子どもが勉強しないのはナゼ?勉強嫌いな子に効く♪親の対応7選
・勉強しない子どもに毎日イライラしている
・中学生からちっとも勉強しなくなり、ゲームばかりしている
・塾に入れたのに、遅刻してばかりで全くやる気が見えない
など「勉強嫌いなお子さん」にお困りの方は多いと思います。
ですが、もしかしたら、そんなお子さんへの現在の対応は、子どものやる気を削ぐ対応になっているかもしれません、、、
子育てコーチングをベースにした「見守る子育て」では、根気強く実践されたお母さん達から嬉しい変化のご報告を多数いただいております。
今日は、子どもが勉強しない理由や親のとるべき対応についてお伝えします。
もくじ
子どもが勉強しない5つの理由
何事も上手くいかないことがある場合、その原因を考えることで、どう対応すると良いかが見えてきます(原因と結果の法則)
ここでは「子どもが勉強しない理由」を5つ挙げてみます。
- めんどくさい
子どもが勉強しない一つ目の理由は、シンプルに「やりたくないから」(めんどくさいから)です。勉強が楽しいと感じる子以外の殆どの子が「めんどくさい、やらされている、勉強する意味がわからない」みたいな状態だと考えます。 - 他に楽しいことがある
勉強以外に部活や興味があること(ゲームやSNS、アイドル)に熱中していて、そちらを優先している子も多いですね。 - つまずいている
勉強嫌いの子に多いのが、途中でつまずいてしまって、チンプンカンプンになっていること。授業がわかならいから、勉強できない、という状態です。 - 目的意識がない(タイミングがきていない)
志望高校(大学)が見えていなかったり、目的意識がない子どもも多いです。
一般的に、女の子は比較的真面目でコツコツ準備することが得意ですが、男の子はこれが苦手です。
ですので、例えば、中3で高校受験が迫っても、なかなかやる気を出さない男の子は非常に多いと感じています。(←中高生ママ専門コーチとしての経験則) - 親がやる気を削いでいる
「今年は受験生だから、今すぐにでも、やる気を出すべき!なのに、どうして勉強しないの!」という対応のお母さんは多いと思いますが、あなたはいかがでしょうか?
ですが、こんな風に親から圧をかけられればかけられるほど、ストレスが増すばかりで、やる気は出にくい、という悪循環に陥っている可能性があります。
親御さんがこうなってしまうのは、「人から笑われそう」「子育て失敗したと思われそう」「できる時にできることをしなかった。後で後悔をするかも」といった不安があるのが原因で、世間体が気になる親御さん程、子どもに圧をかけてしまうと感じています。
勉強嫌いな子に効く♪親の対応7選
いま大人が「勉強しろ」と言えば言う程、親が勉強しないことに悩めば悩む程、子どもはだんだん勉強嫌いになっていくという構造があります。
もちろん!親が見張って叱咤激励しまくることで、表面上やっている風を装ったり、一時的にやる気を出す子もいますが、長続きはしません、、、(泣)
途中で足を止めてしまう理由は、そもそも子ども自身が「勉強する事の意味」を見つけていないことが多いです。
では、私たち親は子どもにどんな対応をするとよいのでしょうか?
ここでは、子どもへの影響力が一番強い立場にある親御さんが、お家で今日から出来る対応について、7つご紹介します。
1)勉強しなさいと言わない
そもそも、やる気のない時に、「(やるのが当たり前だから)勉強しなさい!」と親に言われて、素直に「さぁ勉強しよう!」という気持ちになる中高生はいるのでしょうか?
私の経験上、「勉強しろ」と親が言えば言う程、親子関係は悪化し、やる気も出にくかったです。
「勉強しなさい」と言わない、つまり本人から何か言い出すまでほっとく(過干渉な行動をやめる)子育て法が、思春期・反抗期の子育てでは特に必要だと考えています。
▼「勉強しなさいと言わない子育て」をしてみたい方に▼
⇒「勉強しなさい」と言わなくても、自分から勉強する子に育てるには
2)動機が芽吹くまで見守る
「どうして勉強しないといけないの?」と、子どもに聞かれたら、あなたは何と答えますか?
もしかしたら「いい大学に入るため。将来困らないようにするため」と答える方が多いかもしれませんが、実はこういった類の答えでは、子どものやる気はなかなか出ません。
人がやる気を出すためには、「心の内側の動機」が重要で、やらねばならない状態から(have to)→やりたい気持ち(want)になることが必要だとされています。
そもそも、今、勉強に対して苦手意識を持っている子どもが、勉強したくなるためには、何か「強い動機」(勉強する目的)が必要です。
そして、その動機とは、男の子の場合は「モテたい!」「馬鹿にされたくない!」「親を見返したい」。
女の子の場合は「都会に行きたい」「有名大学に入りたい」「かわいい女子大生になりたい」みたいな「案外単純なこと」が殆どです。
実は、この動機付けのためには、将来の夢や行きたい大学について、自由に語れる環境があることがめちゃくちゃ大事なんです!!(脱ドリームキラー)
親から見ると「甘い」と感じがちな子どもの心理を理解して、大らかな気持ちで見守る子育てをしていると、子どもは自分の可能性を信じる気持ちが強まり、やる気の芽がひょっこり出ることもよくある話です。
(注意:無理に引き出そうとしないことが大事です)

楽しいことだけやって生きたい!
注意)一瞬、え?って思っても
否定せず(脱ドリームキラー)
聞いてあげて下さいね
3)勉強するメリットとデメリットを聞いてみる
実は「勉強したら起きるいいこと(メリット)」が明確化すると、内側の動機(want)が強くなります。
どうしてかというと、人はメリットが沢山あることを自然にやろうとする習性があるからです。
ですので、子ども自身が「勉強するメリット」について、じっくり考える場をつくってあげるといいですね。
子育てコーチの私からのおススメの質問は「もしも勉強ができるようになったとしたら、どんないいことがある?」です。
その答えは、例えば
・モテる!
・有名大学に入れる!
・馬鹿にしたやつらを見返せる!
・楽しい!
・お金持ちになる!
・ラクして稼げる!
・
・
・
など、子ども自身がワクワクしながら話せる、対話の時間がつくれるといいですね。(どんな答えも否定はしないのがコツです♪)
また、「勉強しないデメリット」も自覚していると、「そうはなりたくないから」と爆発的なやる気に繋がる場合があります。
ですが、「親目線のデメリット(ロクな大人になれない、将来困るなど)」はすでに言ってしまっていることが考えられますので(悲)、あくまで子どもが自分で見つけることが大切です。

特に、このメリットとデメリットの質問をする時は、相手のタイミングに合わせることが超重要です。
親の良かれと思うタイミングで投げかけると、失敗の可能性が限りなく高くなりますのでご注意下さいね。
4)親が楽しそうに勉強する

やる気さえあれば
人はいつからでも学べます。
どこにいても動画で
学べる時代になりましたね。
自主的に勉強する子どもがいるご家庭の場合、親は子どものことにあまり干渉せずに、「自分自身の学び」を深めようとしている方が多いです。
というのは、「勉強(学ぶこと)は楽しい!」ということが、親が勉強する背中から自然に伝わるからです。
例えば、私は最近、料理動画を見るのにハマっていまして、いろんな新しいレシピに挑戦しています。
これまでできなかった料理が、一人でも作れるようになると、達成感もあってすごく嬉しいです!
こんな風に、「今までできなかったこと」が一人で出来るようになること(=勉強)は、本当の本当は、とても楽しいことだと思うのです。
【ご注意】
子どもに勉強してほしいからと下心のある状態で、(例:わざわざリビングで例えば英検の勉強とか)「親の勉強する背中」を見せようとするのは逆効果になります。
「親がこんなに勉強している姿を見せているのに!ちっとも勉強しないの!」というイライラから、怒りをぶつけてしまうという悪循環にもなりますので、どうぞご注意くださいね。
あくまで、一切の下心がない状態で(←ここ重要)、親が勉強を楽しむことがベストです。
5)アドバイスしない
実は、求められていない時のアドバイスも人のやる気を削ぎます。
勉強しない子どもにイライラしてしまい、少しでもやる気を引き出そうとしてアドバイス過多になっている親御さんは、非常に多いです。
「アドバイスは求められた時だけ」と切り替えられるといいですね。
▼やる気の引き出し方を知りたい方に▼
⇒思春期男子の勉強のやる気を引き出す方法
6)共感する
残りの2つは、子育てコーチング的な対応となります。
その一つ目は「共感」です。
勉強したくない気持ちに「そういう時もあるよね。わかるよ」と共感する対応は、今やる気が出ない子どもにとって実は効果的です。

えー--!共感なんかしたら、ますます勉強しなくなりそうじゃない?
どうにかしてやる気を出させようとアドバイスばかりしてました

私たちも例えば、家事をしたくない時。
友達に「わかるー。私もそうだよ」とどんよりした気持ちに寄り添ってくれる人がいた方が、やる気って出るように思いませんか?
7)承認する
そして、最後はコーチングの代表的なスキルである「承認」です。
いまのお子さん(ありのまま)のことを認めていますか?
実は、「このままではダメだから、変わりなさい(もっとちゃんとしなさい)!」と言う言動を繰り返している親御さんは、ひじょー---に多いのです。
結果、親から認められていないと感じ、愛情が欠乏状態(愛着障害)になってしまっているために、元気ややる気が出ない子どもも、まだまだ学歴社会の風潮が残る日本では多いと感じています、、、
実は、「承認」(認めること)は人のモチベーションをアップさせるには、超!効果的なコーチングスキルです。
「お子さんの変化・成長した部分を認める(=変化承認)」や「存在そのものを認める(=存在承認)」などを心がけましょう。
▼参考記事▼
⇒【小・中・高校生別】愛情不足の子どもの特徴とサイン
⇒子育てコーチングとは?自主性を引き出す3つの方法(資格がなくてもすぐに実践できます)
勉強しない子どもへの一般的な対応(塾)に、効果を感じていますか?
いま「勉強しない子ども」に悩む時、大多数の親が採用する対応が、「塾に入れること」ではないでしょうか?
2020年の文部科学省の調査では(子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告)、学校外での何らかの学習活動(学習塾、家庭教師、通信添削、ならいごと)の実施状況は、小中全体を通じて、各学年とも概ね80%前後で、その中でも通塾率は、学年が上がるにつれて増加し、中学2年で50%を超え、中学3年では65.2%となります。
また、教育費は小学校低学年で月額平均9,300円、小学校高学年で月額平均13,300円、中学生では月額平均23,600円という調査結果が出ています。
私はこれまで中高生男子ママ専門のコーチとして、沢山のお母さんからお話を聴かせていただいた中で、通塾に関しては、自分から塾に行きたいという子よりも、勉強しないことに悩んだ親の方が「どうにかしなきゃ!」と見切り発車的に行かせている場合が圧倒的に多かったです。
そして、教育費をかけた分の効果が出ないことにイライラして子どもを怒る!という悪循環になっているご家庭が殆どでした。
つまり、この”まず塾に行かせるという対応”こそが、実はイライラの元凶となっていて、親が子どものやる気を削いでいる場合も、悲しいかな多いのです。
(勿論!塾で良い先生に出会っている場合もあります。その場合は、子どもさんの表情や、やる気が違います!)

成果が出ないと
親はイライラしちゃいませんか?
▼(塾に入れないで)ほっとくと将来どうなるか?不安なママに▼
⇒勉強しない中学生は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく7つの方法
勉強嫌いを克服し、自主的に勉強を始めた子どもの心理
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息子さん高1の春に
個別サポートをスタート
↓
高2秋には
自主的に勉強を始めたというご報告☆
そして
その後↓↓↓

(母は一貫して信じて見守る姿勢)
高校の時は涙を飲んだ
付属大学に合格されたとご報告☆
リベンジ達成\(^o^)/
「見守る子育て」では、親が在り方を変えると、勉強嫌いを克服し自主的に勉強するようになる子どもが多いです。
では、この状態になる子どもの心には、一体どんな変化が起きているのでしょうか?
例えば、大学受験に向けて、勉強のやる気スイッチを自分でパチンと入れた子どもたちは
・少し勉強してみたら点数が上がった(嬉しい)
・頭が悪いと思ってたけど、やればできた(嬉しい)
・やったらやっただけ成果が出る(楽しい)
・親が認めてくれる(嬉しい)
・先生や友達など、周りの見る目が変わった(嬉しい)
・目標まであとちょっとで手が届く(から頑張りたい)
・モテ始めた(笑)(嬉しい)
など。
本来なら、めんどくさくて辛いはずの勉強なのに、嬉しい、楽しいなど、何かしら前向きな気持ちが持てるようになっています。
特に、人は、何かを頑張った時、その成果を感じると楽しいという感情が湧き、習慣化がしやすくなります。
【勉強嫌いの子が勉強のやる気を出すまでの心理の変化】
勉強への動機付けができる(親:できるだけほっておく)
↓
少し勉強をしてみる(親:「見守る子育て」の姿勢)
↓
やったらやった分の成果を感じる(親:承認する)
↓
周りからも認めてもらえることも増え、勉強が楽しくなる
↓
もっと頑張る(習慣化)
というサイクルがつくれると最強だと考えています
わが家の息子達もこのサイクルでしたが、実際に個別でサポートさせていただいたクライアントさん達からも、嬉しいご報告を多数いただいています。
↓ ↓
・「祝!第一志望大学合格!中学時代は3年間勉強せず…【お客様の声】」
・「ゲームばっかりの息子のやる気を引き出した話」
・「今まで頑張らなかった勉強で頑張りたい(高2)」
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質問なのですが、来週テストなのですがテスト2日前に本人は趣味のバスケサークルの練習に参加するつもりです。いつもは駅まで遠いので車で送って行くのですが、送って行くべきでしょうか?それとも私としては行ってほしくないので自転車で自力で行くように言うべきできょうか?
ユンナ様
こんにちは(*^_^*)
「見守る子育て」で毎日の子育て、お疲れ様です。
進学校で成績が下がってくると心配ですよね。
ご質問の件、「もしも私なら」というスタンスでお答えさせていただきますね。
もしも私なら…
1)息子の「笑顔の自立」に繋がるのは、親としてどうすることかな?
2)送っていく、送って行かないで迷う時、息子の心に、エネルギーが貯まるのはどっちだろう?
この2つの質問の答えを自問して、どうするかを決めるだろうなぁと感じました。
参考にしていただけると嬉しいです。
ゆかこ先生ありがとうございました。息子の心にエネルギーが貯まるように私も笑顔で見守っていこうと思います。