ガンバレ!受験生の母!やる気を引き出すサポート編

受験生の母親としてどんなサポートをしたらよいか?と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

中高生ママ専門コーチの私の下には、この時期、受験生のお母さん達からいろんなご相談事が集まりますが、そのうちの上位二つをご紹介します。

(第1位)受験生なのに、ゲームばっかりでちっとも勉強しない…
(第2位)レベルの高い志望校に行きたいと言っているのに、口ばかりでちっとも勉強しない

どちらも、受験生なのにちゃんと準備しようとしないお子さんに対して不安を感じておられ、さらには学校や塾の先生からの言葉に焦ったり傷ついておられたりします。

中には、自分のやりたいこと(仕事探しも含む)を後回しにして、この1年は受験のサポートに徹しようと決意されているお母さんもいらっしゃいますが、子育てコーチとしてはあまりお勧めしません。

なぜなら、こういう献身的なタイプの女性が子どものことに一生懸命になりすぎると、過干渉や先回りの育児になる可能性が高くなるからです。

実は、高校受験にしても、大学受験にしても、そばで見守るお母さんがよい精神状態でいることがすごーーーく大事。

なぜなら、受験をするのは子ども本人で、その子のメンタルに大きな影響を与えるのが母親だからです。

ですので、今日は「ガンバレ!受験生の母!」と称して、「子どもの受験で一番大切なこと」「受験生のやる気を削ぐ親の行動5選」などについてお伝えします。

受験生の母って辛いよね

ため息をつく母親
口ばっかりで
ちっとも勉強しない…

・長男の高校受験
・次男の高校受験
・長男の大学受験(現役&浪人の2回)
とこれまでに計4回「受験生の母」を経験したワタクシ。

また、仕事としては、ずっと受験生のお母さん達のサポートをさせてもらっておりまして、毎年「志望校に合格しましたー」の嬉しいご報告を沢山いただいております。

これらの経験を通して感じているのは、受験生の母の1年は特にストレスを感じやすい1年になるということ。

例えば、最初のお子さんが受験の場合。

今の受験制度について知らないことが不安やストレスの原因になることも多いですし、また、二人目や三人目のお子さんの受験であったとしても!それはそれで、上のお子さんとの学力の差や勉強への姿勢の違いにイライラしてしまうことことは良くあります。

そもそも、受験って高校受験にしても!大学受験にしても!受験日が決まっています。

私たち母親は、その日に向けてちゃんと準備していくことで少しでもいい高校やいい大学に入れることを知っていますから(←この知識がくせ者)、受験日へむけて、カウントダウンされていく日々の中、自分の理想と我が子の現実のギャップにどんどん不安が募っていくのです。

ですので

「どうして勉強しないの?!○○くんは模試でA判定だってよ!!」(比較)

「家でダラダラしてないで塾の自習室で勉強してきたらどうなの?」(命令)

「みんなはもう頑張りだしてるのに毎日スマホばっかりして、、、」(批難)

「このままじゃどこも行くところがなくなるよ!いったいどうする気なの?!」(脅し)

など、イライラする気持ちをダイレクトにぶつけてしまい、受験生の「やる気」をくじいてしまっているお母さんも多いのです。。。

子どもを応援する母親
良いサポートをしようと思えば思う程
力が入り
やる気を削ぐサポートに

▼悩める受験生の母におススメ記事▼
受験生なのに勉強しない中3&高3男子の理由と親の対応

受験で一番大切なこと、親の役割

私が考える「受験で一番大切なこと」。

それは志望校は子どもが自分で決めることです。

高校や大学に合格して入学したのに、パタッと足を止めてしまう子の話をよく聞くのですが、その場合、受験する学校を親や(先生が)決めていて、お子さんが自分で決めていない場合が本当に本当に多いのです。。。

もちろん!親は子どもの学力や現状を考えて「よかれと思って」少しでも良い学校に導いているつもりなのですよ~。(親の世間体や学校・塾の名声を優先している場合多し)

ですが、子どもの側に立ってみるとです。

基本、ゼロから自分で「自分の過ごす場所」を選んでいないので、「進学した先の学校で何がなんでも頑張るぞ」という意欲がわきにくいのです。

だから、何かイレギュラーなことが発生した時に、「親のせい」にして投げ出してしまいやすくなります。

(年々、高校生の不登校、大学生の留年など、せっかく入学した場所で意欲低下する子のご相談が増えています)

もちろん!
テストの点数を見て、自分が入れる学校を選んでいる場合もありますが、だとしても!この人生の岐路を決めるタイミングで、子ども自身が「これからどうしたいか?どこに行きたいか?」をじっくり考えることは、とてつもなく大事なことです。

そのためには、親が先走らず答えをせかさずに、その子なりの答えをギリギリまで待ってあげることが必要なのです。

覇気のない高校生男子
普段は元気そうに見えるかもだけど、
内面はこんな感じでチカラが出せないのかも、、、

受験生のやる気を削ぐ母親の行動5選

ですが、教育熱心になるあまりに結果として、子どものやる気を削ぐ対応をしてしまっているお母さんも多くみられます。

ここでは、受験生の母親がついついやってしまいがちなNG行動を5つあげますね。

  • 勉強への過干渉
    いつやるか?どれだけやるか?何からやるか?偏差値はどれくらいあげないといけないか?など、受験に関わることが心配になり、その自分の不安を解消するために、子どもに干渉している。
  • 生活態度への改善要求(しつけとの混同)
    「朝起きないこと」「夜更かししていること」「ゲームばかりしていること」など、生活態度への不満(不安・心配)があり、これが、諸悪の根源だとばかりに、ど・う・に・か・し・て・改善させようとしている。
  • 勉強以外のことは母が手を貸す(例:塾の送り迎え/過保護)
    勉強が何よりも大事だと思っているので、勉強以外のことは母の自分が請け負ってやってしまう。
  • 兄弟や周りとの比較
    もしも「お母さんの料理よりもAさんの方がおいしい」って家族に言われたら、、、
    「やる気」よりも「怒り」がわきませんか?
  • 正論で裁く
    「勉強はやるべきことだ!何か間違ってる?親は正しいこと言ってるのだから、文句言わずにサッサとやりなさい!」の対応では、人は動きません。
    「何を言うかよりも誰が言うか」が大事です。この人の言うことなら聞きたいと思えるような人間力のある母を目指しませんか?

▼NG行動を詳しく知りたい方に▼
受験生の親がしてはイケナイこと7つと受験生がやって欲しいと思っていること5つ

やる気が出ている受験生が持っているものとは?

さて、ここで質問です!

Q.勉強のやる気を出している受験生が持っているものって、いったいなんだと思いますか?

それは「目的意識」です。

「今勉強するのは〇〇になるため」みたいな感じで、勉強が自分の将来の夢(仕事)につながっている子、やりたいことが明確になっている子は勉強のやる気が出やすいのです。

例えば
・将来は得意なパソコン関係(プログラミング)の仕事がしたい!→どこに行けば学べるのかな?→○○大学の情報△科だと他にもいろいろ学べるし環境も良さそう→入りたい!

・将来は不登校など悩んでいる子どもを助ける仕事がしたい→尊敬しているA先生は○○大学の心理学部を卒業してるらしい→どうやったら入れるか聞いてみよう!

など。要するに「勉強するための動機付け」が、自分の中でちゃんと出来ているとやる気は持続しやすいです。

(注意)この気持ちが生まれるまでには個人差あり。特に、ギリギリ型の男の子の場合はゆっくり待ってあげることが大切で親があてがうものではありません。

そして、この「目的意識」があると、例え、進学先でスランプに陥ることがあったとしても、「初心」を思い出すことで「これくらいであきらめてたまるか!」という「折れない心の源」にもなります。

一歩を踏み出す高校生男子
自分の未来は自分で切り拓く!

ガンバレ!受験生の母

受験直前までなかなかやる気が出ない子もほんとーーに多いですから、どのお母さんもイライラがつのりやすいんですよね。。。

また、真面目なタイプのお母さんは、学校や塾の先生への対応など、悩まなくていいことで悩んでいるパターンも多かったりします。

そんな悩める時期に、母が自分の心が作り出す不安に負けずに、ただただ我が子の選んだ答えを見守るようにしていくと、お子さんの「早い変化」が見られることが多いです。

【受験生の言動の変化の例】

・笑顔が増える

・親子の会話が増える
(最初は勉強以外の話。そして信頼関係が深まると深い話に)

・進路について自分から相談してくる

・「勉強しなきゃ」「今度こそ頑張る!」などの「前向きなつぶやき」が増える
(ただし最初は「やるやる詐欺」状態)

・ゲーム機やスマホを受験が終わるまで預かってくれと母に頼む

・勉強する時間が増える
(最初は1日5分などわずかな時間が殆ど。これを「5分しかしてない」という目線で見るか、逆に「5分から始めた」と見るかで未来は変わる)

・自主的に勉強し始める など

↑こんな変化が見られたら嬉しいと思いませんか?

受験期のお子さんは頑張るためにも、心にエネルギーが必要な一年です。

どうぞ、「この子は自分の問題を自分で解決する力がある!」と信じて、成長中の心に信頼というエネルギーを沢山注いであげて下さいね。

「見守る子育て」では、受験生のお母さんを応援しています!

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親が黙って信じて
見守ってくれると
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受験生の母親のストレスはどうする?

受験期の母のストレスについて、対処法5選を別の記事にまとめてあります。

ストレスを感じて困っているお母さんはよかったら参考になさって下さいね。

▼参考記事▼
受験生の親のストレス対処法7選(中学受験・高校受験・大学受験別のストレスも解説)

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ただいま、わかばやしが直接サポートするコースは満席になっており、お申込みをストップしています。

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ガンバレ!受験生の母!やる気を引き出すサポート編” に対して2件のコメントがあります。

  1. 受験生母 より:

    受験生の母です。
    高校受験で悩んで、結果に落ち込み、こちらのHPにたどり着きました。
    1年前に(いや、半年前でもいい)拝見したかったです。

    >志望校は子どもが自分で決めること
    息子は結局強い希望の高校がないまま受験に突入しました。
    スイッチが入らないまま試験の日を迎えました。

    偏差値重視の塾だったこともあり、
    同じクラスの子が多く受ける学校をチャレンジしました。
    もちろん、玉砕。

    >高校や大学に合格して入学したのに
    >パタッと足を止めてしまう子の話を
    今は、入学後のこれを心配しています。
    が、あまり心配し過ぎもよくないと他の投稿で拝見したので、
    心配し過ぎるのをやめようかと思っています。

  2. yukako より:

    コメントありがとうございます(^^)

    お子さんの高校受験に悩まれていたのですね。

    確かに
    心配しすぎるとよくないと思いますので

    今回「ご縁があった高校」が
    お子さんにとってベストの選択だったと
    思うようにされるのはいかがでしょうか?

    参考までに
    過去に書いたブログを貼っておきます。
    https://himehaha.net/mimamoru/juken/

    よかったら読んでみてくださいね。

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