【自己肯定感を高める子育て】中高生からでも間に合う7つの方法とほめ方のコツ
今日は、中学生、高校生の親御さん向きに、今からでも間に合う!子どもの自己肯定感を高める方法についてお伝えします。
自己肯定感とは、自分の存在を肯定的に受け止められる感覚のことです。
なので、自己肯定感が高いと、感情が安定し、いろんなことを前向きにとらえることができるので、「やろう!やってみよう!」という意欲もわきやすくなります。
反対に、自己肯定感が低いと、自己否定感が強いので、勉強や恋愛、仕事などでも「どうせ自分は…」とネガティブな気持ちになりやすく「生きづらさ」を抱えやすいと言われています。
もしかしたら今、あなたのお子さんがやる気が出ないのは、この「自己肯定感」が低いためかもしれません。。。
私たちの子どもを、自己肯定感が低いまま、社会に送り出してしまわないように、自分のことを好きだと思える子を育ててみませんか?

今、「子育て失敗したかも~」と後悔している中高生のお母さん。大丈夫です!今からでも間に合います!
もくじ
【悲報】日本の若者の自己肯定感がダントツ低い!

内閣府の調査では(平成26年版子ども・若者白書)
諸外国に比べて(アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデン・韓国)
- 自己を肯定的にとらえている者の割合が低い
- 自己に誇りを持っている者の割合が低い
- うまくいくかわからないことに対して、意欲的に取り組むという意識が低い
- やる気が出ないと感じる若者が多い
- 悲しい、憂鬱だと感じている者の割合が高い
- 自分の将来に明るい希望を持っていない
など、日本の若者は自己肯定感がダントツ低い!という調査結果が出ています。
この結果を知って大ショックをうけた私。
自分のことを好きだと言える子。
自分のことを誇りに思える子。
将来に明るい希望を持つ子。
前向きに明るく生きる子を増やすためにも!
そして、日本の将来のためにも!
今子育て中の親御さんにこの事実を知っていただき、子どもの自己肯定感を高める子育てをしていただきたいと考えました。
というのは、自己肯定感とは、成長過程で育まれ、親の言動が大きく影響を与えるものだからです。
中学・高校生ママ専門の子育てコーチとして、こんなに日本の若者の自己肯定感が低い理由を考えると、日本人特有の学歴や世間体を気にして生きる風潮が、育てる側の親御さんに大きな影響(不安)を与えているためではないか?と仮説を立てています。
自己肯定感が低い子の特徴

自己肯定感の低い子の特徴は
・自分に自信がない
・チャレンジ(行動)しない
・人と自分を比べて「どうせ俺は…」と落ち込む
・「でも」や「だって」など言い訳が多い
・ホメ言葉を受け取らない
・ちょっとした失敗に落ち込みやすい
・他人の言動が気になりやすい
などネガティブな言動が多くなります。
また、「ここで動けばうまくいくのに!」という場面で動けないことも多いです。
例えば、「チャンスの神様は前髪しかない」という言葉をご存じですか?
これは、「チャンスの神様」(本人にとって良い話)が近づいてきたとして、ためらわずパッと手を伸ばす人は前髪を掴む=チャンスをゲットすることができるけれど、自分に自信がなかったりすると、手を伸ばすことをためらい、やっとのことで手を伸ばした時には、チャンスの神様には前髪しかない、つまり後ろに髪がないのでチャンスを逃してしまう。
つまり「せっかく自分にチャンスが巡ってきたのに、ものにすることができなくなってしまう」という例え話です。
実際、大人の私たちでも、こんな風にせっかくのチャンスを逃してしまうことも多かったりしますよね。
そして「チャンスをつかんだ人」に対して嫉妬したり、「どうせ自分は…」と卑屈になったりもして(汗)、これって要するに自己肯定感の低さのなせる業だったりすると思うのです。
今、社会問題になっている「SNSへ誹謗中傷」も、きっとこんな感じで自己肯定感が低くて卑屈になってる人が書き込んでいるんじゃないかなぁと。
私たちの子どもには、こんな風になってほしくない!自分を信じて行動しチャンスを逃さずにつかむ子になってほしい!と思うのです。

幸せになってほしい!
子どもの自己肯定感を高める7つの方法
自分を肯定的にとらえ、自分に自信があること!って、特に、これからを生きる若者にとって、とても!とても!とても!重要なことです。
だって、「自己肯定感」って「幸せを創りだす源泉」みたいなものだから。
ここでは、これまで自分なりに子育てを頑張ってきたけれど、結果として、わが子の自己肯定感が心配な親御さんに向けて、中学生や高校生からでもできる!自己肯定感を高める7つの方法をご紹介します。

親の引いたレールの上では
その子らしく生きられません。
自己肯定感を高める方法1:比較しない
人の目が気になる親御さんが、無意識にやっているのが「優秀な誰か」と「わが子」の比較です。
負けないように
恥ずかしくないように
みじめさを感じないように
人目を気にして育てようとすると、子どもは苦しくなり、自分を肯定的に見ることができません。
後々の「生きづらさ」に繋がりますので、比較することは、今すぐやめましょう。

いつも誰かと比較されてばかり。ずっと自分に自信が持てない…
自己肯定感を高める方法2:得意なことをどんどんさせる
掃除、勉強、人づきあいなど、子どもが苦手なことを、そのままにしておくことが心配で、なんとかして苦手を克服させようとしている方は本当に多いです。
子どもの自己肯定感を育てるには、子どもの苦手なことに注目して、短所をなんとかしようとするよりも、もともとある子どもの長所に目を向けましょう。
その人の良いところを見て、承認をたっぷりしながら育てるのがコーチング流!
そうすることで、自分のことを好きな子に育ちます。

得意なことは「やれ」と言われなくてもどんどんできる!親も嫌味など言わずに見守ってくれるから、その他(例:勉強)のやる気もわいてきた~~~
自己肯定感を高める子育て3:子どもに選択させる
子どももちゃんと意見を持っています。なぜなら自分のことだから。
学校に行くor 行かない
塾に行く行くor 行かない
勉強する or しない
頑張る or 頑張らない
など
子どもの問題を親が先回りして指示命令せずに、どうするかは子どもに任せる(選択させる)ようにしましょう

あなたはどうしたいの?自分のことは自分で決めていいんだよ~
自己肯定感を高める方法4:認める
あなたは今のままのお子さんで大丈夫だと思えていますか?
実は
もっと勉強するように!
もっとちゃんとできるように!
この子を何とかしなきゃ!と思えば思う程、子は親から否定されていると感じます。
親が、何とかしなきゃ!と躍起になればなるほど、自己否定感の方が育ってしまうのです、、、これ大問題!!
どうぞお子さんの「今」を認めてあげて、そのままのあなたで大丈夫だよと安心させてあげて下さいね。

ずっと心配されてる、、、
信頼してもらえない俺はダメな奴なんだ…
自己肯定感を高める方法5:失敗させることを恐れない
世間体を気にする親御さんは、安全&ブランド志向。
失敗させることを嫌うので、安全で安心できる道(例:進学校⇒一流大学⇒一部上場企業、公務員)を進ませようとして、カーリングペアレント(先回りの育児)やヘリコプターペアレント(過干渉)になってしまう方が多いです。
ですが、失敗を恐れず自主的に行動する子に育てることは子育てにおいて超重要です。
任せられる仕事はどんどんAI化している今の時代、子育てでは「自分で考えて自分で動く力(主体性)」を見据えて子育てしていきたいものです。

例え失敗したとしても、果敢にチャレンジする子どもを誇らしく思える日がきっとくるはずです。
自己肯定感を高める方法6:心配症をやめる(先回りしない)
過干渉は毒親の特徴ですが、その原因に心配症であることがあります。
「心配だから」を大義名分にして、子どものやることなすこと否定して、アドバイスばかりの子育てになってしまうんですよね、、、(過去の私、汗)
原因は心配してしまう私たち親の中にありますから、自分の心が作り出す不安オバケに負けないようにしましょう。
▼過干渉に育てたくない方に▼
⇒【過干渉に育てられた人の9つの特徴】毒親予備軍のタイプや口癖を解説
自己肯定感を高める方法7:否定しない(肯定する)
自己肯定感とは、自分を肯定する力のこと。
どれだけ親に肯定されたか?がその礎になります。
言い方を変えると、親から「否定される回数や分量が少ないこと」が超大切なのです。
些細な一言で子どもを否定している親御さんは多いですから、「そのまんまのあなたで花丸(100点!)」くらいの気持ちで接することで、自己肯定感は自然に育まれます。
自己肯定感を高める「ほめ方のコツ」
この子はほめるところがない!!と悲しいことをおっしゃる親御さんも多いですが、コレその子のどこを見るか?次第だと思うのです。
ポイントは、自分の見たいところではなく、その子の見てほしい部分を見ること。(視野を広く!!)
嫌味は一切言わずに(←ここ超重要)「すごいね」「さすがだね」など、こまめにほめたり認めたりするのが効果的です。
また、点数や偏差値など結果ばかり見ている親御さんは、結果ではなく過程をほめるようにするといいですね。
「結果は残念だったけど、よく頑張っていたよね」みたいな感じです。

ほめ上手は育て上手。
子どもが調子乗るからと、極力ほめないようにしているお母さんが多いですが、この思い込み(執着)を手放しましょう。
するとまずは、表情に変化が☆
そして、だんだん、やる気の芽が育つようになります。
子どもの自己肯定感を高めるために同時進行でやるべきこと

子どもは一番嬉しい!
一番の存在承認になります。
ここまで読んでいただいて、「子どもの自己肯定感を高めよう!」と思われた方に、ちょっと残念なお知らせがあります。
実は、自己肯定感の低い子のお母さんは、母自身の自己肯定感も低い場合が殆どでして、自分のことを肯定的に見ていないからこそ、子どもを否定してしまっていることが多いのです。
要するに、祖母→母→子へと世代間連鎖(負の連鎖)が起きちゃっているんだなぁ。。。
なので、この連鎖から脱出して、子どもの自己肯定感を高める子育てをするためには、まずは、お母さん自身が自分を肯定する力(自己肯定感)を高める必要があります!
これに関しては、本日ご紹介した「子どもの自己肯定感を高める7つの方法」と同じなので、ぜひ、親子!同時進行でやってみてくださいね。
母が自分の自己肯定感を高める方法(子どもと同じ)
1)自分を優秀な誰かと比較するのをやめる
2)自分の得意なことをどんどんやってみる
3)自分の人生のハンドルは自分で握る
4)自分を認める(自己受容)
5)失敗を恐れずチャレンジする
6)自分を信頼する
7)自分を肯定する(自己否定しない)
お子さんのためにも!
自分自身のためにも!
どうぞ自分責めはやめて、「自分のことが大好き」と言える母になれますように☆
子どもはお母さんが笑っていると安心します!
だからこそ、お母さんは笑顔で、子どもを照らせるといいなぁ(見守る子育ては、照らす子育てです)
そして、そんな家庭で育った子どもは、自分は存在していいんだという「漠然とした自信」(←これが持てたら最強!)で満たされるはずだから。
中学・高校生からでも間に合います!

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ゆかこさん
いつもゆかこさんからのメルマガに気付かされることが多いです。
ちょうど昨日の夜、高一男子と揉めていて、彼の自己肯定感の低さにどうしようと悩んでいたところ、今朝のこのメルマガのタイトルにびっくりしました。
スマホ、ゲーム、さらには課金…進学校へ自ら行ったのに勉強はおろそか、課題も出さないでいる始末。もう高校生だし、放っておこうと日々思いましたが、課金だけは許すことができず責めれば、どうせ俺なんか存在しない方がいいんだし、と反省の弁はなく自己否定ばかりを並べる彼をどう扱えば良いのか…
考えた末、この子は甘えているだけだと思いました。だからといって甘えさせない、厳しく叱る、では何も解決しないんですよね。
甘えたいんだね、という彼の欲望を受け入れる親側のおおらかな態度でいられるよう私も頑張らないと、です。いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
今朝はとてもタイムリーなご案内となったようですね。
息子さんは進学校に通われているということで、今、自己否定の言葉が出るのは、周りの優秀なお友達と自分を比べてしまっているからかもしれませんね。
ですが、今回、息子さんの立場に立って考えて、「甘えたい」という気持ちを汲み取っておられ、すでに解決への糸口を見つけておられるように感じました。
以下、参考になりそうな記事を貼りますね。
↓ ↓
甘えさせて自立する子を育てよう
https://himehaha.net/affirmation/jiritsu/
笑顔の子育てになりますように☆
応援しています(^^)/