勉強しない中学生は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく7つの方法
スマホやゲームばかりで勉強しない中学生に悩んでいるお母さんが本当に多いですが(過去の私です!)、毎日「勉強しなさい!」「どうしてちゃんとやらないの?!」とヒステリックに怒っていませか?
今日は「勉強しない中学生の理由」について考え、彼らを「ほっとくと将来どうなるか?想定される二つの未来」「基本ほっといてもうまくいく7つの方法」をご紹介します。
どっぷり反抗期の時期の「勉強しない中学生」の対処法は、基本ほっとくこと。
なぜなら、少子化も手伝って、子どもに手をかけすぎている人が多い日本では、子どもの気持ちを尊重せずに、過干渉な子育てが原因でうまくいかないことが多いからです。
子育てコーチングの手法を取り入れた「見守る子育て」では、「勉強しなさいと言わない」など、これまでしていた指示命令を辞めることで、自分から勉強を始めました!というご報告も沢山いただいています。

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もくじ
中学生が勉強しない原因は反抗期と…
小学校までは、まだ扱いやすかった子どもが、中学に入ってから反抗的な態度が目立つようになり、ついに「クソババア」と言われ大ショック!
その後、出るわ出るわの暴言の数々に、どうしていいかわからないという方も多いです。
中学生といえば、第二反抗期の時期と重なります。
今回(第二次)反抗期について、調べてみると(Wikipedia反抗期)、反抗期は大人への成長の過程で心に不安やストレスが増える時期。でも!ちゃんと自立していくためには欠かせない時期ということがわかりました。
過去に「反抗期って、女性における《生理中》みたいな感じらしいよ」と、聞いたことがあって、「なるほど~」と納得したことがあるのですが、要するに、イライラしてネガティブになりやすい時期ってこと。
なので、この時期の中学生の体と心の変化を、温かく見守ってあげることが大切です。
また、中学生が勉強しないのは反抗期だけが理由なのではありません。
反抗期 +(反抗期にプラスして)
理由①:中学から教科担任制になり、勉強が急に難しくなる(高校受験に向けてテストの点数で順番を付けられる)
理由②:男の子は特にコツコツ型ではないために、勉強のやり方がわからなくなっている。女の子は恋愛やおしゃれやSNSなど、勉強以外のことに興味を持ち始める。
理由③:部活など、他に集中したいことがある
など、いくつかの理由が重なって、勉強しないことが考えられます。
▼中3受験生男子にお悩みの方に▼
⇒受験生なのに!勉強しない中3&高3男子の理由と親の対応
勉強しない中学生をほっとくとどうなるの?想定される二つの未来
中学生が勉強に向かわない理由はわかるけれども、今でさえほとんど勉強していないのに、「ほっとくと将来どうなるの?」という不安(疑問)をお持ちの方は多いと思いますので、この疑問の答えとして、大きく2つあげますね。
それは
①全く勉強しなくなって落ちこぼれ、(親の期待する)志望高校や志望大学に入れず、収入面でも困るようになる。
②いったん成績は下がるけれど、親が手を出さないので「自主性」が育つ。(自分で考えて、自分らしく生きる)
の2つです。
平成29年賃金構造基本調査(厚生労働省)によると
学歴別の年収の違いは(男性の場合)
・大学・大学院卒が397.7千円
・高専・短大卒が311.0千円
・高校卒が290.7千円
高卒と大卒では年収が100万円違ってきます。
要するに、子どもを勉強しないまま親がほっておくと
↓
高い学歴が手に入らず、収入の面で困ることになるからこそ(①の未来の方)、わが子に必死になって勉強をさせようとしている方が今殆どだと思うのです。
ですが!親が学歴を重視し過ぎた結果として、親子関係を悪化させ、子どもをつぶしてしまう悲劇が起きているのもまた事実なのです。
うまくいかない親の特徴と理由
学歴を重視し過ぎてわが子をつぶす親が持ちがちなのが、物事を「あり」or「なし」、「勝つ」or「負ける」のように、両極端にしか見られない「ゼロイチ思考」です。
具体的には、何事も曖昧にするのを嫌い、白黒はっきりさせないと気が済まない性格の方で、例えば、「Fランク大学なら負け組だ」など、極端な見方が日常化しています。
だから、うまくいきません。
また、今の日本では『勉強が出来ない→すぐに塾!』という考えが定着していますが、私は中高生ママ専門の子育てコーチとして、この『すぐに塾!』という思考が逆効果になっているのでは?とも感じています。
どうしてかというと、子どもがまだ勉強のスイッチが入っていない時期に、学習塾に無理に行かせても、なかなか効果は出にくいから。
生徒のやる気に火をつけることができる超優れた先生に出会えれば本当にラッキーですが、そうでない限りは、勉強のやる気はなかなか出ないんですよね、、、
むしろお金をかければかけるほどストレスで、『子どもに怒りをぶつけ→親子仲が悪化→さらにやる気をなくす』と言う悪循環が起きています、、、
実際、中学生の教育費を調べてみると公立中学校、私立中学校共に、年間30万以上は「学校外活動費(=塾代と考えられる)」として支出しているという文科省の調査結果が出ています。(引用元:平成30年度子供の学習費調査の結果について、文部科学省、令和元年12月18日)
これは、月に2~3万は教育費をかけている計算になり、今の日本の中学生家庭では、「これくらいの金額はかけて当たり前」になっていることが考えられます。
塾に入れれば(お金をかけたら)→子どもは勉強する、というわけではありません。(だと思いませんか?)
むしろ、この先教育費はめっちゃかかりますので、かけるべきタイミングを見極めることは重要です。
(ちなみに、我が家は、長男の場合は塾は本人が希望した中3の半年間のみ、次男に至っては塾には行きませんでした)
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ほっといてもうまくいく7つの方法
これに対して、「うまくいく親」は、柔軟な思考を持ち、変化や違いを受け入れる度量があります。
そして、自分の価値観を押し付けず、子どもの自由な選択を見守ることができるのが特徴です。
特に、勉強しない中学生の子どもに対して「勉強してもしなくてもどっちでもいい」と心の底から思えているので、勉強しない子どもを責めずに見守れます(=勉強はすべきである!という執着を手放している状態)
以下、そんな「うまくいく親」の「ほっといてもうまくいく方法」を7つご紹介しますね。
1:勉強しなさいと言わない
子どもが勉強しないことに悩んでいるお母さんが多いですが、勉強するかしないかは、実は「子どもの問題」です。
だから、本当は親が困ることではないのです…
今、子どもが勉強しないことで一番困っているのが、お母さんになっている方が本当に多くて(過去の私もそうでした)、この困っているお母さんほど、子どもに「勉強しなさい」と言ってしまっています。
そして、余計に子どもが勉強しないという悪循環に陥っています。
なので、これを辞めます(キッパリ!)
「子どもの問題」は子ども自身が自分で解決しようと思うまで、親は子どもを見守る姿勢をスタートさせて下さい。
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⇒「勉強しなさい」と言わなくても、自分から勉強する子に育てるには
2:成績がいったん下がることを覚悟する
「見守る子育て」は、子どもから何かサインがあるまでは「基本ほっておく子育て」です。
なので、例えば中学生の子に対して、テスト前でも何も言わずに見守り始めると、成績はほぼほぼ下がります。
これは、今まで、うるさく言っていた親が何も言わなくなったり、実際に手を貸していた親が手を貸さなくなるので、ある意味当然のこと。
ですが、悪い点数をとって、「みじめな気持ち」をたっぷり味わうことこそが、「次こそは!」と「奮起するきっかけ」になったりしますので、この覚悟が必要なのです。

ですが「このままではヤバい!」という気持ちが
奮起するきっかけに
3:どんなことがあっても大丈夫だと信じる
勉強をしなくなって、成績が下がって、例え、学年でビリになったとしても、この子は大丈夫!
自分で乗り越える力を持っている!と信じることができますか?
これは「獅子の子落とし」という諺「 わが子に厳しい試練を与え、その器量を試す」をイメージしてもらうと分かりやすいと思うのですが、「最悪の事態(=厳しい試練)」は「自分で考えて何とかする力」を育てるチャンス!だという捉え方です。
「打たれ強い子」を育てるために、わが子には「自分でなんとかする力」があることを信じてみましょう。
4:子どもの話を否定しない
普段は、「ほっといてほしいオーラ」満載の子ども達ですが、そうはいっても親に話を聞いてほしい時もあります。
ですが、子どもが何か話し出しても、最後まで話させずに「でも」や「だって」という言葉で、話を途中で否定するお母さんは、かなり沢山いらっしゃいます。
それくらい、わが子の話を否定せずに聴くって難しいことなのです。
なので、まずは3分間が目標♪
途中で口出ししたくなっても、子どもの話を「最後まで否定せずに聞く」ことにチャレンジしてみませんか?
これができるようになると、特に中学生からの親子関係は劇的に良くなります☆
5:結果に一喜一憂しない
学期ごとのテストの結果や模試の判定など、結果が良ければ大喜び!
だけど、結果が悪ければ眠れなくなってしまうなど、子どもの出す結果に一喜一憂し過ぎているお母さんは要注意です。
なぜならば、「子どもの問題」を自分事にして、母子一体化している可能性がありますから。
「果報は寝て待て」とも言いますし、「子どもの問題」と「自分の問題」をちゃんと切り離して、子どもの出す結果(特に勉強)に振り回されない母を目指してみませんか?
6:子育て以外の楽しみを持つ
子どもの中学卒業が見え出したら、子育て卒業後の自分の居場所を意識し始めるといい時期です。
どうしてかというと、子どもは高校生になると、親離れ(自立)がどんどん加速するから。
親も子離れする時期が、だんだん近づいているからです。
子どもが高校生になっても、子どもに執着している親御さんは、「実は子どもに依存していた!」という事例も多くあったりします(親子の共依存状態でいわゆるマザコン)
お子さんの中学卒業が見えた辺りから、子育て以外の楽しみや自分の居場所を見つけておきましょう。
7:ありのままを認めてあげる

下の欲求が満たされないと
上位の自己実現欲求
(例:夢を叶えるために勉強する)
には向かいにくい
親が子どものありのままを認めてあげることは、非常ー--に大事です。
というのは、人には承認欲求があって、それが満たされないと特に勉強のやる気はなかなか出ないからです。
具体的に説明しますね。
アメリカの心理学者マズローが提唱した「マズローの5段階欲求説」(自己実現理論:Wikipedia)をご存じでしょうか?
これは、人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が満たされると、より高次の階層の欲求に向かうという理論です。
【マズローの欲求の5段階】
1)自己実現の欲求(あるべき自分になりたい欲求)
↑ ↑
2)承認欲求(他者から認められたい欲求)
↑ ↑
3)社会的欲求(友人や家族社会から受け入れられたい欲求)
↑ ↑
4)安全の欲求(安心で安全な暮らしへの欲求)
↑ ↑
5)生理的欲求(食欲・睡眠欲・性欲など)
例えば、人は『5生理的欲求(食欲・睡眠欲・性欲など)』が満たされないと病気になってしまいますし、『4安全の欲求』が満たされないと、自分の居場所を求めるために家に帰らず悪い集団に属してしまったり、はたまた、ゲームの世界にどっぷりと依存してしまったりします。
そして、『3社会的欲求』が満たされないと孤独で鬱になったり、『2承認欲求』が満たされないと心にエネルギーが貯まらないので、5段階目の「自己実現したい(目標を持って頑張る!)」という気持ちにはなりにくいのです。
つまり、家が安心で安全な場所でなかったり(環境は大事!)、親から承認されていなかったりするのに!子どもが自己実現に向かうなんて至難の業!!
親が子どもの安全欲求や承認欲求を満たしてあげることは、子育てにおいてほんとー--に大切なことなのです。

子どものやる気を引き出したいなら、子どものありのままを認める存在承認も効果があります♪
番外編:中学生の親が注意すべきこと
中学生の時期は《親に不信感を抱きやすい時期》で、親の言動の矛盾に気づく時期でもあるので、今反抗が激しいお宅は、嘘をつくことが日常化していないかをチェックしてみるといいですね。
例えば
- 勉強するなら欲しいものを買ってあげると言ったのに (例:スマホやPCゲーム関連、部活関連、イヤホンなど音楽関連のモノ) 、親の期待のレベルには達していなかったので、やっぱり買ってあげないなど、考えをコロコロ変える。
- 「誰にも言わない」と言いながら、ママ友や親兄弟などにテストの点などを話してしまっている。
- 「勉強しないならゲームは捨てる」「反抗するなら家を追い出す」「文句言うなら食べるな」など「脅しの文句」を日常的に使っている(もちろん本気ではなく、実際に行動に移すよりはいいと思うけど、結果的に嘘をついていることになるから言わない方がいい)
- 子どもにはやれと言ってるが、実は親の自分もできていないことがある。
など。
お心当たりはないでしょうか?
特に、自我や社会性が育ち始める中学生の男の子たちは、大人の言動にとても敏感な時期で、周りの大人が信頼できる大人かどうか、を本当によく見ていて、自分との約束を守る大人かどうかを見定めています。
だから嘘はNG!
「一度言ったことは守る」ことが、中学生の親が特に注意すべきことです。
あなたは子どもとの約束を守っていますか?
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こんにちは。いつも心の支えとなっています。
ここ数週間、反抗期と受験ストレスでガッチガチだった息子が少しづつ柔らかくなってきた気がします。
家族との会話が増え、よく笑っています。
「親の理想通りに勉強しない」息子であっても、笑顔でいてくれたらうれしいし、それが何より
だと思えます。勉強はやるときが来たら絶対にやる!と信じられるようになってきました。
高校受験まであと1か月もありません。超チャレンジ校への合格を信じて、3年間お世話になった中学を笑顔で卒業できることを信じて、4月からの高校生活を楽しくスタートできることを信じていきます。
あおこさん
こんにちは(*^_^*)
嬉しいコメントありがとうございます。
中学生の息子さんが少しずつ柔らかくなってこられたって
ほんとうに素敵~~~☆彡
めっちゃ嬉しい変化ですね!
しかも!超チャレンジ高への挑戦されるのですね!
息子さんの中に「自分を信じるチカラ」が
育っていることをビンビン感じます!
お母さんに信じて見守ってもらっているから
心のエネルギーが満タン状態で!
チャレンジできるんじゃないかなぁ。
きっと「一番いい未来☆」につながっていますから
どうぞ信じ切ってあげて下さいね^^
私も応援しています(^^)/