【受験生の親】やる気を引き出す接し方~父親と母親の役割~
・受験生となった子どもの最適なサポートを知りたい
・ついついやってしまっている行動が受験生のやる気を削いでいるかも、、、
といま悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
中高生ママ専門コーチの私の下には、この時期、受験生のお母さん達から(たま~にお父さんからも)様々なご相談事が集まりますが、そのうちの上位二つをご紹介します。
(第1位)受験生なのに、ゲームばっかりでちっとも勉強しない…
(第2位)レベルの高い志望校に行きたいと言っているのに、口ばかりでちっとも勉強しない
どちらも、受験生なのにちゃんと準備しようとしないお子さんに対して不安を感じて、さらには学校や塾の先生からの言葉に焦ったり傷ついておられたりします。
中には、自分のやりたいこと(仕事探しも含む)を後回しにして、この1年は受験のサポートに徹しようと決意されているお母さんもいらっしゃいますが、子育てコーチとしてはあまりお勧めしません。
なぜなら、こういう献身的なタイプの女性が子どものことに一生懸命になりすぎると、過干渉や先回りの育児になる可能性がひじょーーーに高くなるからです。
実は、高校受験にしても、大学受験にしても、そばで見守るお母さんがよい精神状態でいることがすごーーーく大事。
なぜなら、受験をするのは子ども本人で、その子のメンタルに良くも悪くも大きな影響を与えるのが親だからです。
ですので、今日は「子どもの受験で一番大切なこと」や「受験生親やってはイケナイ行動7選」などについてお伝えします。

ちっとも勉強しない…
▼悩める受験生の母におススメ記事▼
⇒受験生なのに勉強しない中3&高3男子の理由と親の対応
もくじ
受験で一番大切なこと
私が考える「受験で一番大切なこと」。
それは志望校は子どもが自分で決めることです。
高校や大学に合格して入学したのに、パタッと足を止めてしまう子の話をよく聞くのですが、その場合、受験する学校を親や(先生が)誘導したり決めたりいて、お子さんがゼロから自分で決めていない場合が、本当に本当にほんとーーーに多いのです。。。
もちろん!親は子どもの学力や現状を考えて「よかれと思って」少しでも良い学校に導いているつもりなのですよ~。(親の世間体や学校・塾の名声を優先している場合多し)
ですが、子どもの側に立ってみるとです。
基本、ゼロから自分で「自分の過ごす場所」を選んでいないので、「進学した先の学校で何がなんでも頑張るぞ」という意欲がわきにくいのです。
だから、何かイレギュラーなことが発生した時に、「親のせい」にして投げ出してしまいやすくなります。
(年々、高校生の不登校、大学生の留年など、せっかく入学した場所で意欲低下する子のご相談が増えています)
もちろん!
テストの点数を見て、自分が入れる学校を選んでいる場合もありますが、だとしても!この人生の岐路を決めるタイミングで、子ども自身が「これからどうしたいか?どこに行きたいか?」をじっくり考えることは、とてつもなく大事なことです。
そのためには、親が先走らず、答えをせかさずに、その子なりの答えをギリギリまで、本当にギリギリまで待ってあげることが必要なのです。

内面はこんな感じでチカラが出せないのかも、、、
受験生の母親あるあると役割

力が入り
やる気を削ぐサポートに
受験生の母の1年は、その方のタイプにも寄りますが、子育てに一生懸命な真面目な方ほどストレスを感じやすくなります。
例えば、最初のお子さんが受験の場合。
今の受験制度について知らないことが不安やストレスの原因になることも多いですし、また、二人目や三人目のお子さんの受験であったとしても!それはそれで、上のお子さんとの学力の差や勉強への姿勢の違いにイライラしてしまうことことは良くあります。
そもそも、受験って、高校受験にしても!大学受験にしても!受験日が決まっています。
私たち母親は、その日に向けてちゃんと準備していくことで少しでもいい高校やいい大学に入れることを知っていますから(←この知識がくせ者)、受験日へむけて、カウントダウンされていく日々の中、自分の理想と我が子の現実のギャップにどんどん不安が募っていくのです。
ですので
「どうして勉強しないの?!○○くんは模試でA判定だってよ!!」(比較)
「家でダラダラしてないで、塾の自習室で勉強してきたらどうなの?」(命令)
「みんなはもう頑張りだしてるのに、毎日スマホばっかりして、、、」(批難)
「このままじゃ、どこも行くところがなくなるよ!いったいどうする気なの?!」(脅し)
など、イライラする気持ちをダイレクトにぶつけてしまい、受験生の「やる気」をくじいてしまっているお母さんも多いのです。。。
母親の役割は、受験という関門を「一人で乗り越える力」がわが子にはあると信じて、一番の味方でいること。
そうすれば、子どもも嬉しいでしょうし、何よりのエネルギー源になると感じています。
ですので、他には❶食事❷洗濯❸温かい家庭つくり、の3つを心がけることだけで十分だと思います。
むしろそれ以外のことには、過剰に心配せず口や手を出さずにいることが問われます。
▼受験生のお母さんへオススメの動画▼
⇒動画版「見守る子育て塾」受験生の母編~受験生サポートの最適解教えます
受験生の父親の役割

細かいことに厳しすぎない父親
確かな存在感
受験生のやる気を引き出す家庭(父親)の特徴です
一般的に、外で働いていてお母さんよりも子どもと過ごす時間が少ないお父さん。
そんなお父さんの役割。
中高生ママ専門の子育てコーチをしているわかばやし的には、イチイチ小さなことにはこだわらない、太っ腹なお父さんが理想です!
お母さんよりももっと遠いところから黙って見守るけど、ドシンとした存在感を出しておられるといいなぁと。(ゲーム依存症などになりやすい家庭は父性が弱い場合が多い為)
具体的にはこの4つ。
・大黒柱(経済的なサポート)
・存在感を気薄にしない(夫婦仲良く、尊敬される夫や父親に)
・日々の細かいことには口出ししないが、善悪など(人を傷つけたり見下す行為など)「ならぬことはならぬ」と教える
・不安になりやすい母親(妻)の話を共感的に聞く係、労い役
受験生の親、やってはイケナイ行動7選
教育熱心になるあまりに結果として、子どものやる気を削ぐ対応をしてしまっている親御さんも多くみられます。
ここでは、受験生の親がついついやってしまいがちなNG行動を7つあげますね。
- 過干渉
いつやるか?どれだけやるか?何からやるか?偏差値はどれくらいあげないといけないか?など、受験に関わることが心配になり手出し口出ししている。 - 時間管理
ゲームの時間を細かく決めて、アナウンスしたり、取り上げたり。親本人は管理をしているつもりはなかったりするが、結果として、子どものスケジュール管理をしている方は今の日本にはめちゃくちゃ多い。 - 生活態度への改善要求(しつけとの混同)
「朝起きないこと」「夜更かししていること」「ゲームばかりしていること」など、生活態度への不満(不安・心配)があり、これが、諸悪の根源だとばかりに、ど・う・に・か・し・て・改善させようとしている。 - 嫌味・不安をあおる言葉かけ
そもそもせっかちな方が多いため、少しでも早くやる気を出させようとして、嫌味や不安をあおる言葉かけをして動かそうとしている。全てやる気を削ぐ対応で逆効果になっている。 - 勉強以外のことは親が手を貸す
勉強が何よりも大事だと思っているので、勉強以外のことは親が請け負ってやってしまう。
例:受験科目以外の宿題を親がやっている、部屋の片づけ、塾の送り迎え等 - 兄弟や周りとの比較
もしも「お母さんの料理よりも、Aさんの方がおいしい」って家族に言われたら、、、「やる気」よりも「怒り」がわきませんか? - 正論で裁く
「勉強はやるべきことだ!何か間違ってる?親は正しいこと言ってるのだから、文句言わずにサッサとやりなさい!」の対応では、人は動きません。「何を言うかよりも誰が言うか」が大事です。
▼NG行動を詳しく知りたい方に▼
⇒受験生の親がしてはイケナイこと7つと受験生がやって欲しいと思っていること5つ
受験生の親の1年は気負い過ぎることなく

芽生えた気持ちを
お日様のような温かい目で見守ると
スクスク伸びていきます
受験直前までなかなかやる気が出ない子もほんとーーに多いですから、親御さん(特にそばにいるお母さん)はイライラがつのりやすいんですよね。。。
また、真面目なタイプのお母さんは、学校や塾の先生への対応など、悩まなくていいことで悩んでいるパターンも多かったりします。
そんな悩める時期に、自分の心が作り出す不安に負けずに、ただただ我が子の選んだ答えを見守るようにしていくと、お子さんの「早い変化」が見られることが多いです。
【受験生の言動の変化の例】
・笑顔が増える
・親子の会話が増える
(最初は勉強以外の話。そして信頼関係が深まると深い話に)
・進路について自分から相談してくる
・「勉強しなきゃ」「今度こそ頑張る!」などの「前向きなつぶやき」が増える
(ただし最初は「やるやる詐欺」状態)
・ゲーム機やスマホを受験が終わるまで預かってくれと母に頼む
・勉強する時間が増える
(最初は1日5分などわずかな時間が殆ど。これを「5分しかしてない」という目線で見るか、逆に「5分から始めた」と見るかで未来は変わる)
・自主的に勉強し始める など
↑こんな変化(芽生え)が見られたら嬉しいと思いませんか?
受験期のお子さんは頑張るためにも、心にたっぷりのエネルギーが必要な一年です。
どうぞ、「この子は自分の問題を自分で解決する力がある!」と信じて、成長中の心に信頼というエネルギー(愛情)を沢山注いであげて下さいね。
「見守る子育て」では、受験期にやる気が出ましたとの報告も沢山いただいています。

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やる気だって出る!
受験生の親のストレスはどうする?
受験期の親のストレスについて、中学受験、高校受験、大学受験別の対処法を別の記事にまとめてあります。
ストレスフルな状態の方はよかったら参考になさって下さいね。
▼参考記事▼
⇒受験生の親のストレス対処法7選(中学受験・高校受験・大学受験別のストレスも解説)
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受験生の母です。
高校受験で悩んで、結果に落ち込み、こちらのHPにたどり着きました。
1年前に(いや、半年前でもいい)拝見したかったです。
>志望校は子どもが自分で決めること
息子は結局強い希望の高校がないまま受験に突入しました。
スイッチが入らないまま試験の日を迎えました。
偏差値重視の塾だったこともあり、
同じクラスの子が多く受ける学校をチャレンジしました。
もちろん、玉砕。
>高校や大学に合格して入学したのに
>パタッと足を止めてしまう子の話を
今は、入学後のこれを心配しています。
が、あまり心配し過ぎもよくないと他の投稿で拝見したので、
心配し過ぎるのをやめようかと思っています。
コメントありがとうございます(^^)
お子さんの高校受験に悩まれていたのですね。
確かに
心配しすぎるとよくないと思いますので
今回「ご縁があった高校」が
お子さんにとってベストの選択だったと
思うようにされるのはいかがでしょうか?
参考までに
過去に書いたブログを貼っておきます。
https://himehaha.net/mimamoru/juken/
よかったら読んでみてくださいね。