受験生の親がやるべき最適なサポートとNG、コミュニケーションを徹底解説!
・受験生となった子どもの最適なサポートを知りたい
・ついついやってしまっている行動が受験生のやる気を削いでいるかも、、、
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
中高生ママ専門コーチの私の下には、受験生のお母さん達から(たま~にお父さんからも)様々なご相談事が集まりますが、そのうちの上位二つをご紹介します。
(第1位)受験生なのに、ゲームばっかりでちっとも勉強しない…
(第2位)レベルの高い志望校に行きたいと言っているのに、口ばかりでちっとも勉強しない
どちらも、受験生なのにちゃんと準備しようとしないお子さんに対して不安を感じておられたりします。
今回、受験生となった子どもに親はどんなサポートするとよいのか、NG行動、コミュニケーションの方法、などをまとめました。
もくじ
受験生の親の最適な5つのサポート
わが子が受験生になると、親として最善のサポートをしてあげたくなりますよね。
特に難関校の合格を勝ち取ろうとして頑張っている姿をみると、ついつい方に力が入ってしまうかもしれません。
この章では、親のサポートを5つにわけて解説していきます。
1)食事のサポート
受験生の食事のサポートというと、朝ご飯が大事!魚を食べると頭が良くなる!などいろんな情報があります。
親としては、こういう情報に触れると、勉強に集中できるサポートをしようと、バランスの良い食事つくりやビタミン剤を飲ませたりに、力を入れておられるお母さんもいらっしゃると思います。
ですが、今もしも、子どもが「食べない」など食事の問題が起きているご家庭の場合は、「肩に力が入りすぎたよ。やり過ぎだよ」のサインです。
食事は心にも脳にもエネルギー源になると思いますから、ストレスのない楽しいご飯が、実は受験生にも一番いいと感じています。
2)生活リズムのサポート(本人が望む場合)
おそらく、受験生の生活リズムの基本は「早寝・早起き・朝ご飯」で、これができたら最高ですよね!
もしも、本人から「明日からは、朝○時に起こして(声かけて)」などのヘルプ要請があった時は、声掛けしてあげるといいかもしれません。
ですが、親がこの正論を押し付けすぎて、親子関係が悪くなっている場合は、受験にも悪影響を与えますので、本人に任せるようにしていきましょう。
子どもは上手くいかなかった経験を通して、自分で考えて改善し成長していく場合が多いですから、過干渉にならないように気をつけましょう。
3)メンタル面のサポート
受験期の子どもの心のケアは、とても重要です。
というのは、受験ノイローゼ(受験期にある学生が不安や焦りから日常生活に影響を与えてしまう状態・受験うつ)となってしまって、塾の自習室や試験会場に入れなくなってしまったり、心の不調に関する受験生ママからのご相談は少なくないからです。
受験期は自分の先行きを思い悩んでいる場合が殆どですので、不安な心に寄り添い、話をじっくり聞いてあげ、心を軽くしてあげましょう。
自分は一人じゃない、家族が味方だ!と心強さを感じる対応がベストです。

受験日が近づいてくると、不眠や頭痛、涙が止まらないなど、いろんな不調が出ることがあります。
大抵の場合は、受験が終わると、何事もなかったかのように症状が消えます。
4)勉強に集中できる環境の整備
受験生の親として、勉強に集中できる環境を与えてあげたいですよね。
その子が集中しやすい場所は自分で見つけるとは思いますが、個室の確保など年齢に応じた対応を、できる範囲で心がけましょう。
また、口出しやアドバイスをやめ、親も静かな環境の一部となることが最適なサポートです。
5)進学先の情報収集
高校受験の場合は、学校説明会に保護者も参加を求められる場合があり、ある程度の情報収集は必要です。
大学受験の場合は高校生の受験生本人に情報収集は任せた方がいいと思いますが、とはいえ入学金や学費の工面などがありますのでその辺りは調べておくといいかもしれません。
親が先回りして情報収集し過ぎると、自分の事なのに自分で調べない子になってしまったり、やる気が出にくくなる場合がありますので、親はなるべく後方支援を心がけましょう。
▼参考記事▼
⇒受験生なのに勉強しない!子どもの原因と親ができる最善の対応
受験生の親がやってはいけない4つのNG
では、親のどんな行動が受験生のやる気を削いでしまうでしょうか?
代表的な4つの行動をご紹介します。
NG1 )プレッシャーをかける言葉と行動
少しでも早くやる気を出させようとして、嫌味や不安をあおる言葉かけをして動かそうとしている場合もよくありますが、逆効果です。

いつまでスマホ触ってるの?!いったい何時から勉強するの!?(非難)
このままで本当に志望校に合格できると思ってるの!(不安をあおる)
他の子はみんな頑張ってのに、どうしてあなたは、、、(比較&嫌み)
次のテストが悪かったら、スマホ取り上げるからね!(脅し)
焦りや不安からかける言葉は子どもへのプレッシャーとなり、逆効果になる場合が殆どです。

NG2)他人との比較
「お姉ちゃんはもっとちゃんとしてたよ」「他の人は模試を受けたり夏期講習に行ったりして、もっと頑張ってるのに」など、兄弟やよくできる同級生と比較している場合もよくあります。
おそらく無意識なのですが、心の声がダダ漏れ状態です。
ですが、例えばもしも「ママよりも、友だちのママの方が優しいし、うらやましい」と、子どもに言われたら、、、
「やる気」よりも「怒り」がわきませんか?
NG3)無関心
ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの言葉で「愛の反対は無関心」という言葉があります。
子どもが受験生なのに全く無関心(=子どもから遠い親の特徴)で「全部、勝手にしなさい的な対応」もよくありません。
冷たさを感じて、親の愛情が伝わらないからです。
NG4)過剰な干渉
受験勉強に一生懸命に取り組むべきだ!という教育熱心な親御さんにありがちなのが、いつやるか?どれだけやるか?何からやるか?偏差値はどれくらいあげないといけないか?など、受験に関わることに干渉し過ぎることです。
また、(良かれと思って)子どもの志望校を親が決めている場合もありますが、実は、自分で目標設定をしていないことが原因でやる気が出ない場合も多いです。
受験生の子どもとのコミュニケーションのポイント
意外と見逃しがちですが、質のよいコミュニケーションを心がけると、受験も満足のいく結果に繋がりやすいです。
コーチングは、人のやる気を引き出すことが得意なコミュニケーションスキルですので、子育てコーチの私から受験生の親御さんにオススメしたい4つのポイントをご紹介します。
ポイント1)適度な距離感
人と人との間には境界線があり、相手の領域に極力踏み込まないようにすることが、人付き合いの基本です。
相手が望んでいないのに境界線を踏み越えて余計なアドバイスをしている人も多いですが、これだと人間関係は上手くいきません。
嫌われてしまいます。
親子関係も同じですので、勉強や学校の事に自分の持論や正論を押し付けないように注意しましょう。

境界線があるイメージを
ポイント2)尊重する態度
部活はいつまで続けるか、塾に行くか、どれだけ勉強する・しないなど、子どもの気持ちをなるべく尊重する姿勢を心がけましょう。
おそらく、親の意見の大半は正論で、子どもの意見の大半は未熟です。
だとしても「そうなんだね。あなたは今そう思っているんだね」と尊重する姿勢で見守っていると、だんだんと、自分で考えて自分のタイミングで自己修正していく場合も多いのです。
ポイント3)理解と共感
やればいいと分かっているのに、なぜかやる気が出なくて身体が動かない時ってありませんか?
そんな時は、「気持ちわかるよ」「私もそういうときがあるよ」と気持ちを理解してもらえたり、共感してもらえると、やる気は出やすくなります。
子ども(受験生)も同じです。
今、理想通りに動けない状態に理解を示すこと、共感することで、わが子のやる気に火を灯すことができるかもしれません。
ポイント4)励ましの言葉と承認
子どもの変化や努力・成長、そして過去の成功体験を認めることはやる気の源になり、自己肯定感アップに繋がります。
以下に、励ましと共感の言葉の例を挙げますね。

【受験生の子どもへの励まし&承認の言葉】
・最近、頑張っているね。
・国語の点数が上がったね。
・大丈夫。きっとうまくいくよ
・パパもママも何があってもあなたの味方だよ
・全然心配してないよ。
まとめ:受験生の親の最適サポートとは(見守る子育て編)

芽生えた気持ちを
お日様のような温かい目で見守ると
スクスク伸びていきます
受験直前までなかなかやる気が出ない子もほんとーーに多いですが、親御さんが自分の心が作り出す不安に負けずに、ただただ我が子の選んだ答えを見守るようにしていくと、お子さんの「早い変化」が見られることが多いです。
【受験生の言動の変化のご報告例】
・笑顔が増える
・親子の会話が増える
(最初は勉強以外の話。そして信頼関係が深まると深い話に)
・進路について自分から相談してくる
・「勉強しなきゃ」「今度こそ頑張る!」などの「前向きなつぶやき」が増える
(ただし最初は「やるやる詐欺」状態)
・ゲーム機やスマホを受験が終わるまで預かってくれと母に頼む
・勉強する時間が増える
(最初は1日5分などわずかな時間が殆ど。これを「5分しかしてない」という目線で見るか、逆に「5分から始めた」と見るかで未来は変わる)
・自主的に勉強し始める など
↑こんな変化(芽生え)が見られたら嬉しいと思いませんか?
受験期のお子さんは頑張るためにも、心にたっぷりのエネルギーが必要な一年です。
どうぞ、「この子は自分の問題を自分で解決する力がある!」と信じて、成長中の心に信頼というエネルギー(愛情)を沢山注いであげて下さいね。
「見守る子育て」では、高校に合格しました!や志望大学に合格しました!などのご報告を沢山いただいています。

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この記事を書いた人(監修者)

長野県松本市在住
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル5,000時間以上を実施
・26歳(社会人)と23歳(大学院1)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年
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受験生の母です。
高校受験で悩んで、結果に落ち込み、こちらのHPにたどり着きました。
1年前に(いや、半年前でもいい)拝見したかったです。
>志望校は子どもが自分で決めること
息子は結局強い希望の高校がないまま受験に突入しました。
スイッチが入らないまま試験の日を迎えました。
偏差値重視の塾だったこともあり、
同じクラスの子が多く受ける学校をチャレンジしました。
もちろん、玉砕。
>高校や大学に合格して入学したのに
>パタッと足を止めてしまう子の話を
今は、入学後のこれを心配しています。
が、あまり心配し過ぎもよくないと他の投稿で拝見したので、
心配し過ぎるのをやめようかと思っています。
コメントありがとうございます(^^)
お子さんの高校受験に悩まれていたのですね。
確かに
心配しすぎるとよくないと思いますので
今回「ご縁があった高校」が
お子さんにとってベストの選択だったと
思うようにされるのはいかがでしょうか?
参考までに
過去に書いたブログを貼っておきます。
https://himehaha.net/mimamoru/juken/
よかったら読んでみてくださいね。