過保護な親の特徴と子どもに与える影響

過保護にしているつもりはないのに、「良かれと思って」やっていることが多くて、結果として過保護な親になってしまっている方は多いなぁと感じています。

実は、過保護な親に育てられた子は、特に思春期以降は以下のような特徴がみられます。
1)親のせいにする
2)自分で決められない
3)打たれ弱くなる

親は良かれと思ってアレコレやってあげているのに、結果として、子どもに悪い影響を与えてしまっているのです。

今日は、過保護な親の特徴について、分かりやすいように具体例をなるべく多くあげて説明します。

「もしかしたら自分は過保護かも?」と心配されているお母さんがいらしたら、気づいた時がはじめ時!

視野をなるべく広く持つようにして、過保護な親を卒業しましょう。

過保護とは?過干渉との違い

過保護とは、子どものことを必要以上に甘やかしたり、要望を叶え過ぎてしまったりすることです。

今の日本は少子化が問題にもなっていますが、昔に比べて親が一人の子どもに関わる密度が濃いために、どうしても過剰に保護してしまうことが多くなっているのでしょう。

ですので、特に一人っ子の親御さんは、過保護になりやすいです。

過保護と似ている言葉として、過干渉があります。

過干渉は、「子どもが望んでいないこと」を、良かれと思って、親がやり過ぎてしまうこと。

過保護は、「子どもが望んでいること」を、良かれと思って、親がやり過ぎてしまうこと。

ですので、どちらも子どものことを心配して「良かれと思って、親がやり過ぎてしまうこと」ですが、一般的には、過保護よりも過干渉の方が毒性が強くなり、毒親の特徴と言われています。

▼過干渉かどうか心配な方に▼
過干渉な親チェックリストどこからが毒親

ヘリコプターペアレントの実例

ヘリコプター・ペアレントという言葉を聞いたことがありませんか?

ヘリコプターペアレントとは
自分の子供に対し過保護なあまり、他人に迷惑をかける「モンスター・ペアレント」の中でも、特に、子供に付きまとい、子供とその周囲の人間を監視するなどの行為が目立つ親のこと。 ヘリコプターのような親が子供の頭上を旋回するイメージからつけられた呼称である。

引用元:weblio辞書ヘリコプターペアレント

もともとはアメリカで広まった言葉ですが、過保護な親をヘリコプターに例えた「コミカルさ」のためか、最近は日本でも多く聞かれるようになりました。

ここでは、よくあるヘリコプターペアレント(過保護な親)の実例を3つご紹介します。

実例1

「今日は雨だから、傘持っていきなさい」
「お弁当はちゃんと持った?」(→毎日母が鞄に入れてあげている場合も有り)

など、子どもが外出先で困らないように、毎回声をかけをしたり、持ち物を準備してあげている。

(理由:困ったらかわいそうだから、この時期風邪をひいたら大変だから。実際は、失敗させたくないため)

実例2

自力で行ける距離なのに、塾の送り迎えをしている

(理由:夜だから、雨が降って濡れたらかわいそうだから。実際は、塾に遅れないように行かせたいから)

実例3

習い事や部活など、何に入る or 入らない、休む or 休まない(休ませない)、辞める or 辞めない、などの問題に、親が必要以上に悩み、関与している

(親側の理由:家でゲームばかりになるよりも健全な趣味を持った方がよい、子どもは身体を動かした方がよい、始めたことを途中で辞めてはダメだからなど。実際は、家で子どもがダラダラする姿を見たくない場合が多い)

ちゃんと見てるからね!
失敗しないように
頑張り続けなさい
貴方のためなのよ~~

過保護に親になりやすい5つのタイプ

では、そんな「過保護になりやすい親」の5つのタイプをご紹介します。

基本、女性の方(母親)が多いですがですが、心配性の男性(父親)もなりやすいです。(余談かもですが、お父さんが過保護のお宅の方がいろんな問題が起きやすいです(>_<))

  • 心配性
    子どものことが心配でたまらず、常に子どものことが頭にある
  • せっかち
    子どもにやらせるよりも、自分がやる方が早いので、ついつい自分で何でもやってしまうタイプ。
    また、子どもが困る前に、親が何とかしてしまうことが日常化しているので、自分のアタマで考える力が育たない。
  • めんどくさがり屋、か・ら・の段取り上手
    過去に、子どもがらみでの「めんどくさい出来事(例:学校からの呼び出しなど)」があったために、再度めんどくさい事態を引き起こさないように、段取りをするのが習慣化している
  • 完璧志向
    常に周りと比較し、平均点以上や最高の子育てを目指している。
    真面目な優等生タイプが多く、常に「正しい」かどうかが判断基準になっている
  • 世話焼き気質(承認欲求が強い)
    人から感謝されると嬉しいので、余計なお世話が多くなる。
    「余計なお世話」であることは、自分でもうすうす気づいてはいるが、「これは自分の性分だ」と何故か割り切っていて、世話焼きを辞めない人多し。

過保護な親の特徴

過保護な親御さんは、基本視野が狭くなっていて、自分の考えだけに囚われがちです。

ですので、子どものために自分が良いと思ったことは(正しいことだと思い込んで)ずっとやり続けてしまうのですよね…

ここで一つ質問なのですが
もしも飢えた人がいたとしたら、あなたは
(1)魚を釣ってあげますか?
(2)それとも魚の釣り方を教えてあげますか?

この話はご存じの方も多いと思いますが、実はこれは、「子育ては、子どもの成長の段階によって親も変わる必要があること」を教えてくれる、とても秀逸な例え話です。

子どもが小さなうちは、もちろん(1)魚を釣ってあげることが必要です。

ただ、子どもが成長するに従って、だんだん(2)魚の釣り方を教えてあげる段階へと視野を広げていかなければなりません。

ですが、過保護な親御さんは、子どものためにずっと魚を釣ってあげるステージにいて、「この子は自分が面倒見てあげないとダメだ」とばかりに、過剰に保護し続けてしまっています。

例えば、「金持ちの放蕩息子」なんて言葉がありますが、これは経済力のある親がずっと子どもを甘やかし保護し続けるために、自分の力で生きていく力が育たず放蕩息子になってしまうのでしょう。

子どもが、自分で魚を釣れるようになって一人で生きる力を身に付けるためには、親は釣り方を教えてあげた後に、失敗も含め試行錯誤する期間を黙って見守ってあげること(←ココ大事)が重要です。

失敗するとわかっていてもさせる勇気をどこかで持たないことには、ずっとずっと過保護なままになってしまいます…

「子どもがかわいそうだから」「心配だから」と親が自分の気持ちやペースに囚われてしまうと、大切なわが子の生きる力を育てることが出来ないのです。

過保護な親に育てられた子の特徴

では、過保護に育てられた子どもはどんな特徴があるのでしょうか?

今回3つの特徴をご紹介しますが、もしも今、こういった現象が確認できるようでしたら、過保護を卒業するタイミングです!

今日からの言動を見直してみましょう。

1)親のせいにする

実は、私へのご相談で、とても多いのが「朝起きない子ども」のお悩みです。

特に、母は何度も声をかけているのに「朝起こしてくれないから遅刻した。どうして起こしてくれなかったの!」と、親のせいにする子がとても多いのです。

「遅刻するくらいなら休む」というタイプの子も多いので、「学校を休まれては大変だから」と毎朝ストレスを抱えながらも、子どもを起こし続けておられるんですよね…

本来、「朝起きること」は子ども自身の問題で、ぶっちゃけ、小学生でも出来る事だと思いませんか?

なのに、なぜか「朝起こすこと」(=学校に行かせること)がお母さんの仕事になってしまっているために、自分の遅刻を親のせいにする子になってしまっています。

こんな状態の方に、私からアドバイスがあるとするならば、子どもが毎朝、自分一人で起きるようになるには、どうするとよいか?親子で話し合いをすること。

そして、親はだんだん手を貸さないようにしていくことをオススメします。

自分の問題を人のせいにしない子に育てていきましょう。

2)自分で決められない

親に必要以上に保護され続けると、子どもは「自分で考える力」が育ちません。

どうしてかというと、(指示命令の多い)親の言う通りにしておけば失敗することは少なくなりますから、ある意味、自分で考えるよりもラクだったりするんですよね…

親に依存している状態です。

ですので、例えば、高校生になっても

「今日は部活に行った方がいいかな?」

「自分はどの大学に行けばよいの?」

など、小さなことから、自分の将来を決める大切な場面まで、一人で決めることが出来ずに、親の意見を求めてくるようになります。

これは、一見「親の言う事を聞く良い子」でもあるので、育てやすいと感じるかもしれませんが、子育てコーチとしては、この先が非常に心配です。

(高校生になって、この質問を親にしてくる子は稀です。本来なら、親に質問せずとも、殆どの子が自分のことは自分で決めている年代ですので、今、お心当たりのある方は、早めの改善を)

3)打たれ弱い

失敗させないようにと先回りして、過保護に育ててしまうと、どうしても打たれ弱い子になります。

例えば、学生時代、親が過保護だったおかげで大きな失敗を経験せずに来た子が、社会に出て、たった一度の失敗をきっかけに引きこもってしまったという話もあったりします。

こういう話を聞くと、過保護に育てる危険性を強く感じるのです。

親は先回りの育児をしないようにし、特に学生のうちは、沢山チャレンジして失敗する経験を(モチロン成功体験も!)させてあげることがよいと考えています。

見守る子育てコーチ
見守る子育てコーチ

特に、「かわいそうだから」という気持ちが湧いてきた時は要注意です。

”可愛そうだから→私が何か出来ることないかしら?”というマインドになり、過保護になりやすいです。

過保護な親が気を付けるべきこと

「子どもの喧嘩に親が出るな」とはよく言われます。

【子ども同士の喧嘩の場合】
❶自分の意見をちゃんと相手に話すこと
❷喧嘩した後は、自分で後始末すること

などが経験できるために、子どもの社会性を育てる上でとても貴重な機会です。

ですので、親は子どもの貴重な成長のチャンスを邪魔してはイケナイという意味で「子どもの喧嘩に親が出るな」と言われているのだと認識しています。

ですが、過保護や親の場合は、子どもの喧嘩の途中でしゃしゃり出てしまい、子どもの問題を親が解決してしまいます。

「うちの子は、口下手だから負けてしまう…。かわいそう。だから私が…」みたいな感じで、黙っていられなくなり、緊急出動してしまうんですよね…

こんな風に、親が子どもの問題に介入し続けると、「コミュニケーション能力」を始め、自主性や主体性など、笑顔で自立するために必要な力が育ちません。

私たち親は、特に子どもが思春期以降は、「子どもの問題」を「自分の問題」と分けて捉えるようにして、自分の心のままに動いてしまわないように気を付けることが本当に大事です。

子育てコーチという仕事をしている私は、いろんなお母さんからよく「こんな場合はどうしたらよいですか?」という質問をされますが、そんな方にオススメの行動があります。

それは、どうすればよいかを迷った時に、Q.「これは誰の問題?」と自問してみる事です。

たいていの場合、「子どもの問題」をどうにかできないかとお母さんが悩み過ぎていることが殆どだったりするからです。

ですので、子どもの問題に介入しようとしていたことに気付かれた後は、心の中で「この子は大丈夫。自分の問題を自分で解決する力を持っている!」と信じて、見守るようにしていくと、過保護や過干渉から卒業できます。

まだ社会に出る前の中学生~高校生~大学生の時期は、自分の力で魚を釣れるようになって自立しよう!と試行錯誤している時期ですから、そんなわが子のことを、温かい目で見守ってあげられますように。

番外編:甘やかすと甘えさせるの違い

過保護は甘やかすことでもありますので、もしかしたら、この記事を読んで「今日から甘やかさない!」と極端なやり方に転じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、甘やかすのは良くありませんが、甘えさせること(子どもの心理的な欲求を受け入れる事)はとても大事です。

特に、しつけやルールが非常に厳しいお宅で、親からの愛情に飢えているような場合、甘えさせてもらないことが原因で荒れているお子さんも多いですので、もしよかったら以下の記事を参考になさって下さいね。

▼甘やかすと甘えさせるの違い▼
⇒【男の子を甘やかす親の心理】甘えさせて自立する子を育てよう

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