勉強しない浪人生のトリセツ

・浪人なのにちっとも勉強しない

・やる気のない子どもを親としてどうサポートしてよいかわからない

という浪人生の親御さん向けに、1浪した息子の話や、当時息子が通っていた予備校での話(駿台系)を参考にしながら、「成功する浪人生と失敗する浪人生の3つの違い」や「親がやってはイケナイNG言動5選」「母のストレス解消法」についてお伝えします。

私自身、息子の大学受験(現役&浪人)をサポートしてみて感じたことですが、大学受験って本当~~~、、に大変です。

なぜなら、大学受験で問われる知識量はとにかく膨大で、「過酷な闘い」を強いられるから。

思い返せば、息子は現役時代も頑張っていましたが(高2の秋に急にやる気スイッチON)、特に浪人時代は、土日も予備校に通って、もう朝から晩まで勉強してたなぁと。

でも、私から見て、ずっと苦しそうに勉強していたわけではなく、むしろ、エネルギーに満ち溢れ、何ならちょっと楽しそうに見えたりもしたんですよね。

そんな息子を見ていて感じたのが、大学受験で計画的に努力するためには、「本人のメンタルをいかに良い状態に保つことができるか?」がポイントなのでは?ってこと。

そして、そのメンタルを良い状態に保つためには、親の協力も必要なのでは?と、、

ここで質問です!

子どものことを信じて見守る親 vs 良かれと思って口出しする親

どちらの親が浪人生のメンタルに良い影響を与えるでしょうか?

予備校に行かなくなる浪人生の理由

せっかく予備校に行き始めたのに、だんだん行かなくなってしまった……という話を聞いたりしませんか?

浪人生が予備校に行かなくなる原因として

・親に行かされている感覚があり、自分の意志で予備校(浪人すること)を決めていない
・心のエネルギー不足(ガス欠)でふんばれない

などが考えられます。

本来、大学は専門的な勉強を深める場所です。

Q.浪人をして受験勉強を沢山してまでも、本当に自分は大学に行きたいのか?

Q.大学に入って何がしたいのか?

自分の目標達成の為に頑張り続ける子は、「この問いの答え」を自分でちゃんと見つけている子(もしくは必死で探している子)です。

なので、苦しくても淡々と勉強します。


ですが、この答えを見つけていない子(自分で見つける力がない子)は、スマホやサボりの誘惑に負けやすく、楽な方へと流されていってしまいます。

今、お子さんのやる気が見えなくて悩んでいる親御さんに質問ですが、親ではなく、本人が!(←ここが大事)本当に大学に行きたいと思っていますか?

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成功する浪人生と失敗する浪人生の3つの違い

では、最後まで淡々と勉強を続け目標を達成する浪人生と、途中で挫折してしまう浪人生の違いを3つ考えてみます。

違い①生活リズムが整っているか否か

予備校の担任の先生から4月の一番最初に言われた「合格する人がやっていたこと」がコレ。

「志望校に合格する人は、毎日同じ時間に来て、同じ時間に帰宅していた」

例えば<朝8時に予備校にきて、18時に帰宅する>といった感じで、毎日淡々と同じペースでやり続けた子が合格したのだと。

担任の先生のこの言葉に納得した息子は、まずこの「生活リズム」を整えました。

なので、私は、毎朝同じ時間に家を出る息子に合わせて、お弁当をつくり、「いってらっしゃい」と送り出す感じの、息子の高校生時代と変わらない生活でした。

見守る子育てコーチ
見守る子育てコーチ

「ほぼ見守るだけ」の「浪人生の母親生活」のスタートとなりました~

▼息子が高2からやる気になった理由を本人が語ってます▼
勉強しない高校生のトリセツ

違い②プレッシャーをかける親がいるか否か。

現役での失敗にショックを受けている親御さんは「今年こそ!絶対!」というプレッシャーをかけがちです。

私もついついこのプレッシャーをかけそうになっていましたが、かけられる子ども側になってみればキツイ!の一言!

「今年はきっと何とかなる~(*^^)」くらいの気持ちで穏やかに見守ってあげるといいですね☆

ちなみに、予備校からもらった資料が秀逸で、とても分かりやすいのでシェアしますね。


子育て下手&受験にも失敗する親
×超過保護型(親が手をかけすぎ)
×渡り鳥型(成果を短期で求める。新しいものをどんどん与える)
×完全放任型(無責任。子に責任転嫁)

子育て上手かもだけど受験に失敗する親
△勝敗見送り型(長期的過ぎ)
△郷愁型(公立の名門に幻想を)
△評論家型(自分の教育論が強固)
△破壊型(父親が異論、空論を唱える)

子育て下手だけど受験に成功する親
△燃え尽き至上主義型(目先の目標のみ意識)
△自称情報通型(大学、予備校にやたら詳しい)
△子ども不在型(親が受験するみたい)

子育て上手&受験にも成功する親
待機型(子を信頼して待つ。話を聞いてあげる)
緊急出動型(つまずきやすい要所で出動)

そもそも、現役で合格できなくて一番ショックを受けているのは本人です。

自分自身を責めている子も多いですから、親はプレッシャーを感じさせずに待機型緊急出動型を目標にして、どうぞ温かく見守ってあげて下さいね。

違い③よい先生との出会いがあるかどうか

現役時代、頑張ったのに全落ちした息子。

それ故、浪人決定から予備校が始まるまでの期間はめちゃめちゃ落ち込んでいて(どん底に見えた)、勉強も全くしていなかったようです。

ですが、いくつか見た中で自分で行くと決めた予備校に行き始めると、息子は心がパチッと心が切り替わったみたいに頑張り始めました。

不思議に思った私は息子に質問してみました。

私「どうして急に頑張り始めたの?」

息子「授業の後ほぼ毎回、英語や国語の先生に質問に行ってるんだ~
授業でわからなかったところを質問しに行って、わかるようになることが楽しいんだよね~
これがめっちゃモチベーションアップになる!」

と、答えてくれたのを覚えています。

これを聞いた時、私は本当に嬉しかったんですよね。。。

どん底から抜け出して、新しい場所で良い先生に出会えたんだなぁ~と…
だって、嫌な先生だったら質問なんて行かないですもんね!

今年はコロナで外出自粛が続き、予備校に通えていない状況かもしれませんが、「自宅オンライン無料体験講習」や「オンライン自習室」などもいくつかあるようです。

今、お子さんが良い先生に出会えている方はいいのですが、もしもそうでないなら、この機会に自分に合う先生や予備校(居場所)を探し直してみてもいいんじゃないかなあと感じています。

もちろん、本人がね、、(笑)

というのも、親が探して与えることよりも、自分で見つけることに価値があるからです。

浪人生にやってはイケナイNG言動5選

NG言動1:経済的圧迫をしない

予備校費用にその他諸々。。。ぶっちゃけ子どもを浪人させるにはお金がかかります!

だからこそ「いったいいくらかかってると思ってるの!今年こそ!頑張りなさい!」とプレッシャーをかけてしまうことってありませんか?

ですが、この経済的圧迫は「百害あって一利なし」

お家の経済状況や育てられ方にもよりますが、たいていの子は、浪人をさせてもらうことに対して親に申し訳ないと思っています。

親として何も言わずに「できる範囲の支援」をしてあげるのが、かっこいい!

そして、この親の在り方が、浪人生のやる気に直結します。

NG言動2:見張らない

イライラ母
イライラ母

「英単語を毎日やれって言ったのに、またやってない!」


など、「子どもの行動」をず~っと見張っているお母さんがいらっしゃいますが、これはNG!

気付いたら、即!やめましょう。

例え、親が子どもを管理して今回の受験が成功したとしても、「親の顔色をうかがう子」「無気力な子」「自分で考えない子」に育てあげてしまいます…

NG言動3:模試の結果に一喜一憂しない

教育熱心なお父さんに多いと感じていますが、よかれと思って、模試の結果をエクセルでまとめ、まるで上司のように指示を出している方もいらっしゃいます。(上の表でいると「評論家型」や「破壊型」「子ども不在型」)

受験は全部「子どもの問題」です。

はがゆくとも手を出さずに黙って見守り、「自分で考えるチカラ」を育てましょう。

NG言動4:「大丈夫?」と聞かない

すでに頑張っている子に対して、よく「本当に大丈夫なの?」と聞いているお母さんがいますが、これもNGです。

というのは、この言葉は「あなたのことを信じていないのよ」と言っているようなもの。

全く失礼な発言です。

「大丈夫かどうか」が不安になるのはお母さん側の問題ですから、わが子に頑張って欲しいと願うなら、どうぞ何も言わずに信じて見守ってあげて下さいね。

NG言動5:失敗したらどうしようと考えない

そして、「本当に大丈夫なの?」が口愚になっているお母さんに多いのが、まだ起きていないことを不安に思って囚われてしまうことです。

お悩みママ
お悩みママ

また失敗したらどうしよう…
2浪になったらどうしよう…



これもやめましょう。

「心配事の9割は起きない」といいますから、自分の心を守るためにも、ポジティブなお母さんを目指しましょう。

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受験生なのに!勉強しない中3&高3男子の理由と親の対応

母のストレス解消法

そうはいっても、子どもを黙って見守るにはストレスがたまりますよね?

浪人生の母へのオススメは、「没頭できる何か」を見つけることです。

実は、うちの夫も浪人経験者。

なので、私は息子が浪人することに決まった時に、「浪人生母の先輩」でもある義母にこんな質問をしてみたんです。

私「お義母さんは夫が浪人生の時にどうしてた?イライラしなかった?」

義母「そりゃあイライラもしたわ。だから私はずっと編み物してたんよ


、、、、、、え、?

私から見ると、義母って、あまり物事に動じずわが子を静かに見守るようなイメージ。

だけど、そんな義母でも、やはり自分の息子のことになるとイライラもしたんだなぁと。。。

今イライラして仕方ないお母さんは、必要以上に子どものことを考えてしまう状態を避けるために、「あなたが没頭できる何か」を見つけることを全力でオススメします!

 

浪人したからこそ!大学進学までに育てたい力

家で勉強する浪人生男子

一概には、浪人生の8割は成績が伸びないかむしろ下がると言われていたりもします。

それくらい、浪人は過酷なモノだと言えます。

また、2021年からは、これまでの「センター試験」は廃止され、新たに「大学入学共通テスト」となり「思考力・判断力・表現力」を一層重視するカタチに変わりました。

この流れを見ると、これからの日本では、自分の頭で考え、自分で判断し、自分らしく表現できる人材が、より必要とされることが考えられます。


となると、私たち親は、自分で考えて行動できる子を育てることが大切なのでは?

もちろん、浪人生の親として、彼らを黙って見守ることは、苦しいことかもしれませんが、それがゆくゆくはお子さんのためになります。

みじめさや苦しさを経験したけど、そこからもう一度立ち直った子ほど、踏ん張るチカラがあり、心の根っこが強く太く育ちます!

なので、大丈夫。

安心して見守りましょう!

親指を立ててGoodポーズをする浪人生男子
浪人してよかった!
信じて見守ってくれてありがとう!

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この記事を書いた人(監修者)

わかばやしゆかこ

長野県松本市在住 
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル4,500時間以上を実施
・24歳(社会人)と21歳(大4)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年

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勉強しない浪人生のトリセツ” に対して2件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    親は勉強しろと言ったことはなく、子どもの方が学歴至上主義、偏差値至上主義(学校や塾で叩き込まれた感じ)に染まっていて、現実と理想のギャップに苦しんで、勉強する気をなくしている場合はどうすれば良いですか?

  2. yukako より:

    コメントありがとうございます。

    今、お子さん苦しんでおられるのですね。

    もしも、親御さんに相談してこられるようなら「うんうん。そうなんだね。それは苦しいね」と共感的に話を聞いてあげることでしょうか。

    そして、もしかしたら今、選択肢はAかBの2つしかないという状態だとしたら(視野が狭い状態)、ほかにも選択肢があることに気づけるといいなぁと感じました。

    (拒絶されるかもしれませんが)「こんな時、あなたの尊敬する〇〇さんだったらどうすると思う?」みたいな質問が視野を広げるために効果があるかなぁと感じました。

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