英語が苦手な中高生の育て方
「うちの子は英語が苦手で…」と子育てコーチの私にご相談される中高生のお母さんは多いです。
これは、受験では不得意科目を克服させたい!と思う親御さんは多いから。
特に文系にしろ理系にしろ大学受験では英語はとても重要な科目になることを知っておられるために、「苦手な英語は少しでも早く克服させたい」(=安心したい)と思う親心があるためだと感じています。
実は元教育ママだった私は、息子の英語教育でかなりこじらせた過去があります(汗)
この記事では、英語が苦手になる中高生側の理由や拗らせやすいお母さんの3つのタイプ、英語が苦手科目な子どもの親のとるべき対応についてお伝えします。
特に、ご自身が英語が得意なお母さんと、英語が苦手な子ども、は相性が非常に悪く関係性も悪くなりがちなのですが、子どもの気持ちを理解していただくことで、子どもの可能性を信じて見守る親御さんが増えて欲しいです。
もくじ
「これから英語は大事神話」に振りまわされた私
小学校での英語の必修化など、どんどん教育の内容も変わっていっていますが、「これからは英語が大事!!」とささやかれるようになったのはいったいいつからなのでしょうか?
現在22歳の長男の小さい頃には、すでに この「これからは英語が大事」神話はあったように思います。
なので、ご多分に漏れず、元教育ママの私はこの神話に相当振り回されてきました。
それこそ、長男が幼児の頃からいろんな教材を買いこみまして、英語絵本の読み聞かせをしたり、家で遊んでいる時にテープをかけ流していたり、ポケモンやトーマスの英語版や、パワーレンジャー(←アメリカ版のレンジャーモノ)を手に入れて見せたりもしていました。
というのはね。
ワタシ自身、中学の時の塾の先生に「英語がもう少しなんとかなったらいいのにね」と言われたことがあるくらい英語は苦手な科目だったから。
ですが、社会人になってから苦手を克服したい!と語学学校に通ったおかげで、語学は地道にコツコツ勉強さえすれば、できるようになる!!ってことを、自分が実感していたんです。
なので、自分に子どもが出来たアカツキには
・英語ができる子にしたい!
・過去の私のように長い間英語が苦手で過ごすのはもったいない!
という想いが心に強くあったんですよね。。。
で、そんな「英語はめちゃめちゃ大事!」と思っていた私の、幼児教育の成果はどうなったか?
皆さん気になりませんか?
はい。
皆さんもお察しの通り「読み聞かせ」も「聞き流し」も「英語のビデオ」も全くといっていいほど効果がありませんでした!
それどころか、息子は二人とも5教科の中でダントツ英語が苦手!!
私の費やしたお金と時間はいったん何だったの!!と思うほどでした、、、(ため息)
ちなみに、当時のママ友(ほぼ男の子ママ)とのランチ会でもよく話題に出ていたのが「男の子はどうして英語がこんなに苦手なんだろう。。。」てな感じの話(悩みという名の愚痴)
そして、今、男の子のお母さんのコーチングをする中でも、特に英語が苦手な男の子のお話をお聴きすることが本当に多いのです。。。
英語が苦手な中高生が多い理由
英語は日本語とは違って、異国の言語だけに、ゼロからコツコツ積み上げて習得する、という特徴があります。
ですので、コツコツ積み上げるのが嫌ではない人(特に女性)にとっては好きな科目になり得ますが、大部分のコツコツ型ではない中高生男子にとっては、ポカミスで点数を失いやすく、楽しさを感じにくい科目。
ここでは、中高生が英語が苦手になってしまう理由をいくつかあげます。
・三単現のSや時制の使い分けがヤヤコシイ。
・単語やイディオムなど覚えることが沢山有り過ぎる
・楽しくない、めんどくさい
・日常的に使わない(のに、なぜ今学ばないとイケナイのか?という疑問)
・学んだことをアウトプットする機会が少ない
・英語の先生と合わない
受験には英語が必須だし、「ペラペラしゃべれるようになれたらカッコいい!!」のはわかってはいるけれど、英語学習のやる気がなかなか続かない理由は、その子の中にちゃんとあるんですよね、、、
英語をがんばらせたいお母さんの3つの傾向
ではそんな子ども心とは裏腹に、子どもに英語をがんばらせたいお母さんには3つの傾向があります。
- 英語は昔も今も苦手。
だからこそ、もしも英語ができたら自分の人生はもっと豊かになったかもしれない!と気持ちがあるお母さん。 - (私のように)苦手だったけど克服したことですっごい良かった!!という気持ちがあるからこそ、がんばるように仕向けたいお母さん
- 英語は昔から好きでそんなに苦労せずにできたからこそ、「そんなの出来て当たり前でしょ」という気持ちのあるお母さん
そして、この3つのタイプの中でも親子関係を拗らせがちなのが、❷と❸のタイプの方。
特に❸「英語が得意なタイプ」のお母さんは、「どうして出来ないのか?」が理解できなかったりするので、特にこじらせてしまいがちです。
というのはね。
英語って、単語を積み上げて、日本語とは違う文法を覚えることでテストの点数がとりやすくなる科目です。
この「学習の過程」を苦手だったりめんどくさいと感じる子どもと、この「学習の過程」が楽しかったり苦ではない母親は、そもそもの相性としてよろしくないんだなぁ。。
それゆえに、自分でも無意識に近いレベルで、ついつい非難したり責めたりしてしまいがちなので、親子関係をこじらせてしまうことが多発しています。
英語が得意なお母さんはご注意くださいね。
自分とは違って、英語が嫌いなお子さんの今を許してあげられますように
英語が苦手な中高生の育て方
では、そんな英語が苦手な中高生をどう育てるとよいか?ですが、苦手を無理やり克服させようとしないこと。
これに尽きます!
苦手なことはいったんスルーして、子ども自身が得意なことに注目することは、人のやる気を引き出すのが得意なコーチングの基本的な考え方でもあります。
苦手なことよりも得意なことの方がメンタル的に楽しく取り組めるので、成果も出やすく達成感を感じやすいです。
そして、達成感を味わい、心が整ったその後で、自ら苦手な科目を克服しようとするのは良くある話だったりしますから
そもそも勉強は子どもの問題であって、親の私たちがアレコレ指示命令することではありません。
ですので、親は子の問題に介入せずにほっとく(=自分で何とかする力があると信じて見守る)のが一番良いと考えています。
ちなみに、あれほど英語が苦手だったうちの息子達。
その後どうなったかというと「ビリ」とか「不合格」とか「英語が出来ないと受験では不利」とか、いろんなネガティブ経験を一通り経験いたしました。。。
ですが、これらの経験は 決して無駄ではなかったようで、特に、(先ほどのTwitterにもあったように)長男は予備校で楽しく英語を教えてくれる先生に出会い、自分なりの方法で本当に頑張っていました(確か朝晩にめっちゃ音読してた)
でね。
この変化は、親の私が「英語は大事だから勉強すべきだ!」という「価値観」(執着)を手放した後に入ってきた「子どもの変化(成長)」だったりするんですよね…(しみじみ)
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この記事を書いた人(監修者)
長野県松本市在住
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル4,500時間以上を実施
・24歳(社会人)と21歳(大4)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年
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