過干渉な親チェックリストどこからが毒親?
毒親の特徴として、よくあげられる「過干渉」ですが、今「いったいどこからが過干渉?」とお悩みの親御さん向けに、小学生高学年・中学生・高校生の3段階に分けて、具体的な事柄をリスト化しました。
過干渉とは「子どもが望んでいないことを親が先回りしてやってあげすぎること」です。
(よく似ているとされる「過保護」は「子どもが望んでいることを親がやってあげすぎること」)
ご家庭の状況やお子さんのタイプによりますが、無気力な子を育てないためにも、参考にしてみて下さいね。

もくじ
過干渉チェック【小学生高学年】

チェックが付く項目は過干渉です。
- 子どもの宿題(自由研究や作文)に親が手を貸している
- 子どもの友人関係に口出しして、友達を選ばせている
- 子どもが困らないように、先回りして周りの人にお願いしたり、手を打ったりしている
- やりたがらないこと(英語や武道など)を「このままでは将来困るから」とやらせている
- 忘れ物に気づいたら学校に届けている
- 忘れ物がないか毎朝親がチェックしている
- 子どもが宿題やプリントを持ち帰るのを忘れた場合、ママ友にお願いして写メを送ってもらうのが日常化している
- 習い事において、親の期待に応えないこと(やればできるのに頑張らないこと)にいら立っている
- 中学受験する場合、本人よりも親の方が一生懸命になっている

親はなるべく手を出さないで、見守る勇気を!
小学生過干渉チェック解説
毎日ちゃんと食べさせて、忘れ物のないよう学校に送り出したり、日々のサポートに一生懸命なのが小学生の親世代です。
特に、サッカーや野球、武道をさせている場合は、コーチや監督の采配に腹を立てていたり、わが子のやる気のなさに悩んでいたりと、子どもよりも親の方が一生懸命になっている場合も多くみられます(お父さんが指導している場合も多い)。
今一度、「そのスポーツをやるのは誰か?」を考えて、親は一歩引いたサポートができるといいですね。
また、小学生高学年くらいからは、「自主性を育てる」ことを考えて子育てできるとこの先ラクです。
そのためにも、よく気が付くタイプのお母さんは、先回りの育児をやめ、失敗させる機会を奪わないことが大事です。
過干渉チェック【中学生】

中学生の反抗期は過干渉を辞めるチャンス!
- (頼まれていないのに)毎朝起こしていて、なかなか起きない子どもに困っている
- 学校や塾の送り迎えをしている(行かなくなったら困る気持ちがある)
- 子どもとの会話の半分以上が勉強や受験の話になっている
- 志望校を親が決めている
- 毎回のテスト範囲が気になり、苦手な教科や単元について悩んでいる
- 友人関係や部活関係のことに口を出している
- 子どもの鞄を勝手に開けている
- 子ども部屋を勝手に片づけている
- 苦手克服のためになりそうな問題集を(良かれと思って)勝手に買っている
- 勉強のやり方に口出しをしている
- 自作のプリントを作るなどして、勉強を手伝っている

中学生過干渉チェック解説
中学生は塾世代。
塾の送り迎えしている方が多いですが、無理に行かせていることも多く、イライラ育児の要因になっていることもあります。
また、子どもが朝起きないことに悩んでいる人が多いのも、中学生の特徴です!
朝起きることについて、どんなサポートが欲しいと思っているのか?(もしくはいらないのか?)親子で一度ゆっくり話し合ってみるといいですね。
反抗期や高校受験もあって、難しい時期にはなりますが、自分の不安を解消させようとする「先回りの育児」を、高校生まで持ち越さないようにしましょう。
▼中学生ママに▼
⇒勉強しない中学生は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく方法
過干渉チェック【高校生】

「うちの子は高校生になっても、自分から何もしようとしない…」という不満をお持ちの方は、これまでの過干渉な育児が子どもの意欲を奪っている可能性大です。
- 友達付き合いや約束事(待ち合わせ場所・時間や持ち物など)に口出ししている
- 着る服に文句を言う。又は親が着せたい服を着せている
- お金の使い方について報告させている
- 友達同士の旅行の際(頼まれていないのに)予約したり、送り迎えをしたりしている
- 子どものことを優先しすぎて、自分の人生を楽しめていない
- (頼まれていないのに)試験勉強の時間管理や資料集めをしている
- 大学のオープンキャンパスの段取りをし(本人は行きたくないのに)何とかして連れていこうとする
- (頼まれていないのに)大学や予備校の資料集めをしている
- 子どもからラインをブロックされたり、未読(既読)スルーされている
- (心配なので)子どものラインやメールや日記などをチェックしている
- GPSで子どもの居場所を常に確認している
- 勉強以外に時間を使うのはもったいないので、勉強以外のことはなるべく代わりにやってあげている
- 子どもの交友関係やスケジュールなどを把握していないと不安で仕方がない

お互いが必要以上に依存しあう親子関係にご注意を(例マザコン)
▼関連記事▼
息子をマザコンにする母の特徴
高校生過干渉チェック解説
高校生は子育ての最終段階。
まだいろいろと危なっかしいかもしれませんが、親として子どもを一人の大人として尊重して扱うと、グググーンと成長する時期でもあります。
勉強のことはもちろん!服装や友人関係などについても、手出し口出ししたいのを我慢して、自由を与えてみませんか?
そのために、ギリギリまで黙って見守ることが大切です。行動を監視して「見張っている子育て」が日常化すると、親離れも子離れもできません。
自由な日常こそが「やる気」がわく環境です。
高校生の子育てにおいて、過干渉だと感じた方は「笑顔で自立していく子」を育てるには自分の何を変えればいいか?という「問い」を常に心においてくださいね。
「笑顔の自立」!まだ間に合います。
▼高校生ママに▼
⇒勉強しない高校生男子のトリセツ
過干渉と過保護の違い
過干渉とは「子どもが望んでいないことを親が先回りしてやってあげすぎること」です。
過保護は「子どもが望んでいることを親がやってあげすぎること。
どちらも「やってあげ過ぎること」が問題です!
混同されやすい「過干渉」と「過保護」ですが、過干渉は「子どもが望んでいないこと」を、やり過ぎてしまうことから、近年「毒」とみなされ、「毒親」の特徴としてあげられています。

過干渉が良くないのはわかったけど、過保護はどうなのかしら?
「過度でない過保護」(=「子どもが望んでいること」を望んでいるようにかなえてあげること)は、無気力なお子さんが元気になるためにとても効果的です。

中学生や高校生の「子どもが望んでいること」とは
・話を否定せずにきいてほしい
・アレコレうるさく言わないでほしい
・ルールや制限を緩めてほしい
・存在や行動を認めてほしい
・たまには褒めてほしい
・困った時は文句を言わずに助けてほしい
みたいな感じのことが多いです。
ですので、これらの要求を「彼らが望むカタチで満たしてあげる(=過保護にする)」と、こじれていた親子関係は、ほぼ改善します!

お子さんが無気力な時、反抗期が長引く時は「子どもが望んでいることは何か?」をよく観察して、過度になりすぎないようにその望みをかなえてあげればいいのです。
過干渉かどうかを迷った時は?
今回、年代別にかなり詳しく、リスト化したつもりですが、子育てはいろんな場面があり、自分でも過干渉かどうか迷うこともあるかと思います。
そんな時に、おすすめの「セルフコーチングの質問」はコレ。
自分のこの行動(声掛け)は、子どもの「自主性」が育つ未来に繋がっているかな?
今、私に「こんな時はどうしたらいいか?」を質問される方も多いですが、まずは、母親であるお母さん自身が「自分で考えてみること」が大事です。
自分でチェックして、自分で気づいて、自分で言動を修正する!
この「セルフコーチング」で「見守り力」をアップさせて、過干渉母(毒親予備軍)から脱出しましょう♪
▼(PR)勉強しない!スマホばっかり!にお悩みママ向け▼
⇒7日間メールコーチング(登録無料)
お知らせ
笑顔で子育てしたい方に♡
本日令和3年2月22日より、個別サポートコース「よい母の呪縛を解くプライベートレッスン」の3月生さんを3名様募集いたします。
締切は3月1日です。
ピンときた方はお早めに~
***
【動画版「見守る子育て塾」のご案内】
スマホやタブレットで
スキマ時間にサクッと学べる♪「見守る子育て」の動画塾。
男の子ママがこじらせやすい20+1個のテーマ(各約10分)を動画で解説しています。
詳細はコチラから

***
1)ライン公式アカウント(←週3でブログ更新のご案内があなたのスマホに届きます♪)

2)7日間無料メールセミナー(←こじらせていた私自身の話)
どちらも無料でのご登録募集中です♪