反抗期の中学生の対処法11選。嵐のような時期をうまく乗り切るコツ
・中学生になってから親の言う事を全く聞かない
・偉そうな態度や暴言が急に増えた
など中学生の反抗期にお悩みの親御さんも多いのではないでしょうか?
今は反抗期だからだと頭でわかってはいても、ひどい態度がいつまで続くのか?親は不安になってしまいますよね…
中学生は、体の成長と心の成長がアンバランスとなり不安定になる時期で、男子は、ゲームばっかりで勉強しなくなったり、女子は父親をウザがって毛嫌いしたりなどの特徴がみられます。
男女の差がはっきりしてくるのが中学生の時期ですが、親が気を付ける点はほぼ同じです。
今日は子育てコーチングの見地から、反抗期の中学生の対処法11選をご紹介します。
また、嵐のような時期をうまく乗り越えるコツを最後にまとめていますので、今リアルにお悩みの方、よかったら参考にされて下さいね。
もくじ
反抗期とは?中学生になるとイライラする原因
人の人生には反抗期が2度あると言われ、第1次反抗期はイヤイヤ期と言われる乳幼児期のもの。
そして、小学校高学年から中学生の思春期の頃に迎えるのが、第2次反抗期と言われ、中学生の反抗期はこれにあたります。
この第2次反抗期はない人もいますが、反対に、親への酷い態度に困り果てている親御さんも多くて、それくらい個人差があります。
そもそも、この第2次反抗期は思春期とも重なり、男子は、身長がググーんと伸び、声変わりする。
女子は初潮や女性らしい体つきになるなど、身体的に目覚ましい成長をして、異性への興味が芽生える時期です。
生物学的に反抗期がなぜ起こるかを調べてみると、男性ホルモンであるテストステロンと、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が変化。その結果である身体の急激な変化に、子どもの脳が追いついていないこと。
また、生物として種を残していくための準備が行われる時期だからだと言われています。
つまり、身体の急激な成長に心が追い付かなくて、子ども自身も戸惑っているために、一番身近で甘えることができる親にストレスをぶつけていると考えられます。
例えば、うちの息子達の場合は、中学校に入ると毎日不機嫌な顔をしていて、なにか私が話しかけても「ウザい、べつに、ふつう」の3ワードで塩対応するようになりました。
また、母(親)と一緒にいる姿を人に見られることを、極端に嫌がるようになり、「今日はお昼ご飯行かない?」と声をかけても「俺は行かない」で、とにかく家でゲームばかりしていましたが、高校生になると、だんだん近づいてきてくれるようになりました。
【男女別】中学生反抗期の特徴
ここでは男女別に、反抗期の中学生に良く見られる特徴をあげます。
中学生男子の反抗期の特徴

急に体を鍛えだす子も多いです~
(ホルモンの変化?)
あと、耳にイヤホンは
「話しかけるな」と
言われてるみたいですよね…
・暴言(クソババア、黙れ)
・物にあたる(投げたり壊したり、壁に穴)
・壁や机を叩くなど、大きな音を出す
・友達と一緒に夜中のゲーム(大声で騒ぐ)
・耳には常にイヤホン(親の言葉を拒否)
・体を鍛えだす
・母親(父親)を極端に避ける
・家族旅行や外食などに行きたがらない
・写真を撮られるのを嫌がる
・塾や学校への行き渋り
中学生女子の反抗期の特徴

外見が気になるお年頃
男子よりも女子の方が、精神的な成長が早いと言われ、「誰が誰と付き合ってる」「あの先輩がカッコいい」など、友達との会話は異性の話題が多くなるのが中学生女子。(男子はまだコロコロコミック的な会話なのに)
・部屋に閉じこもる(立ち入り禁止!と書いたりする)
・友達と長電話(彼氏も含む)
・父親を毛嫌いする
・母親に八つ当たりする
・美容に興味を持つ(化粧、ダイエット)
・友達関係のもめごと多し
・インスタやLINEなどSNSにハマる
・女子が苦手な子は男性的な言葉遣いをする子も
・家族より友達優先
・陰キャ陽キャなどスクールカーストに敏感
注意)同性の兄弟だったとしても、その子の個性によって、反抗の種類や度合いは変わりますので、ご注意くださいね
反抗期中学生への対処法11選
この、毎日不機嫌でアンバランスな時期の子どもを、親が「正しさ」で押さえ込もうとすると、子どもは激しく反抗します。
親は「反抗期だからしゃあないな(順調に成長してる証拠)」「嵐はいつか通り過ぎる」と観念して、広~い心で受け止めることが基本の心構えとなります。
時々、反抗期がない子の話も聞きますが、私はこちらの方が心配です。
どうしてかというと、親に反抗できると言う事は、「自分の意思を持っていて、それをちゃんと表現できる力がある」と考えているから。
親にちゃんとNOが言える行動(=反抗)は、この先、笑顔で自立していくために必要なことですから、ここでは反抗期の中学生への対処法を11選としてまとめました。
1)言い分をちゃんと聞く(受け止める)
「子どもの話を聞く」=「ありのままの子どもを受け止める」でもあります。
支離滅裂なことを言い出したり、自分のことは棚に上げる発言なども多くなる時期ですが、「そうなんだね。あなたはそんな風に思っているんだね」とまずは受け止めることを意識するようにすると、カッとなる言動もだんだん減っていきます。(もしも子どもに言いたいことがあるならば、受け止めた後に短く叱る!のがポイント)
▼参考記事▼
⇒中学生の叱り方7つのポイント解説!反抗期のお子さんに
2)同じ土俵に乗らない(感情的にならない)
売り言葉に買い言葉。
反抗期 VS 更年期となってしまうと、家で暴れたり暴力を振るったり、本当に大変なことになる場合もあります。
なるべく同じ土俵に乗らないように、スルースキルを高めていくといいですね。
▼売られたケンカを華麗にスルーしたクライアントさんの話▼
⇒思春期男子に売られたケンカをスルーする方法
3)カッとしている時はそっとしておく
私自身、反抗期の息子がカッとなった時に、自分もカッとして追いかけて行って文句を言ったことがありますが、いいことは一つもなく、険悪な期間が長引いただけでした(泣)
子どもがカッとしている時は、火に油を注ぐだけですから、そっとしておきましょう。
お互いに離れた場所で、クールダウンすることをオススメします。
4)理解しようとする
私への相談時にお母さんの口からよくお聞きするのが「何を考えているか理解できない」という言葉。
これ、私は、少し冷たい言葉だなぁと思うのです。
「この子がこんなことを言うのはどんな背景があるのだろう?」と理解しようとすると、きっとトゲトゲしていたお子さんの気持ちも和らぐと思いませんか?

子どもの立場に立って、その言動の理由を考えてみることをオススメします
5)制限は減らし、やってはダメなことはわかりやすく
反抗期が長引くお宅の傾向に、しつけに厳しいことが挙げられます。
「コレはダメ。あれも絶対ダメ」とルールが沢山あって、どれもが厳しすぎるんですよね、、、
この状態の時
❶子どもを信頼して、任せる部分を増やすこと(親が管理するのではなく→見守る子育てへ)
❷ダメなものはダメだということをシンプルに明確化
すると、子どもも納得しやすく受け入れやすいと思いますから、健全に成長していくと思います。

わが家の場合
【ダメなことの例】
1)人を傷つけてはならない
2)ズルい事はダメ(人から信頼されなくなる)
3)嘘はつかない
極端な話、この3つを守っていればいいよ~くらいの緩さで、そのほかの部分は寛容に見守っていました。
6)大人として扱う(リスペクト)
中学生くらいからは一人の大人として扱うことも大事です。
というのは、思春期の子どもは、背伸びをして子ども扱いされるのを嫌がる年頃ですし、ちゃんとリスペクトしてあげるとそれに見合う大人に成長していきます。
これが思春期に求められる親の在り方(人格)だと感じています。
7)必要以上にかまわない
心配性なお母さんは、特に、学校のこと、友人のこと、部活のこと、塾のことなど、何でも知りたい!把握しておきたい!という気持ちになりがちです。
要するに、「知りたい欲求」が強いので、子どもの世界を覗き見したくなり(言葉はアレですが)、子育てを拗らせてしまっている中学生ママが多いです。(小学校まではある意味、覗き見も許されましたよね…)
重たい親にならないためにも、中学生の反抗期をめどに、母は「子どもの世界」に立ち入らず「自分の世界」を持つことをお勧めします。
8)比較しない
ついつい優秀な同級生や兄弟と比較して、ガミガミ怒ってしまう方は多いですね、、、
比較されることは、思春期の子どもが一番嫌います。(大人の私たちだって嫌じゃない?)
比較していることに気づいた時は、潔く!やめましょう。
9)もので釣らない
例えば、テストで頑張らせたい!部屋を片付けさせたい!など、子どもに言う事を聞かせたい気持ちの強い親御さんは、何とかして言う事を聞かせようとして、ご褒美をちらつかせたり、罰則を決めたりします。
特に、中学生の反抗期の時期にやりがちなのは、「約束を守らないと、ゲーム(携帯)を取り上げる」など、「子どもが一番されたら嫌なこと」を引き合いに出して、子どもをコントロールしようとすること。
ですが、これはある意味禁じ手です。
実際には、逆上して母に暴力を振るう事例が続出していまして(泣)その後、親子関係を修復するのにとても苦労しておられます。
10)嘘はつかない
買ってあげると約束したのに、「やっぱりダメ、もうちょっと頑張らないと」みたいなことを言い出すのは嘘をついたということ。
実は、こういった「小さな嘘」を日常的についてしまっている方は沢山います。
ぶっちゃけ過去の私もそんな母親でしたが(汗)、「嘘をついている自分」に気づいた時に、キッパリとやめる決意をしました。
親のふるまいを、一番近くで見ているのが子どもなんですよね、、、
11)否定しない
・信じられない!全く理解できない!
・ゲーム依存だよ!病院に行きなさい!
・もう出ていきなさい!(ママが出ていく!)
など、親御さんにはそのつもりはなくても、怒りにまかせて発した言葉が、子どもを否定し、心を傷つけてしまっていることは非常によくあります。
子育てで一番大切なことは、子どもの自己肯定感を育てること。
この自己肯定感が、勉強を始めとした、いろんなやる気の土台となりますので、否定的な関わり(将来の不安視、ダメだと決めつけ)はNGです。
また親には超反抗的だけど、祖父母や友人・ペットには優しくする子も多いですから、その子の良い部分をちゃんと見て、肯定的な関わりをすることが、反抗期を壮絶にしないためにできる大切なことです。
沢山のイイねとリツイートをいただきまして
小さくバズりました\(^o^)/
【中学生の反抗期】嵐のような時期をうまく乗り切るコツ
最後に、嵐のような反抗期の時期をうまく乗り越えるコツをお伝えします。
それは、思春期に入った子どもの状況に応じて、優先順位をパチンと切り変えることです。
具体的には
1)普段はなるべくほっておき、自分のやりたいことに集中(子どもを監視や管理しようとすることはやめ「見守る子育て」へ)
2)子ども達から話しかけてきた時は、ちゃんと子どもの話を聞く。
これが思春期となった中学生の反抗期を上手く乗り越えるコツです。
というのは、普段はツレナイ中学生たちですが、親に自分の気持ちをゆっくり聴いて欲しい時は、まだまだあるからです。
中学生になった子どもは、親から何かアドバイスが欲しいワケではありません。(←ここ超重要)
ただただ話(愚痴や弱音)を聴いて欲しいだけなのです。
思春期・反抗期の子どもって、変な正義感や自信過剰で突っ走ることもあるけど、ちょっとしたことで傷つく”もろさ”も共存しています。
イラついたり不安定なことも多いので、親はただただ「うんうん。そうなんだね」と話を聞いてあげるだけ。
「お父さんもお母さんもあなたの味方だからね。」と心で感じさせてあげると、殆どの場合は安心して落ち着いてくれます。
つまり、大人の階段を登り中の反抗期中学生さん達は、普段はほっておいてほしいけど、何かいいことがあった時や不安な時は、話を聞いて欲しい!という、めんどくさい繊細な人たち。
なので、私たち母親は普段は極力ほっといて、自分の好きなことで自分をご機嫌にすることを優先します。
ですが、彼らが話しかけてきた時は(←ココ大事)、その子の気持ちの方を優先して話を聴いてあげるとうまくいきます。

息子の話をゆっくり聴く。
理想は、手を止めて、体を子どもの方に向けて
話しやすい雰囲気をつくってあげる。
中学生の反抗期に悩むお母さんへ
子どもが小さい頃は、お母さんは自分の欲求を優先できない事が多すぎて!苦しかったですけど、中学生ともなると手は離れますよね?(中学生までの子育て、私たち、本当によく頑張りましたよね)
きっと、中学生のお母さんは、以前に比べて、自分の時間を自由に使えるようになっているはずです。
その空いた時間で、子育て卒業後を「自分らしく生きるための準備」を始めませんか?
ある意味、親離れの最初の儀式でもある反抗期は、「そろそろ子離れの時期ですよ~」と教えてくれているとも感じています。
必要以上に子どもを心配したり、子どもの問題に介入して問題を解決しようとするのはやめる。
そして、自分の人生を充実させる方へと没頭していれば、反抗期は長引かせずに済み、子どもは勝手に自立へ向かっていってくれますから。

話しかけられた時は
子どもの話を聴く」
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