勉強しない中学生をほっとくとどうなる?ホンモノのやる気の育て方
・スマホやゲームばかりで勉強しない
・せっかく中高一貫校に合格したのに入学後にやる気を失ってしまった
・高校受験生なのに危機感がない
などで困っている親御さんも多いのではないでしょうか?
私自身も息子達が中学生までは、勉強しないことに困り果てていて毎日ガミガミ怒っていましたが、指示命令をやめて信じて見守り始めたら、自主的に勉強する子になりました。
勉強は、子ども達が自分の未来を切り拓くためにも大切なものです。
家での関わり方を整えて「ホンモノのやる気」を育てる方法を解説しています。
もくじ
勉強しない中学生の具体的な理由
中学生といえば、第二次反抗期と丸かぶりしているために、心に不安やストレスが増え、わけもなく不機嫌でいることが多い時期です。
ですので、将来の為にも勉強はすべきだ!という正論に反発している場合も多分にあります。
中学生が勉強しないのは反抗期だけが理由ではありません。
反抗期 +(反抗期にプラスして)
理由①:中学から教科担任制になり、勉強が急に難しくなった。
理由②:勉強のやり方がわからなくなっている。
理由③:部活など、他に集中したいことがある
理由④:スマホやゲームなどにハマっている
理由⑤:自分に自信がない(自己肯定感が低い)
など、いくつかの理由が重なって、勉強しないことが考えられます。
この状況からの打開策は、子どもの気持ちを理解することに努め、彼らの自己肯定感を高めるサポートに切り替えることです。
勉強しない中学生をほっとくとどうなる?本当のリスクとは
中学生が勉強しない理由はわかったけれども、だからと言って、ほっておくとどうなるのでしょうか?
❶授業がわからなくなる。
❷勉強嫌いになって落ちこぼれ、志望高校や志望大学に入れず、将来収入面でも困るようになる。
など将来的な影響が考えられます。
本当のリスクを知る
つまり勉強しない子どもをほっておくと、将来困るに違いないから、親は必死になって勉強をさせようとしています。
ですが!親が学歴を重視し過ぎた結果として、親子関係を悪化させ、子どもをつぶしてしまう悲劇が起きているのもまた事実なのです。
実は、本当のリスクは、子どもの自己肯定感が育たなくなることなのです。
親離れする時期がきても、自分に自信がなくて自立できず親に依存している状態の人もいますから。
勉強は、子ども達が自分の未来を切り拓くためにとても大切なものですから、ガミガミ言わずに自主的に勉強する子に育てる方法を次の章でお伝えします。
中学生の時期は、先回りして落ちこぼれるのを食い止めようとするのではなく、自主性や主体性を育てる方へ切り替えるタイミングです。
持続可能!ホンモノのやる気の育て方7選
元教育ママで子育てコーチング歴12年の私ですが、実は、前のめりになりすぎて失敗したことが山ほどあります!
今回その中でも厳選!人の行動心理に基づいた「ホンモノのやる気の育て方」を7つご紹介します。
秘訣はズバリ!子どもの心に注目したアプローチに徹することです。
大人への反抗心が芽生えたの中学生は、「余計な言葉かけ」は逆効果となりますので、ご注意くださいね。
1)勉強しなさいと言わない
東大生は親から勉強しなさい!と言われた子が少ないと言います。
おそらく親から勉強を強要されなかったので、勉強嫌いにはならず、自分のペースや自分のやり方で学ぶことができたのでしょう。
子育てで大切なことは、大人の言うことを聞くいい子を育てることではありません。
子ども自身に沢山考えさせ、自分で選択させることです。
周りと比較して小言を言えば言うほど、やる気も自己肯定感も育ちませんので、指示命令はやめて、考えさえる子育てにスイッチしていきましょう。
2)承認欲求を満たす
人は、人から認められたいという承認欲求を持っていて、それが満たされないとなかなかやる気はでません。
特に、子どもの場合は、条件をクリアーしないと認めてもらえないことが習慣化しているためにやる気が低下している事も多いのです。
アメリカの心理学者マズローが提唱した「マズローの5段階欲求説」をご存じでしょうか?
これは、人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が満たされると、より高次の階層の欲求に向かうという理論です。
【マズローの欲求の5段階】
1)自己実現の欲求(あるべき自分になりたい欲求)
↑ ↑
2)承認欲求(他者から認められたい欲求)
↑ ↑
3)社会的欲求(友人や家族社会から受け入れられたい欲求)
↑ ↑
4)安全の欲求(安心で安全な暮らしへの欲求)
↑ ↑
5)生理的欲求(食欲・睡眠欲・性欲など)
例えば、『5生理的欲求(食欲・睡眠欲・性欲など)』が満たされないと、病気になってしまいます。
また『4安全の欲求』が満たされないと、自分の居場所を求めて家に帰らなくなったり(例:トー横キッズ)、ゲームの世界にどっぷりと依存してしまう場合があります。
そして、『3社会的欲求』が満たされないと孤独で部屋に引きこもったりします。
つまり、家が安心で安全な場所でなかったり(環境は大事です)、親から認めて貰って心が満たされている状態ではないのに、『1自己実現の欲求』(子どもが自分から勉強して自己実現)に向かうなんて至難の業です!
条件をつけずに、その子のありのままを認めてあげましょう。
3)質問する
自分から勉強する子に育てるためには、自分で考えさせること、がとにかく大事です!
どうしてかというと、人は誰かに言われたことよりも、自分で気づいた事の方が行動に移しやすいからです。
そのために、自由に考える事ができる質問をしてみましょう。
また、人は目的意識を持つとモチベーションが上がりやすく、目標を手放しにくくなると言われていますから、勉強する目的を明確にする質問も効果的です。
【質問例】
・どの高校に行けたら最高?
・将来、どんな大人になりたい?
4)小さな成功体験のサポート
「やればできた!」という成功体験は、「次もやってみよう!」というやる気に繋がると思いませんか?
例えば、「毎日15分間だけ復習をしたら、定期テストで成績がアップした!」などの体験が非常に有効なので、今親子関係の良い方は、ハードルを下げて「コレならできるかも」という学習の提案をしてみましょう。
この小さな成功体験を積むことは、「やればできる」と自己有能感や自信を積み重ねることに繋がり、コツコツと習慣化することへの基盤となります。
5)承認とフィードバック
行動をした後は上手くいくこともありますが、思った通りの結果が出ないこともありますよね。
そんな時は、「努力を認める+本人には見えていない部分をフィードバック」してみましょう。
「今回は残念だったけど本当に頑張っていたね(承認)。でも望んだ結果を手に入れるためには、準備する時間が足りなかったのかもしれないね」みたいな感じです。
最初に小さな努力を認める言葉を伝えた後に(←必須)、フラットな感情でフィードバックすると、相手は嫌な感情はわきにくいので、私は息子達にもよく使っていました。
お子さんの自己管理能力を高めたい方にオススメの子育てコーチングです。
上から目線で、嫌みな言い方や決めつけ(断定)はしないように気をつけてくださいね。
子どもの味方になったつもりで、言われたら嬉しい言葉かけ(共感や承認や賞賛)を使うことがポイントです。
6)環境を整える
家の居心地が悪いと、やる気は出にくいです。
癒やされエネルギー充電ができる家庭や、やる気が出やすい空間を目指して、まずは夫婦仲や家の中を整えましょう。
また、本人から手伝ってと言われた場合は、子ども部屋を片づける手助けをしてあげるといいかもしれません。
7)親も楽しく学ぶ
親が自分のやりたいこと学ぶことは、過干渉をやめる事にも繋がりますし、勉強のやる気低下中の子どもにとても良い影響を与えます。
自分の夢を叶える為に、何か学んでみませんか?
実は、子どもに勉強させたくなる方は、勉強の優先順位が高い方で、自分の過去の後悔を子どもにリベンジして貰おうとしているケースも多かったりします。
自分の後悔は自分で晴らすイメージで、子育て以外の生きがいを見つけましょう。
専門家の支援を受ける場合
今の日本では『勉強が出来ない→すぐに塾!』という考えが定着していますが、コレまでに4500時間以上、中高生ママ達のお悩みをお聞きしてきた私は、これが逆効果になっていると感じています。
どうしてかというと、子どもがまだ勉強のやる気スイッチが入っていない時期に、学習塾に無理に行かせても、なかなか効果は出にくいからです。
中学生の教育費を調べてみると公立中学校、私立中学校共に、年間36万円以上は「学校外活動費(=塾代と考えられる)」として支出しているという文科省の調査結果が出ています。(引用元:令和3年度子供の学習費調査の結果について、文部科学省、令和4年12月21日)
高いですよね、、、
もしも今、塾に行かせているのに、やる気も成績もアップしない!というお悩みがある方は、ご家庭での関わり方を見直してみまもせんか?(「ホンモノのやる気の育て方7選」(前述)を心がけてみてください)
子どもの心に注目して正しい対応をすれば、きっとやる気が育つはずです!
とはいえ、「一人では難しいな」と思われる方は、LINE登録をしてくださいね。
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中学生の親は子どもの心に注目したアプローチを
中学生からは自立に向けた反抗、つまり親離れが始まっています。
暴言や悪態などで大変な時もあるかと思いますが、親は目も手も放して、子どもの力を信じて見守る時期が来ています。
大人の階段を登り始めた彼らの失敗を許しながら、温かい眼差しで「生きる力」を育てていきましょう。
安心で安全な場所で、承認の言葉をかけてあげられますように。
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この記事を書いた人(監修者)
長野県松本市在住
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル4,500時間以上を実施
・24歳(社会人)と21歳(大4)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年
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こんにちは。いつも心の支えとなっています。
ここ数週間、反抗期と受験ストレスでガッチガチだった息子が少しづつ柔らかくなってきた気がします。
家族との会話が増え、よく笑っています。
「親の理想通りに勉強しない」息子であっても、笑顔でいてくれたらうれしいし、それが何より
だと思えます。勉強はやるときが来たら絶対にやる!と信じられるようになってきました。
高校受験まであと1か月もありません。超チャレンジ校への合格を信じて、3年間お世話になった中学を笑顔で卒業できることを信じて、4月からの高校生活を楽しくスタートできることを信じていきます。
あおこさん
こんにちは(*^_^*)
嬉しいコメントありがとうございます。
中学生の息子さんが少しずつ柔らかくなってこられたって
ほんとうに素敵~~~☆彡
めっちゃ嬉しい変化ですね!
しかも!超チャレンジ高への挑戦されるのですね!
息子さんの中に「自分を信じるチカラ」が
育っていることをビンビン感じます!
お母さんに信じて見守ってもらっているから
心のエネルギーが満タン状態で!
チャレンジできるんじゃないかなぁ。
きっと「一番いい未来☆」につながっていますから
どうぞ信じ切ってあげて下さいね^^
私も応援しています(^^)/