勉強しない子どもの心理とコーチング的アプローチ

・中学生や高校生の勉強しない子どもに毎日イライラしている

・受験生なのに、ゲームばかりしている

・塾に入れたのに、全くやる気がない

などでお困りの親御さんは多いと思います。

ですが、もしかしたら、現在の対応は子どものやる気を削ぐ対応になっているのかもしれません。

コーチは人の意識の部分を扱う専門家と言われていて、勉強しない子へのコーチング的なアプローチは
1)勉強しなさいと言わない
2)動機が芽吹くまで見守る
3)勉強するメリットを質問する
4)親が楽しそうに勉強する
5)信頼という愛情を伝える(=見守る子育て)

だと考えています。

今日は「子育てコーチング」の視点から、親がどうアプローチすると、勉強をやろう!という意識が育つのか?について解説します。

子どもが勉強しない理由と心理

子どもが勉強しない理由は、シンプルに「やりたくないから」(めんどくさいから)です。

例えば、高校受験を迎える中3受験生。

今年は受験生になったのだから、今すぐにでも、やる気を出すべき!どうしてやらないの!という対応をされている方が殆どだと思いますが、こんな風に親から圧をかけられればかけられるほど、やる気は出にくいのです。

特に、もうすでに勉強に対して苦手意識を持っている子どもに対して、親が無理やりやらせることは、そもそも不可能に近いです。

なので、子ども自身が「よし、やるぞ」という気持ちになるように、親が働きかけることができればいいなぁと思いませんか?

そのためには、「勉強はやらねばならない(have to)状態」から、「勉強をやりたい(want)状態」へと意識を変えるアプローチが効果的です。

▼参考記事▼
受験生なのに!勉強しない中3&高3息子の理由と親の対応

勉強しない子どもへの一般的なアプローチ

2020年の文部科学省の調査では(子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告)、学校外での何らかの学習活動(学習塾、家庭教師、通信添削、ならいごと)の実施状況は、小中全体を通じて、各学年とも概ね80%前後で、その中でも通塾率は、学年が上がるにつれて増加し、中学2年で50%を超え、中学3年では65.2%となります。

また、教育費は小学校低学年で月額平均9,300円、小学校高学年で月額平均13,300円、中学生では月額平均23,600円という調査結果が出ています。

これ、ちょっと驚きの数字じゃないでしょうか?

これまで男の子ママ専門のコーチとしての沢山のお母さんからお話を聴かせていただいた中で、通塾に関しては、自分から塾に行きたいという子よりも、勉強しないことに悩んだ親の方が「どうにかしなきゃ!」と見切り発車的に行かせている場合が圧倒的に多かったです。

そして、教育費をかけた分の効果が出ないことにイライラして子どもを怒るという悪循環になっているご家庭が殆どでした。

要するに、今の日本では、勉強しない子どもは塾に入れるのが一般的で(特に中学生)、だけれども、子どもの状況や気持ちに寄り添う対応になっていないために、うまくいかないご家庭が多いと感じています。

塾で勉強する中学生たち
塾はお金がかかる分
成果が出ないとイライラしちゃいませんか?

▼中学生以降のお悩みママに▼
勉強しない中学生は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく方法

勉強しない子どもの意識に働きかけるアプローチ

では、子どもが勉強をやりたいなぁと前向きな気持ちになるアプローチを5つご紹介します。

子どもの自己肯定感を上げるアプローチになりますので、参考して下さいね。

1)勉強しなさいと言わない

そもそも、やる気のない時に、「(やるのが当たり前だから)勉強しなさい!」と親に言われて、素直にさぁ勉強しよう!という気持ちになる中高生はいるのでしょうか?

私の経験上、「勉強しろ」と親が言えば言う程、親子関係が悪化し、やる気も出にくくなります。

もしも、あなたが子どもの立場だったら、今のあなたの対応はやる気がモリモリ引き出せる対応になっているか?自問してみてくださいね。

実際に「見守る子育て」を実践された方からは、「子どもが勉強のやる気を出し始めました!」という嬉しいご報告を多数いただいています。

この方々は、実際に言葉だけではなく、心の底から「勉強はしてもしなくてもどっちでもいい」と「勉強の執着の手放しが完了したお母さん達」です。

▼過去の私も悩んでました!▼
中学生息子に「勉強しなさい」と言わなくなった理由

▼勉強の執着を手放した先輩ママの話▼
「ビリギャル級」の奇跡

2)動機が芽吹くまで見守る

「どうして勉強しないといけないの?」と、子どもに聞かれたら、あなたは何と答えますか?

もしかしたら「いい大学に入るため。将来困らないようにするため」と答える方が多いかもしれませんが、実はこういった類の答えでは、子どものやる気はなかなか出ません。

そもそも、今、勉強に対して苦手意識を持っている子が、勉強したくなるためには、何か「強い動機」(勉強する目的)が必要になるのです。

コーチングでは、人がやる気を出すためには、「心の内側の動機」が重要で、やらねばならない状態から(have to)→やりたい気持ち(want)になることが重要だとされています。

そして、この強い動機とは、男の子の場合「モテたい!」「馬鹿にされたくない!」「親を見返したい」みたいな案外単純なことが殆どです。

また、この動機付けのためには、将来の夢や行きたい大学を、家の中で自由に語れる環境があることもとても大切です。(脱ドリームキラー)

この辺りの子どもの心理を理解して、大らかな気持ちで見守る子育てをしていると、子どもの心にエネルギーが貯まり、やる気の芽がひょっこり出ることも多いのです。

(注意:無理に引き出そうとしないことが大事です)

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注意)一瞬、え?って思っても
ドリームキラーにならずに
聞いてあげて下さいね

▼ドリームキラーについてはコチラ▼
子どもを伸ばす親とつぶす親の3つの習慣

3)勉強するメリットを質問する

実は「勉強したら起きるいいこと(メリット)」が明確化すると、内側の動機(want)が強くなります。

なぜなら、人は、メリットが沢山あることをやろうとするからです。

ですので、子ども自身が「勉強するメリット」についてじっくり考えることが出来るといいですね。

子育てコーチの私からのおススメの質問は「もしも勉強ができるようになったとしたら、どんないいことがある?」です。

例えば
・モテる!
・有名大学に入れる!
・馬鹿にしたやつらを見返せる!
・楽しい!
・お金持ちになる!
・ラクして稼げる!


など、子ども自身が話していてワクワクするような親子の対話の時間がつくれるといいですね。(どんな答えも否定はしないのがコツです♪)

(注:ただし、この質問をする時は、相手のタイミングに合わせることが重要。親の価値観の押し付けには気をつけて下さいね)

4)親が楽しそうに勉強する

オンライン(パソコン)で勉強する母親
料理でも!
パソコンスキルでも!
やる気さえあれば何歳からでも学べます。

自主的に勉強する子どもがいるご家庭の場合、親は子どものことにあまり干渉せずに、「自分自身の学び」を深めようとしている方が多いです。

というのは、「勉強(学ぶこと)は楽しい!」ということが、親が勉強する背中から自然に伝わるからです。

知らないことを知る(=勉強する)って、本当の本当は楽しいことのはずですよね。

【ご注意】
子どもに勉強してほしいからと下心のある状態で、(例:わざわざリビングで)「親の勉強する背中」を見せようとするのは逆効果になります。

「親がこんなに勉強している姿を見せているのに!ちっとも勉強しないの!」というイライラから、怒りをぶつけてしまうという悪循環にもなりますので、どうぞご注意くださいね。

あくまで、一切の下心がない状態で(←ここ重要)、親が勉強を楽しむことがベストです。

5)信頼という愛情を伝える

両親からの愛情が欠乏状態にある子どもは、ゲーム依存症(依存症の別名:孤独病)になってしまったり、恋愛にのめり込んでしまったりして、勉強のやる気は出にくいです。

お父さん、お母さんの愛情が、ちゃんとお子さんに伝わっていますか?

「良かれと思って」の過干渉な子育てでは、親の愛情はなかなか伝わりません。

「自分は親から愛されているという漠然とした自信」が、勉強を始め、いろんなやる気の土台になりますから、否定ばかりになる「過干渉な子育て」は極力辞めましょう。

▼参考記事▼
過干渉な親チェックリストどこからが毒親?
毒母とは?今すぐ毒母卒業編

自主的に勉強をする子どもの心理を考えてみよう!

ここでは、お母さんが「見守る子育て」を実践されて、自主的に勉強するようになった子どもの心理についてお伝えしますね。

例えば、大学受験に向けて、勉強のやる気スイッチを自分でパチンと入れた子どもたちは

・少し勉強してみたら点数が上がった(嬉しい)
・頭が悪いと思ってたけど、やればできた(嬉しい)
・やったらやっただけ成果が出る(楽しい)
・親が認めてくれる(嬉しい)
・先生や友達など、周りの見る目が変わった(嬉しい)
・目標まであとちょっとで手が届く(から頑張りたい)
・モテ始めた(笑)(嬉しい)
など。

本来なら、めんどくて辛いはずの勉強なのに、嬉しい、楽しいなど、何かしら前向きな気持ちが持てるようになっています。

特に、人は、何かを頑張った時、その成果を感じると楽しくなります。

勉強への動機付けができる

少し勉強をしてみる

やったらやった分の成果を感じる

勉強が楽しくなる

もっと頑張る

というサイクルがつくれると最強だと考えています。

勉強しない子どもの親ができる最善のこと

まだまだ学歴を重んじる風潮の残る日本社会において、受験への焦りから、少しでも早くからしっかり勉強をさせなきゃ!という気持ちが親の心の中にあると、どうしても子どもの気持ちを無視した子育てをしてしまいます。

ですので、勉強は「子どもの問題」なのに、まるで「自分の問題」のように介入してしまって、こじらせている方が多いのです。(過去の私です)

子どものやる気に火をつけるためには、子どもを信じる、という「親の愛情」が大きなエネルギー源となります。

というのは、ガソリンの入っていない車が走ることが出来ないように、エネルギーの切れた状態の子は頑張ることが難しいですから。

親が唯一できるのは、信じて見守ることです。

どうぞお子さんの心に、信頼と愛情という名のエネルギーを沢山注いであげれらますように。

子どもを見守る親の手
子どものことを肯定的な目で
見られますように☆

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勉強しない子どもの心理とコーチング的アプローチ” に対して3件のコメントがあります。

  1. ユンナ より:

    いつも拝読させていただいております。高校1年の息子は進学校に入学してから、好きな漫画、アニメ、イラストにのめり込み勉強しなくなり、成績は偏差値30台まで急降下してしまいました。これまでいくら勉強するよう働きかけても全く効果がなく悩んでいたところ、ゆかこ先生のブログに出会い、勉強を強制せず見守る子育てすることにしました。
    質問なのですが、来週テストなのですがテスト2日前に本人は趣味のバスケサークルの練習に参加するつもりです。いつもは駅まで遠いので車で送って行くのですが、送って行くべきでしょうか?それとも私としては行ってほしくないので自転車で自力で行くように言うべきできょうか?

  2. yukako より:

    ユンナ様

    こんにちは(*^_^*)
    「見守る子育て」で毎日の子育て、お疲れ様です。
    進学校で成績が下がってくると心配ですよね。

    ご質問の件、「もしも私なら」というスタンスでお答えさせていただきますね。

    もしも私なら…

    1)息子の「笑顔の自立」に繋がるのは、親としてどうすることかな?

    2)送っていく、送って行かないで迷う時、息子の心に、エネルギーが貯まるのはどっちだろう?

    この2つの質問の答えを自問して、どうするかを決めるだろうなぁと感じました。

    参考にしていただけると嬉しいです。

  3. ユンナ より:

    ゆかこ先生ありがとうございました。息子の心にエネルギーが貯まるように私も笑顔で見守っていこうと思います。

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