勉強しない子にかける言葉・声かけの技術
「息子が反抗期で困っているのですが、なんて声かけすればいいですか?」
「ゲームばかりでちっとも勉強しない中学生に、かける言葉を教えて下さい」
など、私にいただくNo1の質問は「子どもへの声かけ」について。
皆さん、コミュニケーションの取りづらくなった反抗期のお子さんに「どう言葉をかけていいか」に悩んでおられることがうかがえます。
「見守る子育て」では、過干渉気味なお母さんに向けて、口出しや手出しを辞め、子どもの方から何か言ってくるまで「黙って待つ子育て」を提案していますので、基本、親から声をかけるよりかは、子どもの話を「聞く」ことで関係性が良くなることをお伝えしています。
ですが
そうは言っても、親として、会話がないのはサミシイ!
声もかけたいですよね。。。
今日は、反抗期で親との会話を避けるようになった子への「声かけ」について、子ども側の視点に立って考えることで、私自身がうまくいった方法についてご紹介します。
さて、効果的な「声かけ」にするには、何に気を付けるとよいしょうか?
もくじ
声かけの技術:1)言いたい!知りたい!を抑える
子どもに「声かけ」したいお母さんって、そもそも、子どもに話す分量が多い方が殆どです。
例えば、「母:子=9:1」みたいな感じで、お子さんに比べて、母が一方的に話しかけていることが多いのです。
理想は「母:子=3:7」
子どもに言いたい!子どものことを知りたい!気持ちを上手に抑えて、子どもから話しかけられるまで待つことをおすすめします。
どうしてかというと、人は、自分の話をちゃんと聞いてくれる人に、自分のことを話そうと思うからです。
思春期・反抗期といえば、親のことが煩わしくなる時期ですから、ウザがられない母になるためにも話す分量を減らしてみませんか?
親からの一方的なコミュニケーションは、思春期・反抗期の子どもが一番嫌がることだったりしますから。

今日学校どうだったの?
先生に怒られなかった?
勉強はちゃんとやってる?
ちゃんと話してくれないと困る!
(言いたい欲求、知りたい欲求が強い)
いつもうるさいなぁ
話したくないんだからほっといてほしいのに

声かけの技術:2)勉強の話題はなるべく避ける
あなたが、今、子どもに「上手な声かけ」をしたいと思うのは、どうしてでしょうか?
もしかしたら、「子どもがちゃんと勉強して成績を上げるように促したい」気持ちが潜んでいるからではないですかねぇ。
というのはね。
たいていは、子どものことが心配で「ちゃんと勉強するような声かけをするにはどうしたらいいか?」を知りたいお母さんが本当に多いからです。
ですが、思春期・反抗期の子どもの立場になって考えてみると、特に「勉強のこと」は一番親に言われたくないことだったりします。
だって、正直に今の気持ち(=勉強したくない!めんどくさい)を話したら、まず怒られますもんね。。。
(なので嘘をついている子も多いです…)
そもそも、反抗期を迎え、自分の世界を持ち始めた男の子達は、親離れの一環として、自分の世界に親が入ってくるのを拒絶し始めます。
なのに、いつも「トントン」とノックすらせずに、ズカズカと心の中に入り込んで来ようとする母親が、うっとおしくなって話をしなくなるのも、ある意味当然のことだと思うのです。
もしも、息子さんに「大切なことは話してほしい!相談してほしい」と望むなら、思春期・反抗期の時期は特に「勉強」の話題はなるべく避けるのがベスト!
受験生だったとしても、みんなが集まるリビングでは、お笑いや趣味の話など、なるべく明るく楽しい話題を心がけましょう。
こんな風に、居心地のよい家庭をつくることを目指していると、年齢が上がるに従って、だ・ん・だ・ん、勉強や進路のことなど「大切なこと」も自分から話してくれるようになっていきます。
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勉強しない中学生は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく7つの方法
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声かけの技術:3)相手を動かしたい欲求を持たずにつぶやく
「勉強しなさい!」
「早く塾に行きなさい!」
みたいなセリフを、よく言ってしまうお母さんが多いと思うのですが、こういった場合、お母さんの心の中には「2つの欲求」がわきあがっている時だと感じています。
それは
- 相手を自分の思う通りに動かしたい!
動かしたい! - そのために思ったことを言いたい!
言いたい!
の2つ。
このうち、❶の「相手を自分思う通りに動かしたい欲求」の方は、「過去と他人は変えられない」と言いますから、例え、血のつながったわが子とはいえ、自分の思う通りに動かすことは無理!
自分は今、相当無理なことにトライしてた!とサクッとあきらめられるといいなぁ。

本当は、❶動かしたい!❷言いたい!の欲求は二つとも、母が抑え込むことが、「見守る子育て」的には一番良い対策だと思っているのですが、❷言いたい欲求を抑え込むのは結構キツイですよねぇ。
なので、今日は、相手を自分の思う通りに動かしたいという気持ちを持たずに、自分の言いたいことは言う方法をご紹介します。
コレ要するに、期待をせずにただ「つぶやく」です。
例えば、ボソッと「今から頑張ったら、志望校には楽勝で合格できると思うなぁ」とつぶやいてみたり。
ポイントは「お母さんがただ勝手につぶやいているだけなので、母の言うことをきかなくってもいいし、もちろん返事も必要ないよ~」くらいの軽いマインドでつぶやいてみることです。

題して「つぶやき作戦!」
(成功のコツはあくまでボソッとつぶやくこと。嫌味な言い方をしないことです)
では「声かけ」がうまくいく母とは?
息子達が中学生の頃から、この
1)言いたい!知りたい!を抑える
2)勉強の話題はなるべく避ける
3)子どもを動かしたい欲求を持たずにつぶやく
ことを実際にやっていた私。
要するに、一人でブツブツつぶやいていたのですが(笑)、当時は、つぶやいても、つぶやいても、息子たちにスルーされることが殆どでした!!
ですが!
後になって採用してくれることが増えていったのです!
まあ、母が言ったその時に、素直に「はいそうです」と言えないのが思春期・反抗期だったりしますから、「母のつぶやき(提案)を採用するかどうかは、あなたの自由だよ^^」というスタンスで、執着しないようにしていると、母の「よかれと思うつぶやき」を、のちのち採用してもらいやすいみたいです。

自分からするようになってました^^
そして、この「つぶやき作戦」をしていた私が心がけていたことが、もう一つあります。
それは、「つぶやきを採用してもらえる母になろう!」ってことです。
皆さんは「何を言うかよりも、誰が言うかが大事」という言葉を聞いたことはありませんか?
これは、例えば
「勉強はしておいた方がいい」という言葉の場合
A)<尊敬する人>から言われるのと
(例:部活の先輩、好きな漫画の主人公)
B)何かにつけ批難ばかりしてくる<親>に言われるのとでは
「同じ言葉」でも「伝わり方」が全く違う!という意味です。
この言葉通り、私自身も、嫌な人から言われた言葉は全く心に響かないなぁと思ったので、この人の「つぶやき」なら採用してみよう!!と思ってもらえる母になりたい!と思って、日々の言動に気をつけるようになりました。
要するに、自分の「人間力」を高めるってことです!
人間力が高いお母さんは、子どもから信頼され尊敬されるようになりますから、「言葉かけ」にお悩みの方は、今日ご紹介した方法をお試し下さいね~

「人間力」が高まると、子ども達から大切なことを相談される母になれますよ♡
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いつもとても参考になります。高校三年息子と進路でこじれて、たどりつきました。学校案内を勝手に取り寄せる母だったので。
黙って見守るって難しいけど、◯大学を目指すと話すとこまでこれました。
でも、やはり言いたくなるときあります。ギリギリまで待つとはいえ、ギリギリっていつ?とか葛藤します。ギリギリまで待ちつぶやくかどうか、なんて今日は考えてしまいました。
くりくり様
コメントをありがとうございます。
「〇大学を目指す」とのお気持ちを聞けて良かったです^^
男の子にとってのギリギリは本当に直前(もしくは少し遅れる)みたいな感じのことが多いので、お母さんとして気を揉まれるかもしれません。
ですが「見守る」ことで自主性が育っていきます。
「笑顔の子育て」になりますように。
応援しています(^^)/