中学生の叱り方7つのポイント解説!反抗期のお子さんに

親のいうことを聞かない子どもをどう叱ったよいか?わからないという方も多いのではないでしょうか?

「見守る子育て」は、何でも見守る(何も言わない)子育て法ではありません。

「子どもの問題」(例:勉強)については口出しはしませんが、例えば、生活のマナーや迷惑行為、暴言暴力など、親として叱るべき時はちゃんと叱らなければなりません。

今日は、中高生ママ専門の子育てコーチとして、子どもの心に響きやすい効果的な叱り方のポイントを7つに絞って解説します。

「怒る」と「叱る」が混同してしまっている方もいらっしゃると思いますが、イライラした感情をそのままぶつけるのが「怒る」。

「叱る」は子どもの成長のためにする注意やアドバイスのことです。

そして、中学生(含:高校生も)叱り方のポイントは、一言で言うと、感情的にならずに、子どもの問題に介入しないことです。

また、小学生時代とは違って、中学生以降は、子どもを少し大人扱いするイメージを持つこともコツとなります。

叱り方のポイント1:短く!

子どもをガミガミ怒ってしまうお母さんの特徴として、一度怒り出すと長い!ということがあります(過去の私汗)

とにかく、母は言う事を聞かせたいので、クドクド、ネチネチとやりがちなのですが、これは子どもから嫌われる上に!逆効果だったりします。

できれば、短く!(例:2分以内とか目標タイムをつくってみてはいかが?)、「ダメなことはダメだ」とシンプルに叱ることを目標にするといいですね。

余談かもですが、母がクドクド、ネチネチになってしまいやすい時って、たいていは心に余裕がない時だと思いますので、なるべく自分に我慢をさせないよう心がけるといいなぁと思います。

ラナンキュラス
花を飾ったり
自然に触れたり
心に余裕を♪

叱り方のポイント2:理由を伝える

叱る時は、その理由をちゃんと伝えるのも、大切なことです。

どうしてかというと、子ども自身がどうして怒られるのかが分かっていないことも多いからです。

(理由:親の「当たり前」が、その子にとっては「当たり前」ではないから)

例えば
食事中、イヤホンをして(スマホを見ながら)食べようとする子どもがいたら、「これはマナー違反。食事をつくった人に失礼だから、やめなさい」と私なら叱ります。

他にも
言葉使い、お風呂のマナー、共有スペースの使い方など
・家族に迷惑をかけるから
・人から信用されなくなるから
・体に悪いから
など、親は「これくらいわかっていて当然だ!」と思う事だったとしても、思春期の子供はわかっていないこともすごく多いので、家庭で出来る教育の一つとして、優しく丁寧に教えてあげましょう。

特に、叱られた時の「納得感」って本当に大切ですから、本人の納得を引き出せば、きっと、2度と繰り返すことはないはずですから。

叱り方のポイント3:人格を否定しない

怒り出すと、あれも!これも!と「ダメなこと」をいくつも持ち出して、子どもの人格を否定してしまう方がいらっしゃいますが(無自覚)、叱る時はその行為だけに絞りましょう。

人格否定までやってしまわなくてすむコツは、やっぱりポイント1の「短く!」を心がけることです。

息子を叱る母親
母「ほんと何に対してもいい加減なんだから!
その性格今のうちに何とかしないと
将来絶対困るよ!」

↑子どもの人格を全否定する
怒り方をしていませんか?

叱り方のポイント4:言い分を聞いてあげる

「でも…」「だって…」みたいな感じで、子どもが言い訳をしてくる時があると思います。

この言い分は、可能な限り、聞いてあげる方がよいです。

どうしてかというと、自分の言い分を親にちゃんと聞いてもらった方が、今度は自分も「親の言い分」を聞こうという気持ちになりやすいからです。

ですが、もしかしたら、今、「うちの子は言い分が多すぎる!」と思った方はいらっしゃいませんか?

この場合の原因として考えられるのは、親がお小言を言う回数が多いということ。

ですので、対策として、「本当に叱るべき内容かを考える」(=叱る回数を減らす)と言い訳は自然に減ります。

(この下にある「叱り方のポイント6と7」を参考にしてくださいね)

また、子どもの言い分が嘘であることが多い場合は(しかも、すぐにバレる嘘)、そのお家のルール自体が厳しいことが多いですので、こちらも見直しをおススメします。

思春期以降は、大人と子供ではなく、大人と大人、対等の相手に話すよう心がけるのが、うまくいくコツです。

叱り方のポイント5:たとえ話を使う

本人の納得感を引き出す叱り方をしたい方は「たとえ話」を使うと伝わりやすいです。

例えば
「もしもこれがサッカーのチームだとすると、”今回みたいなこと”をするとうまくいかないよね?」

みたいな感じです。

特に、本人が好きなスポーツやアニメ(今なら鬼滅の刃とか)などを例に挙げて説明すると、子どもの心には響きやすいと思います。

ですが、頭にカッと血が上っている時には、上手な「たとえ話」が浮かびにくいと思いますので、「こんな時はこれを使おう!」など普段から考えておかれるといいですね。

実は、この「たとえ話」を日常会話の中で上手に使えるようになると、コミュニケーション能力が劇的にアップ!!

自分の気持ちを人に伝えるのがうまくなるので、職場やPTAなどでの人間関係の悩みを減らせるという、嬉しい効果も手に入ります。

叱り方のポイント6:許せる範囲を広くする

そして、ここからは「見守る子育て」の本質の部分に入ります。

というのは、真面目な頑張り屋タイプのお母さんは、特に!子どもに守らせたいルールが多すぎて「許せる範囲」が狭くなっているために怒りっぽくなっているからです。

親目線で「こんなの当たり前だ!」と思っていることを、今、子どもが守らないことにイライラしていませんか?

例えば
・テスト前、何日前から勉強するか?
・朝起きる時間、寝る時間
・ゲームの終わりの時間

などなど。

親御さんの許容範囲を広げて、お子さんの自己肯定感や自主性を育てるためにも「お家ルール」の「見直し」をお勧めします。

▼参考記事▼
子どもの自主性を引き出す「お家ルール」のヒケツ

叱り方のポイント7:子どもの問題に介入しない

そして、「見守る子育て」でとても重要だと考えているのが、「子どもの問題」に介入しないことです。

どうしてかというと、過去の私もそうでしたが、子どもの問題に介入してしまっていて(無自覚)、言う事を聞かない子どもに腹を立てているお母さんが多いからです。

例えば

・テスト前(受験前)、勉強はするかしないか?(ちゃんと勉強するのが当たり前でしょ!)
・勉強するとしたらいつからするか?(もっと早くからやるべき!)
・どれくらいするか?(もっとやるべき!)
・どこでするか?(塾で?どうして家でやらないの?)
・どの教科からするか?(苦手科目からやるべき!)
・勉強しない教科があってもいいのか?(ノー勉なんてありえない!)

などなど。

実は、これら全ては「子どもの問題」で、「親の問題」ではありません。

そもそも親が口をはさむことではないのです。

今、勉強や片付けやゲームなど、「子どもの問題」に対してイライラしてしまっている方は、「これは誰の問題?」と自問するようにされてはいかがでしょうか?

そして「あ これは子どもの問題だわ」と気づいた方は、速やかにこの執着を手放すと、怒りから解放され、怒る場面はググっと減るのです。

親子それぞれが、自分の問題は自分で解決する「成熟した親子関係」を目指しましょう。

安心して胸に手をやるエプロンママ
「これは誰の問題?」
そうだった!
これは子どもの問題だった!
私の問題ではないから
黙って見守ってみよう!」

▼参考記事▼
勉強しない中学生は基本ほっとく?ほっといても上手くいく7つの方法

受験生なのに!勉強しない中3&高3男子の理由と親の対応

「見守る子育て」では叱る回数が自然に減ります!

時々、子どもを黙って見守ることは、甘いと思われがちですが、それは違います。

なぜなら、自分で選択したことの責任は子ども自身が取ることになりますので、本当の意味で厳しいからです。

例えば、テストの成績が悪いと、当然、志望校に入れませんよね?

世間体が気になる親御さんほど、こういった不名誉なことは未然に防ぎたくなるので、塾に入れたり、罰を与えたり、叱り飛ばしたり!とにかく何とかして!勉強させようとしがちです。

ですが、子ども自身が自分で「このままではヤバい!何とかしなきゃ」という気持ちにならない限りは、本当の意味でのやる気は育たないのです…

***

見守る子育てを実践すると、親が子どもの問題に介入することがなくなるので、叱る回数は激減します!

そして、子どもは親から見守ってもらえると、自分で考える時間を沢山を与えてもらえることになるので、結果として、自主性や自己肯定感が育ち始めます。

もちろん、他人や自分を傷つける行為や自己中心的で思いやりのない行動など、ダメなことはダメだと教えてあげなければなりません。(ココは見守ってはいけない部分)

ですが、日常的に叱られる場面が激減した中で、(信頼関係を増した)親から言われる言葉は、以前よりもきっと心に響きやすくなるはずです。

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この記事を書いた人(監修者)

わかばやしゆかこ(中高生ママ専門コーチ)

コーチングオフィス ままはぐ代表
長野県松本市在住 
ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ

【経歴】
・セッショントータル
 4,500時間以上を実施
・24歳(社会人)
 21歳(大4)
 2人の息子を持つ母親
・京都大学にて
 教授秘書歴7年

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