心に、エネルギーが貯まるのはどっちだろう?
この2つの質問の答えを自問して、どうするかを決めるだろうなぁと感じました。
参考にしていただけると嬉しいです。
ゆかこ先生ありがとうございました。息子の心にエネルギーが貯まるように私も笑顔で見守っていこうと思います。