男の子の育て方|年代別アプローチを中高生ママ専門コーチが徹底解説!

・「男の子ってどうしてこうなの?」と息子のことでずっと悩んでいる

・思春期になってから反抗ばかり。何を考えているか全く理解できない

・やるべきことをやらずに、好きなことだけしている息子が許せない

とお悩みのお母さんに向けて、男の子を育てるコツを年代別にご紹介します。

息子が二人いる私。

常に動いてじっとせず、ちっとも母の言うことをきかない「男の子の子育て」にはずー---っと悩んできました。

そんな私が、中高生男子ママ専門のコーチとなり、思春期や反抗期のお悩みをお聞きするようになったことで、「男女の思考や行動の違い」「男の子の育て方のコツ」が見えてきました。

今日は詳しくご紹介します。

男の子の特徴

・活発

・競争が好きで負けず嫌い

・お母さん大好きで甘えんぼ

・ダメだということをやる

・周りが見えなくなりやすい

・こだわりが強い

・自分の心の内を話さない(相談しない)

・プライドが高く、メンツにこだわる

などが男の子の特徴としてあげられます。

男の子は、母が理解できない行動が多いと思いますが、これは男性脳と女性脳の違い、男女の特性の違いがあるためで、特に母親が教えたり導いたりすることが多い子育て期は大変さを感じるのです。

▼参考文献
地図が読めない女と話を聞かない男

男の子の思考と行動(男女の違い)

男性と女性では、体のつくりが全然違うように、思考や行動のパターンにも大きな違いがあります。

男女でどんな違いがあるのか?一般的な例を書き出してみました。

1)ストレスを解消する場合

女性は、誰かに話してストレス解消することが多い。
男性は、話すことよりも、自分の趣味などに没頭してストレス解消する。
(人に弱みを見せたくないし、そもそも話すのが苦手)


2)わからないことがある場合

女性は、人と話すことをいとわないので、誰かに聞くことで解決しようとする
男性は、誰かに聞くことを極力避け、一人で答えを探そうとする。
(コミュ力低かったり、プライドが高かったり)


3)興味のあるものに出会った場合

女性は、ほどほどでやめることができる。
男性は、自分が納得するまで、満足するまでとことんやり込みたい。
(好奇心旺盛でこだわりが強い。だからこそプロフェッショナルになるのは男性の方が多い)

実は今、私にご相談される方の8割以上が最初の男の子(長男さん)に関するお悩みを話されるのですが、これは要するに、女性の自分とは違う思考の男の子(小さな男性)を育てることに、ただただ面食らっているのだと感じています。

男の子の育て方の基本

これらの特徴を踏まえて、男の子の育て方の基本を5つにまとめました。

  • 干渉し過ぎず見守る
    大枠を決めた後は、のびのび自由に。自分で人生を切り拓く子に育てる為にも、口出しや手出しすることは年齢が上がるごとに減らしていきましょう。
  • 本人に選択させる
    男の子は特に「決められたことを決められたようにすること」を嫌います。細かい事にコダワリ過ぎずに「今日は何をする、しない」など、本人に選択させることを心がけましょう。
  • プライドを傷つけない
    その子の尊厳を傷つけないように、言葉選びには慎重に。辛辣な言葉よりも優しい言葉を。
  • ならぬものはならぬ
    とはいえ、枠からはみ出しそうな時は毅然とした態度で「ならぬものはならぬ」を。何でもいいよと甘やかして育てると、王様のように威張る人になってしまいます。
  • 心の安全基地になる
    男の子は甘えんぼ。そして誰よりもお母さんから褒められたい、認められたいという欲求を持っています。彼らの心を包み込むような言葉と態度を心がけ、心の安全基地になることを目指しましょう。

(年齢別)男の子の育て方のポイント

この章では、年齢別に男の子の子育てで特に注意するポイントをご紹介します。

幼児期の育て方

幼児期は感情に寄り添い、受け止めることがポイントです。

コダワリが強く、激しすぎる主張に困り果ててしまうお母さんもいらっしゃると思いますが、「どうしてそうするのだろう」と、その主張の背景(理由)を考えてみませんか?

まだ自分の気持ちを上手に伝えることができない年齢の男の子に、気持ちをくみ取って言語化してあげることを繰り返すことで、自己理解やコミュニケーション能力の成長に繋がります。

小学生期の育て方

小学生になると生意気な口をきくようになりますが、まだまだ甘えたい年頃です。

この時期はいちいち感情的にならず、子どもの気持ちを聞くことが大切です。

自分は同意できなくても、「あなたはそう思うんだね」とその子の気持ちを否定しないように、話を聞いてみませんか?

決して突き放すことのないように、心を寄り添わせていきましょう。

中学生期の育て方

思春期に入り反抗期も始まって、男の子の育てにくさを感じるお母さんが激増する時期ですが、ここで最も大事なことは親の価値観を押し付けないことです。

正論や親の想いを押し付けると、自立に向けて自我の確立が始まったお子さんからの信頼を失い、親子関係を悪化させてしまいます。

助けてと言われた時だけ緊急出動する感じで、まだ危なっかしいけど親離れを始めたわが子を、温かく見守っていきましょう。

高校生期の育て方

高校生からは放牧と見守る子育てではアナウンスしています。

これはどうしてかというと、自立直前の高校生の時期にスマホのことや勉強のことで親が細かく管理を続けてしまうと、親元を離れる前に育てておきたい自己管理能力や自己肯定感・主体性など「大切な力」が育ちにくくなってしまうからです。

失敗させることを恐れず、その子のやり方・その子のタイミングを見守りましょう。

親も子離れして、自分の人生を楽しむ時期です。

思春期男子の育て方9つののポイント

特に、私は中高生ママ専門コーチで、その中でも男の子ママからいただくご相談が圧倒的に多い経験を活かして、思春期男子の育て方のポイントを9つご紹介します。

  1. 基本ほっとく

    自由に伸び伸び、自分の選択に文句言われたくない気持ちが強いのが男の子。

    中学生以降、親が先回りして障害物を取り除くのではなく(脱カーリングペアレント!)「今のうちに沢山失敗したらいいよ~」くらいの気持ちで見守っていけるといいですね。
  2. 大人として扱う

    1人の大人として扱い始めるとよいのが思春期です。

    モチロン!まだまだ危なっかしいのですけれど、いつまでも目下で庇護すべき存在というメガネをかけて育てていると、こじらせます(泣)

    未熟な言い分を頭ごなしに否定しないように注意してまいりましょう。
  3. プライドをくじかない

    人前で失敗を叱責されたり、恥ずかしいことを言いふらされたり、男の子はプライドをくじかれるようなことを非常に嫌います。

    よく、旦那さんや息子(男性)のことを、こき下ろしているお母さんがいらっしゃいますが、ご注意くださいね。

    その方の品格にもつながりますし、人の悪口は結局ブーメランのように自分に返ってきますから
  4. 好奇心の芽を摘み取らない

    目の前の楽しそうなことに夢中になるのが男の子。

    やるべきことはそっちのけで、没頭します(←この性質にめっちゃ悩みました)

    ですが、この特性(好奇心旺盛・こだわりが強い・探求型で実は長所でもある)を目くじらにして親が潰してしまうと、本領発揮ができにくくなります、、、
  5. ダメな時はダメと言う時は短く!

    とはいえ、ダメなことをやらかすこともありますよね。

    そんな時は、「ならぬものはならぬ」と短く!(理由を添えて)叱りましょう(叱り方のコツはコチラの記事を)
  6. 話しかけてきた時はちゃんと聞く

    普段は基本ほっとかれることを望んでいる彼らも、何かあった時は自分の話を聞いてほしい。

    ですので、話しかけてきた時はちゃんと聞いてあげるようにすると、信頼関係がめっちゃアップします。

    忙しいとは思いますが、自立まで本当にあと何年かの「宝物のような時期」は切り替え上手になって、子どものペースに合わせる事(ペーシング)を心がけてみましょう。
  7. 制限はなるべくせず自由を与える

    ゲームは1時間以内!宿題をやってから!部屋に持ち込んではダメ!など、スマホやゲームに夢中になる男の子に対し、親はいろんな制限をかけたくなりますが、うまくいっていますか?

    おそらく親が一方的にルールを決めている場合、うまくいっているお宅は少ない(ほぼほぼない)と感じています。(我が家はそうでした~涙)

    ルールを決める場合は、なるべく本人に気持ちを聞きながら決めることをオススメします。(参考記事:スマホの取り上げは逆効果!子どもの自己管理能力を育てる親の対応3選
  8. ハラハラさせられることは覚悟する

    「しょうがない」「そういうもん」とハラハラさせられることを覚悟してしまうと、男の子の子育ては少~し楽になります。

    肝っ玉母さんをめざしてみませんか?
  9. 認めて褒めて甘えさせる

    そうはいっても、男の子はお母さんが大好きで甘えんぼ。

    お母さんから認めてもらいたいし、褒めてもらいたいし、甘えさせてもらいたい!

    甘やかすのではなく、甘えさせるのがコツです♪(参考記事:甘やかすと甘えさせるの違い
思春期男子の見守り方
重箱の隅をつつく子育てはNG

男の子の育て方でうまくいった例の紹介

真面目なタイプやしっかり者のタイプのお母さんにとって、やるべき事をちゃんとしない男の子の子育ては激ムズ!!

でもだからといって、彼らのありのままを受け入れないままでいると、個性を潰してしまうことは少なくありません。

今こんな風に偉そうに言っている私ですが、実は10年前は結構な教育ママ。

先回りしてコレだ!と思う道(大学)に導こうとしても、ちっとも言うことを聞かない息子達に困り果てていました。

ですが、人生のハンドルは自分で握るというマスターコーチングを学んだことで、自分の考え方が間違っていることに気付いて方向転換。

まずは行き渋っていた習い事を全部やめました。

そして、息子の選択を邪魔しないように見守り始めました。

すると、親子仲が俄然良くなり、スタートしてから5年後高2からと、ずいぶん時間はかかりましたが勉強の爆発的なやる気を出す姿を見ることができました。

失敗から学ぶ・成功した親御さんの共通点

「見守る子育て」を実践され、お子さんのやる気を引き出した皆さんに共通するのは、過去を悔い改めている点です。

過保護や過干渉な状態であった事に気付いて、特に中高生以降、管理する子育てから、見守る体制に潔く転換しておられることが共通点です。

・・・

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さいごに:男の子の子育てをこじらせる母の特徴

悩める母親
だらしない夫(息子)を見ているとイライラするーーーー

「男の子の子育て」が難しいのは「異性の子育て」だからということをお伝えしましたが、男女の思考や行動の違いを受け入れて、「男の子はこんなもん。仕方がない」とあきらめることができると、あまり悩まなくなります。

いわゆる「肝っ玉母さん」になるって感じ♪

ですが
・真面目で几帳面(スルー出来ない)
・強い(家の中で自分が一番エライ)
・正しい(ジャッジしてる)

こういったタイプのお母さんは特に、子どもが中学生以降、さらにというか、もっと「男の子の子育て」をこじらせてしまう方も多くてね。

これは一体どうしてだろう???と考えていた私。

そこには、一つの共通点があることに気が付きました。

その「共通点」とは、家族や社会に対して被害者意識を持っているということです。

例えば

パートナーであるご主人に

・助けて欲しいときに、助けてもらえなかった

・話を聴いて欲しい時に、聴いてもらえなかった

・大事な時に、自分の味方をしてもらえなかった

・妻である私のことや気持ちを、優先してもらえなかった

と、ずっと責め続け、自分を「被害者」として 扱っている方が多いのです。

なので、夫婦仲はあまりよくありません。

そして、そういった女性が多くお持ちなのが男たるものこうあるべき!という価値観です。

これは

男なんだから

・強くあるべき!(強いのが当たり前だ!)

・逃げるべきではない! (頑張り続けるのが当たり前だ!)

・人が困っている時は助けるべき! (妻を手伝うのが当たり前だ!)

・稼ぐべき!(稼ぐのが当たり前だ!)

みたいな感じの価値観で、男性であり、父親であるお父さんに 「男らしさ」や「男気」を求めているが故に 「失望」や「怒り」の感情が わいてきてしまっているようです。

意見をぶつけ合う男女
話し合いはいつも喧嘩になる、、、

で、今日はココがポイントなんですけど、この価値観を強くお持ちの女性ってね。

夫に対してだけではなく、男性である自分の息子にも同じものを求めてしまいがちなのです。

男の子なのに

・強さを感じない現状

・逃げていると感じる現状

・将来稼ぐことが出来ないかもと感じる現状

を見てしまうと、いら立ってしまう方が多いんですよね。

自分を被害者として扱い、男たるもの強くあるべし!という価値観を持っているお母さんは、異性であるご主人や息子さんが自分の理想通りではないため、責めることが日常化。

なので、母がいつもイライラ、ツンツンしているために、家族関係がどんどん悪化してしまうのです。

今、夫は(息子は)「○○すべき!」 「○○するのが当たり前だ!」 という気持ちが、あなたの心のどこかに潜んでいませんか?

この価値観で男性をジャッジし裁いていると、結局、自分に跳ね返り、自分も責められ裁かれることになります。(与えたものが還ってくる法則)

自分との違いを受け入れて、男の子の子育てを楽しむお母さんが増え、自分らしく育った男の子達が本領発揮する社会になりますように☆

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この記事を書いた人(監修者)

わかばやしゆかこ

長野県松本市在住 
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル5,000時間以上を実施
・26歳(社会人)と23歳(大学院1)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年

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男の子の育て方|年代別アプローチを中高生ママ専門コーチが徹底解説!” に対して2件のコメントがあります。

  1. ゆう より:

    いつも読んで勉強しているつもりの私です。息子は中学から毎朝不登校気味で何とか通学し、志望校にも合格できて華の高校1年です。志望校だからと思って少しは状況が良くなるかと期待していましたが、相変わらずの毎日で疲れきっているところに先生のお話に出会いました。なかなか見守ることが出来ず、多分放置と見守るが解らないままなんだと思います。夫も巻き込んでますが、夫は息子に厳しく自分の価値観に合わないと直ぐに罵声を浴びせたり無視したりします。先生のお話を読んでもらったり話をしたりしても、私と同様に解らないんだと思います。手放しや見守ることをしようとしても直ぐに戻ってしまいがち。息子の問題もあると思いますが、やはり自分達の育った環境や考えがより難しくしてしまうのかもしれません。めげずに頑張っていきます

  2. yukako より:

    ゆうさん

    子育て毎日お疲れ様です。
    高1の息子さんのことでお悩みなのですね。
    いつもブログを読んで下さって、ありがとうございます。

    また、ご主人様とも「見守る子育て」の話をして下さっているのですね。

    お気づきのように、思春期からは特に夫婦で同じ方向性で子育てできると楽に見守れます。

    ただご主人様にはご主人様の価値観がおありだと思いますので、その想いにも寄り添いながら、話し合っていかれると良いのかなあと感じました。

    お二人がすでに沢山持っておられる愛情が、息子さんにちゃんと伝わっていきますように☆

    応援しています(^^)/

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