過干渉な親に育てられる子の特徴と行く末

・子どもに過干渉だ!毒親だ!と言われた

・ついつい子どもが心配で、いろんなことに口を出しては本気で嫌がられている

など、今過干渉気味な子育てをしていることを、ご自覚されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は、今の日本では、過保護や過干渉な親(=毒親)が多く、子ども自身がやるべきことをやり過ぎてしまう親を皮肉って、ヘリコプターペアレント(子どもの上空を飛び回ってすぐに手助けする親)や、カーリングペアレント(子どもの前に来る障害物を先回りして取り除く親)と言われたりしています。

特に、過保護よりもヤバい!と言われる過干渉な親に育てられた子は、自主性が育たず、親の顔色を伺いながら生きる子になってしまいます。

また、自己肯定感も低くなるので、将来的に仕事や恋愛面などでも自分に自信が持てず、生きづらさを抱えやすいと言われています。

既に、こういった傾向のあるお子さんがご心配な親御さんにこの記事を読んでいただくことで、過干渉な子育ての弊害に気付き、子どもが笑顔で自立していけるサポートに切り替えていただければと思っています。

過保護と過干渉の違い

最初によく混同しがちな、過保護と過干渉の違いを調べてみると(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
過保護とは「子どもが望んでいることをやってあげすぎること」
過干渉とは「子どもが望んでいないことをやりすぎること」だとわかりました。

過保護も過干渉もどちらも「子どものために親がやり過ぎてしまう行為」ですが、違いは「子どもが望んでいるかどうか」。

例えば
過保護な親とは
・「欲しい」と呟いたものを全種類買ってあげる
・「遅くなるとお腹がすくから」「雨が降ってるから」などの理由で、塾や学校の送り迎えをし続ける
など、「本人が望むこと」を本人が望む分量よりも、いつも多め多めにやってあげる親のことです。

基本、「本人が望むこと」をしているので、親子仲はさほど悪くないのが特徴ですが、「手伝いたい親」と「手伝ってほしい子ども」の双方にメリットが存在するために、共依存になりやすく、男の子の場合は、特に、マザコン息子を育て上げてしまう場合も多いです。

▼マザコン息子を育ててしまうメカニズムがわかる記事▼
息子をマザコンにする母の特徴

対して

過干渉な親とは
・子どもの交友関係に口出しする
・やりたくないと言ってること(例:習い事)をやらせる

など、「本人が嫌だと言っていること」をやり続けている親のことです。

本人が嫌だと言ってることをやり続けているので、親子仲が悪いのが特徴で、反抗期が長引いたり、親子間の衝突が壮絶になったり、無気力になって引きこもったりと、過干渉の方が過保護よりも毒性が強くなります。

▼自分が過干渉かどうか?わかる記事▼
過干渉チェックリストどこからが毒親?

過干渉な親に育てられた子の6つの特徴

過保護よりもヤバい過干渉ですが、「過干渉な親に育てられた子の代表的な特徴」をあげます。

特徴1:自主性が育たたない

本来なら、子ども自身が自分でやるべきことを、親が先回りしてお膳立てしてきているので、自分で考える力(自主性)が育ちません。

例えば、高校生になっても
「今日何着たらいい?」
「何からやればいいの?」
「どうすればいい?」

など、日常的なことですら、親に聞かないと動けない子になる子もいます。

これ大問題だと思いませんか?

特徴2:人のせいにする

「親のせい」にすることが多い子は、過干渉な育てられ方をされた子の特徴です。

どうしてかというと、自分の意志で動くことが少なく、親の言う通りに動かされているために、親にやらされている感が強いからです。

例えば、高校生になっても「朝自分で起きない子」の場合、遅刻してしまった時に「なんで起こしてくれなかったんだ!」と親のせいにしたりします。

(朝起きることは自分の問題だと自覚している子は、親のせいにすることはありません)

特徴3:親の顔色を伺う

常に、親に怒られないように、親の顔色を伺いながら生きている子もいます。

これは、「もう好きにしなさい!」と言いながら、実際に子どもが自分の好きなことをし始めると、嫌味を言ったり悲しい顔をしたりして、相反する矛盾するメッセージで子どもを拘束し(ダブルバインド)、子どもが自由に生きられないようにしてしまう親御さんも多いからです。

また、友人関係にも口を出す親御さんも多いので、自分の好きな友達と友人関係を築くことが出来ず、コミュニケーションをとることが苦手になる子も多いです。

特徴4:無気力になる

親の言う通りにしないと怒られるからと、親に意見するのをあきらめてしまった子は、当然、その子らしく生きることが出来ません。

親の支配下に置かれてしまっているからです。

人は、自分の本当に好きなことが出来ないと、気力もわきにくいです。

特徴5:自己否定が強く、自己肯定感が低い

「親の言う通りにしなさい」と言う育て方をすると、「あなたの意見ではダメだ」というメッセージが伝わります。

要するに、常に親から否定されて育つわけです。

ですので、当然のように自己否定が強い子になり、自己肯定感も育ちにくくなります。

特徴6:ゲーム依存(現実逃避)になりやすい

これはダメ、あれもダメ、と親に指示命令されてばかりで否定されて育つと、家の中に「自分らしく過ごせる居場所」がなくなります。

家の中が、居心地の良い場所ではなくなるのです。

なので、現実逃避しやすく、例えば、ゲームの中の方が居心地が良い場合は、ゲーム依存になりやすいです。

過干渉な子育ては、子どもの「生きる力」を奪ってしまうのです。

膝を抱える男の子
どうしたらいいかわからない…

過干渉な親に育てられた子の行く末

では、そんな過干渉な親に育てられた子どもが大人になったら…

いったいどうなるでしょう?

体は成長して大人にはなります。

ですが、自分で考える力(心)が育っていないので、自分で決断することに自信がなくなります。

なので、会社でも自分の意見が言えなかったりして、いいように使われてしまったりと人間関係で悩みそうです。

また、占いにはまったり(自分で決められないから)、「何か」や「誰か」に依存しやすくなったりするでしょうね。

そして恋愛下手になったり(親の気に入る人でないとダメだから、マザコン夫とか)、人づきあいにも苦手意識を持ったりして、鬱や引きこもりになることもありそうです。

過干渉な親に育てられた人は自己肯定感が低くなり「生きづらさ」を抱えると言われています。

ため息をつくサラリーマン
いったいどうすればいいんだ、、

口癖を変えて、過干渉から卒業しよう!

過干渉な親御さんには特徴的な口癖があります。

口癖が変わると→習慣が変わる
習慣が変わると→人生が変わる

と言われていますので、わが子のためにも!そして、自分のためにも!口癖を変えて、過干渉から卒業しませんか?

過干渉な親の口癖1:心配だから

  • (受験で失敗したら心配だから)「勉強しなさい」と言う
  • (ゲーム依存になったら心配だから)「ゲームやめなさい」と言う
  • (勉強がついていけなくなったら心配だから)「塾に行きなさい」と言う

という感じで、「心配させる子どもの方が悪い」とばかりに、「心配」を大義名分のようにして振りかざしていませんか?

過干渉な親の口癖2:かわいそうだから

  • (失敗したらかわいそうだから)チャレンジはさせない
  • (困ったらかわいそうだから)先回りして障害物は取り除く 
  • (ケガをしたらかわいそうだから)喧嘩はさせない

という感じで「転ばぬ先の杖」を持たせることで、自分が安心したい親御さんも多いです。

例えば、大学受験を例にあげてみます。

失敗させたくないお母さんは
「〇〇大学の△△学部は、偏差値が□□くらいで、ここなら家からも通えるし、実力的にも射程圏内だわ」

「同じ大学でも▽▽学部の方が偏差値が低くて入りやすそうじゃない」

みたいな感じで、子どもよりも先に(←これが特徴)、親が先回りして子どもの大学の情報を集めたりしています。

そして、その情報を元に「安全な選択肢(2択か3択)中から選びなさい」という進め方(子育て)が習慣になっていたりするんですよね。

要するに、子どもにゼロから自由に選ばせてしまうと、予想外の道を選んで失敗する可能性が出てきてしまうので、失敗しないように「良かれと思って」調べているのです。

カーリングでスイープする女性(カーリングペアレントのイメージ)
「母にできることは任せて!
あなたは勉強だけしてて!」
みたいなね…

過干渉な親の口癖3:本当に大丈夫?

わが子が大丈夫だと言っているにも関わらず、「本当に大丈夫?」と念押しするのが口癖になってる方って、実はすごく多いです。

これ、心配性のお母さんが自分の不安をただただ口に出しているだけだと思うのですが、「本当に大丈夫?」は「あなたの言う事を全く信じていません」と、相手を疑う失礼なメッセージになっています。

例えば、私たちだって、何かを新しく始めよう!と決心した後に、「本当に大丈夫?」と念押しされたら、不安な気持ちになったり、やる気を削がれたりしませんか?

最後に

私たちは何のために子育てしているのでしょうか?

「見守る子育て」では「子どもが笑顔で自立するため」だと考えています。

ですので、親は子どもの「生きる力」を育てるためにも、中学生以降、子どもの問題に介入して過干渉になることは極力避けなければなりません。

子どもは全員!親から愛されたいし、親から無条件で信じてもらいたいと願っています。

中高生は、まだまだ未熟で危なっかしい存在ですが、子どもの言葉に耳を傾け、子どもの気持ちを尊重していきませんか?

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