勉強しない中学生男子は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく方法
スマホやゲームばかりで勉強しない中学生男子に悩んでいるお母さんが本当に多いですが(過去の私です!)、毎日「勉強しなさい!」「どうしてちゃんとやらないの?!」とヒステリックに怒っていませか?
今日は「勉強しない中学生の理由」について考え、彼らを「ほっとくと将来どうなるか?想定される二つの未来」「基本ほっといてもうまくいく6つの方法」をご紹介します。
どっぷり反抗期の時期の「勉強しない中学生男子」の対処法は、基本ほっとくこと。
なぜなら、少子化も手伝って、子どもに手をかけすぎている人が多い日本では、子どもの気持ちを尊重せずに、過干渉な子育てが原因でうまくいかないことが多いからです。
「見守る子育て」では、「勉強しなさいと言わない」など、これまでしていた指示命令を辞めることで、自分から勉強を始めました!とうご報告も沢山いただいています。

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もくじ
中学生男子が勉強しない原因は反抗期と…
小学校までは、まだ扱いやすかった男の子が、中学に入ってから反抗的な態度がように目立つようになり、ついに「クソババア」と言われ大ショック!
その後、出るわ出るわの暴言の数々に、どうしていいかわからないという方も多いです。
中学生といえば、第二反抗期の時期と重なります。
今回(第二次)反抗期について、調べてみると(Wikipedia反抗期)、反抗期は大人への成長の過程で心に不安やストレスが増える時期。でも!ちゃんと自立していくためには欠かせない時期ということがわかりました。
過去に
「男の子の反抗期って、女性における《生理中》みたいな感じらしいよ」と、聞いたことがあって、「なるほど~」と納得したことがあるのですが、要するに、イライラしてネガティブになりやすい時期ってこと。
なので、この時期の中学生の体と心の変化を、温かく見守ってあげることが大切です。
また、中学生が勉強しないのは反抗期だけが理由なのではありません。
反抗期 +(反抗期にプラスして)
理由①:中学から教科担任制になり、勉強が急に難しくなる(高校受験に向けてテストの点数で順番を付けられる)
理由②:男の子は特にコツコツ型ではないために、勉強のやり方がわからなくなっている
理由③:部活など、他に集中したいことがある
など、いくつかの理由が重なって、勉強しないことが考えられます。
▼中3受験生男子にお悩みの方に▼
⇒受験生なのに!勉強しない中3&高3息子の理由と親の対応
勉強しない中学生をほっとくとどうなるの?想定される二つの未来
中学生男子が勉強に向かわない理由はわかるけれども、今でさえほとんど勉強していないのに、「ほっとくと将来どうなるの?」という不安(疑問)をお持ちの方は多いと思いますので、この疑問の答えとして、大きく2つあげますね。
それは
①全く勉強しなくなって落ちこぼれ、(親の期待する)志望高校や志望大学に入れず、収入面でも困るようになる。
②いったん成績は下がるけれど、親が手を出さないので「自主性」が育つ。(自分で考えて、自分らしく生きる)
の2つです。
平成29年賃金構造基本調査(厚生労働省)によると
学歴別の年収の違いは(男性の場合)
・大学・大学院卒が397.7千円
・高専・短大卒が311.0千円
・高校卒が290.7千円
高卒と大卒では年収が100万円違ってきます。
要するに、子どもを勉強しないまま親がほっておくと
↓
高い学歴が手に入らず、収入の面で困ることになるからこそ(①の未来の方)、わが子に必死になって勉強をさせようとしている方が今殆どだと思うのです。
ですが!
親が学歴を重視し過ぎた結果として、親子関係を悪化させ、子どもをつぶしてしまう悲劇が起きているのもまた事実なのです。
わが子をつぶす母親の特徴
学歴を重視し過ぎてわが子をつぶす親が持ちがちなのが、物事を「あり」or「なし」、「勝つ」or「負ける」のように、両極端にしか見られない「ゼロイチ思考」です。
具体的には、何事も曖昧にするのを嫌い、白黒はっきりさせないと気が済まない性格の方で、例えば、「Fランク大学なら負け組だ」など、極端な見方が日常化しています。
だからうまくいきません。
ほっといても「うまくいく母親」の特徴
対して、「うまくいく親」は、柔軟な思考を持ち、変化や違いを受け入れる度量があります。
そして、自分とわが子の違いを受け入れて、自分の価値観を押し付けずに、子どもの自由な選択を見守ることができるのが特徴です。
特に、勉強しない中学生の子どもに対して「勉強してもしなくてもどっちでもいい」と心の底から思えているので、勉強しない子どもを責めずに見守れます(=勉強はすべきである!という執着を手放している状態)
以下、そんな「うまくいく親」の「ほっといてもうまくいく方法」について6つご紹介しますね。
ほっといてもうまくいく方法1:勉強しなさいと言わない
子どもが勉強しないことに悩んでいるお母さんが多いですが、勉強するかしないかは、実は「子どもの問題」です。
だから、本当は親が困ることではないのです。。。
今、子どもが勉強しないことで一番困っているのが、お母さんになっている方が本当に多くて(過去の私もそうでした)、この困っているお母さんほど、子どもに「勉強しなさい」と言っていることが多いのです。
で、余計に子どもが勉強しないという悪循環に陥っています。
なので、これを辞めます(キッパリ!)
「子どもの問題」は子ども自身が自分で解決しようと思うまで、親は子どもを見守る姿勢をスタートさせて下さい。
ほっといてもうまくいく方法2:成績がいったん下がることを覚悟する
「見守る子育て」は、子どもから何かサインがあるまでは「基本ほっておく子育て」です。
なので、例えば中学生の子に対して、テスト前でも何も言わずに見守り始めると、成績はほぼほぼ下がります。
これは、今まで、うるさく言っていた親が何も言わなくなったり、実際に手を貸していた親が手を貸さなくなるので、ある意味当然のことです。
ですが、悪い点数をとって、「みじめな気持ち」をたっぷり味わうことこそが、「次こそは!」と「奮起するきっかけ」になったりしますので、この覚悟が親は必要なのです。

ですが「このままではヤバい!」という気持ちが
奮起するきっかけに
ほっといてもうまくいく方法3:どんなことがあっても大丈夫だと信じる
勉強をしなくなって、成績が下がって、例え、学年でビリになったとしても、この子は大丈夫!
自分で乗り越える力を持っている!と信じることができますか?
これは
「獅子の子落とし」という諺「 わが子に厳しい試練を与え、その器量を試す」をイメージしてもらうと分かりやすいと思うのですが
「最悪の事態(=厳しい試練)」は「自分で考えて何とかする力」を育てるチャンス!だという捉え方です。
「打たれ強い子」を育てるために、わが子の「自分でなんとかする力」があることを信じてみましょう。
ほっといてもうまくいく方法4:子どもの話を否定しない
普段は、「ほっといてほしいオーラ」満載の男の子達ですが、そうはいっても親に話を聞いてほしい時もあります。
ですが、子どもが何か話し出しても、最後まで話させずに「でも」や「だって」という言葉で、話を途中で否定するお母さんは、かなり沢山いらっしゃいます。
それくらい、わが子の話を否定せずに聴くって難しいことなのです。
なので、まずは3分間が目標♪
途中で口出ししたくなっても、子どもの話を「最後まで否定せずに聞く」ことにチャレンジしてみませんか?
これができるようになると、特に中学生からの親子関係は劇的に良くなります☆
ほっといてもうまくいく方法5:結果に一喜一憂しない
学期ごとのテストの結果や模試の判定など、結果が良ければ大喜び!
だけど、結果が悪ければ眠れなくなってしまうなど、子どもの出す結果に一喜一憂し過ぎているお母さんは要注意です。
なぜならば、「子どもの問題」を自分事にして、母子一体化している可能性がありますから。
「果報は寝て待て」とも言いますし、「子どもの問題」と「自分の問題」をちゃんと切り離して、子どもの出す結果(特に勉強)に振り回されない母を目指してみませんか?
ほっといてもうまくいく方法6:子育て以外の楽しみを持つ
子どもの中学卒業が見え出したら、子育て卒業後の自分の居場所を意識し始めるといい時期です。
どうしてかというと、子どもは高校生になると、親離れ(自立)がどんどん加速するから。
親も子離れする時期が、だんだん近づいているからです。
子どもが高校生になっても、子どもに執着している親御さんは、「実は子どもに依存していた!」という事例も多くあったりします(親子の共依存状態でいわゆるマザコン)
お子さんの中学卒業が見えた辺りから、子育て以外の楽しみや自分の居場所を見つけておきましょう。
▼マザコンが育つメカニズムを解説▼
⇒息子をマザコンにする母の特徴
▼中学卒業後のことが知りたい方に▼
⇒勉強しない高校生男子のトリセツ
番外編:中学生の親が注意すべきこと
中学生の時期は《親に不信感を抱きやすい時期》で、親の言動の矛盾に気づく時期でもあるので、今反抗が激しいお宅は、嘘をつくことが日常化していないかをチェックしてみるといいですね。
例えば
- 勉強するなら欲しいものを買ってあげると言ったのに (例:スマホやPCゲーム関連、部活関連、イヤホンなど音楽関連のモノ) 、親の期待のレベルには達していなかったので、やっぱり買ってあげないなど、考えをコロコロ変える。
- 「誰にも言わない」と言いながら、ママ友や親兄弟などにテストの点などを話してしまっている。
- 「勉強しないならゲームは捨てる」「反抗するなら家を追い出す」「文句言うなら食べるな」など「脅しの文句」を日常的に使っている
(もちろん本気ではなく、実際に行動に移すよりはいいと思うけど、結果的に嘘をついていることになるから言わない方がいい) - 子どもにはやれと言ってるが、実は親の自分もできていないことがある。
など。
お心当たりはないでしょうか?
特に、自我や社会性が育ち始める中学生の男の子たちは、大人の言動にとても敏感な時期で、周りの大人が信頼できる大人かどうか?を本当によく見ていて自分との約束を守る大人かどうかを見定めています。
だから嘘はNG!
「一度言ったことは守る」ことが、中学生の親が特に注意すべきことです。
あなたは子どもとの約束を守っていますか?
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こんにちは。いつも心の支えとなっています。
ここ数週間、反抗期と受験ストレスでガッチガチだった息子が少しづつ柔らかくなってきた気がします。
家族との会話が増え、よく笑っています。
「親の理想通りに勉強しない」息子であっても、笑顔でいてくれたらうれしいし、それが何より
だと思えます。勉強はやるときが来たら絶対にやる!と信じられるようになってきました。
高校受験まであと1か月もありません。超チャレンジ校への合格を信じて、3年間お世話になった中学を笑顔で卒業できることを信じて、4月からの高校生活を楽しくスタートできることを信じていきます。
あおこさん
こんにちは(*^_^*)
嬉しいコメントありがとうございます。
中学生の息子さんが少しずつ柔らかくなってこられたって
ほんとうに素敵~~~☆彡
めっちゃ嬉しい変化ですね!
しかも!超チャレンジ高への挑戦されるのですね!
息子さんの中に「自分を信じるチカラ」が
育っていることをビンビン感じます!
お母さんに信じて見守ってもらっているから
心のエネルギーが満タン状態で!
チャレンジできるんじゃないかなぁ。
きっと「一番いい未来☆」につながっていますから
どうぞ信じ切ってあげて下さいね^^
私も応援しています(^^)/