三者面談に行きたくない親御さんに。学年別ポイント解説!
・三者面談は苦手で、先生と話すのが気が重い
・何を言われるかが怖くて、行きたくない(父親に頼みたい)
など、学校や塾で学期末に行われる「三者面談」にお悩みの中高生ママは意外に多いと感じています。
そんな苦手意識のあるお母さんに向けて、三者面談のポイントについて解説します。
特に、思春期・反抗期の時期は、子どもから「余計なことは言うな!」と釘をさされているお母さんも多いと思いますので、各学年ごとのポイントを把握していただき、有意義な三者面談にしてほしいと願っています。

もくじ
三者面談の目的
「三者面談の目的」を改めて考えてみると、「子どもが幸せになるため、特に受験に向けてのやる気を引き出すこと」じゃないでしょうか?
そのために、「現時点での最善の進路選択の話」「学校での様子」「家庭での様子」などを「先生&保護者&子どもの三者間で共有し、子どもが幸せに生きていくための作戦会議にすること」が三者面談の目的だと感じました。
ですが、三者面談が辛い、うまくいかないお母さんの特徴として、勉強面(点数や偏差値)にだけフォーカスしていて、子どもの心の状態にまで目を向けていない印象があります。(もちろん担任の先生のタイプにも寄ります!)
つまり視野が狭くなっている状態です。
・何のための受験?
・誰の受験?
・何のために勉強するのか?
・何のために子育てするのか?
など、それぞれの目的についてゆっくり考えてみましょう。
すると、たいていは誰かとの比較によって狭くなっていた視野がちょっとずつ広がり、三者で有意義な話し合いができると感じています。
学年別:三者面談で聞くこと、話すこと
ここでは中1~浪人生まで、学年別の面談時のポイントについてまとめました。
中学1年生
初めてのお子さんが中学に入学するにあたって、不安を強く感じる方もいらっしゃると思います。
これは、わが子の新しい居場所について詳しく知らないことが原因だと思います。
三者面談で学校に行く機会は、ご自身の目で学校の雰囲気を感じるチャンスでもあります。
わが子のクラスでの様子など、特に生活面について担任の先生から聞けるといいですね。
新しい環境で笑顔で楽しく過ごせることが最も大切だと感じています。
中学2年生
学校にも慣れ、部活でも中心メンバーとなる一方で、どっぷり反抗期と重なり、学校でのことを一切話さない子も現れるのが中2の時期。
行き渋りや不登校も増える時期です。
わが子が教えてくれないために、先生にアレコレ聞きたくなる気持ちが強いお母さんもいらっしゃいます。
ですので、子どもが「聞かれたくないこと」「話さなくてよいこと」を先生に話してしまい、帰り道、親子喧嘩になるパターンもこの頃からが多いので、ご注意下さいね。
先生に、わが子の悪いところばかりを話す方も増える時期です。
中学3年生
翌年の高校受験に向けて、中1や中2よりも、重要視されるのが、中3の三者面談です。
そのため、父親に「会社を休んで出席してほしい」とお願いするお母さんもいらっしゃいます。
(ご夫婦のタイプにも寄りますが、教育熱心なお父さんが参加するとちょっと教育虐待チックに暴走される場合があるので、可能な限り、お母さんが出席されるのがよいと私は考えます)
志望する高校に必要な内申点と当日点のバランス、最近の傾向、受験当日までのスケジュールなどについて、知らないことが不安につながる方は、特に、ポイントを絞って質問しておくと何かと安心です(特に、初めての受験で心配性な方)
受験という関門に挑戦するお子さんの不安を「だいじょうぶだよ。なんとかなる」と和らげてあげる母(肝っ玉母さん風)になれるといいですね。
▼参考記事▼
⇒受験生なのに!勉強しない中3&高3男子の理由と親の対応
高校1年生
中学とは違い、高校では遠距離となり電車通学になる子も増えます。
特に、レベルの高い進学校に合格したことを喜んだのもつかの間、1学期、2学期の定期テストが悪く「ついていけるだろうか?」と赤点や留年の心配をする親御さんもいらっしゃいます。
わが子だけが落ちこぼれてしまいそうな不安や、ハイレベルな生徒(保護者)への気後れ感(場違い感)を感じている親御さんも多いです。
留年について不安な方は、出席日数や条件(赤点が〇こ)などについて、担任の先生に確認してみるといいかも(特に知らないことが不安に繋がる方)
文理選択などについて、質問がある方は三者面談時に。(勿論子どもの問題ですので、100パーセント本人任せも可)
公立高校の担任の先生は(中学よりも)あっさりして、全て本人任せなスタイルに不安を感じるお母さんも多いですが、高校からはこんな感じ。
これも生徒の自主性を育てるために、一人の大人として扱っているのだと前向きに捉え、家でもなるべく、過干渉な行動を控えていきましょう。
▼参考記事▼
⇒進学校で落ちこぼれる原因と末路、親がしてはイケナイこと、できること
高校2年生
青春真っただ中。
部活も(勉強も)自分らしく取り組んでいる子が多くなります。
ですので、「問題のない子」と、「問題のある子」の差がクッキリと分かれてくるのが高2のあたり。
特に、問題のある子の三者面談では、赤点や留年の言葉が出てショックを受ける方もいらっしゃいますが、もしも、先生から「学校では楽しそうにやっています」と聞けるようなら、家での親の対応に問題がある場合が殆どです。
家庭での親の対応を見直して(脱過干渉!)、子どもの話(実現不可能だと感じる夢でも)を否定せずに聞いてあげると、だんだんやる気を出すことも。
高校3年生
大学を受験する子の場合は、志望校や、願書出願についてなど、「親がやるべきこと」と「本人がやるべきこと」などを、三者面談時に確認できると安心です。
大学入学共通テストは高校の先生の指導の下、高校から出願する場合が多いですが、その他、私立大学受験などについては、殆ど本人(家庭)任せとなります。(公立高校の場合)
各自、自分の志望する大学の受験要項を取り寄せ、その案内に従って自己責任で期日までに出願しなければなりません。(各大学によってスタイルは結構違う…)
高3生にとっては社会に出る前に、自分の将来に向けて自分で対応すべき大事な場面と考えますので、親が先走って、募集要項の取り寄せなどやってしまわずに、全て本人に対応させるように、見守っていけるといいですね。(親が大学の出願を子どもの代わりにやっているって話、結構お聞きます… コレ皆さんどう思いますか?)
*私立高校は(公立高校よりは)手厚いサポート体制がある印象です。
予備校生
我が家は長男が浪人していまして1年間予備校に通いました。
予備校でも面談があることに驚きましたが、私はこの予備校での三者面談が一番印象に残っています。(先生のプロ意識がすごかった!)
国公立大と私立大別、理系と文系別、学部別、など直近の傾向と対策の情報を沢山持っておられますので、浪人生のサポートが不安な方は予備校の三者面談(説明会)を活用されるといいと思います。(うちは1年間に2回ありました)
特に、うちの息子は私立大学志望だったのですが、ちょうど私立大学の定数厳格化が始まった年だっためにとても不安だったんですよね…
ですが、面談にて担任の先生に不安に感じていることを質問し、的確な答えをいただくことで、不安が安心へと変わりました。
▼予備校から貰った資料を解説しています▼
⇒勉強しない浪人生のトリセツ
三者面談で注意すること
現時点で、あまり成績の振るわない子どもの気持ちになってみると、「面談の日=怒られる日、嫌な日、面倒な日」という気持ちの子どもも多いのではないでしょうか?
ですが、ちょっとイメージしてほしいのです。
もしも、先生と親から「頑張っていないこと」や「成果を出していないこと」を、双方から!ガンガン責められてしまったら、やる気どころか、怒りしか出なくなる!(俺だって頑張ってるのに!!みたいな怒り)と思いませんか?
また、子どもの前で「先生、うちの子大丈夫でしょうか?」と自分の不安な気持ちを先生に吐露してしまう方もいらっしゃると思いますが、これは思春期の子どもが最も嫌い「やる気を削ぐ発言」になりますので、ご注意下さいね。
(もしも先生に相談するなら、電話でなど、お子さんの聞いていないところで)
このことを踏まえた上で、
・勉強(受験)の主役はあくまで子どもで、親は少し離れた場所から見守ること。
・子どもとも、先生とも、敵対しないコミュニケーションを心がけること(目的はわが子が幸せに生きるための作戦会議!)
などに注意するといいですね。
また、面談当日の服装に悩まれる方もいらっしゃるかもですが、そもそも主役は子どもですので、(頑張り過ぎることなく)清潔な印象の服装であれば良いと感じています。

経験したけど
オンラインだと
めっちゃラクでした~
(質問だけメモって参加)
学校や塾の先生へのお願い
もしも、このブログを「先生」のお立場にある方が読んでいらしたら…
私からお願いがあります。
前述したように、面談の目的は「子どもの幸せ」や「子どものやる気を引き出すこと」です。
ですので、「子どもの課題」を保護者に伝える前に
1)その子の「良いところ」に目を向ける
2)その子自身も、親御さんも気づいていない「良いところ」を言葉で伝える
3)お母さんに安心感を与える(←めっちゃ重要なのです!)
ことを意識してもらえないでしょうか?
「あぁ 今日は〇〇先生と話せて本当に良かった~」とお母さんが思えるように。
【面談終了後、家庭で起きること】
先生が「悪いところ(課題)」を保護者に伝える
↓
親は不安になる
↓
子どもを怒り、勉強を無理強いする
↓
子どもはやる気を失う
という「悪循環」になりやすいのです…(経験者は語る)
子ども達の未来のためにも、どうか「お母さんが聞いて嬉しい言葉&安心できる言葉」をかけてあげて欲しいです。
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
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こんばんわ。
以前 別記事にコメントさせてもらった者です。
今日、懇談会から帰ってきて「つかれた…」と思ってた所にタイムリー記事。笑ってしまいました。行く前に 読んでおけば良かった… と後悔です。
文系から理系の大学を受けようとすることは無謀らしく。いかに大変かを熱弁する担任の先生。それを、キョトンと聞いている私に先生の語気も上がっていきます。
「お母さんはどう思われますか?」と言われるので「難しいだろうから、浪人もありえるね、と主人とは話してます」と答えたところ絶句の先生(笑)
できるだけ、無難なところに進路変更させようと思ってたみたいで…。進学実績100%をうたう私立高校なので「浪人生、という実績を作ってしまうかもしれません。その点はごめんなさい。」と謝っておきました。
帰ってきてから、息子と成績表をみながら、 欠席遅刻早退の欄が、すべて0の所とクラス委員の記述を指さして「こーいう所、評価してほしいよね~」と私が言うと部活欄を指さし「こーいう所も評価してほしいよね~」 という息子(笑)
しかし、成績は本当にヤバいので、この先どうなるやらです。
でも、子育ての仕方は間違ってない!と思える今日の記事でした。
ありがとうございます。
こんにちは(*^_^*)
いつもありがとうございます。
タイムリー、というかチョイ遅い(笑)記事のご紹介となりましたね。
進学実績100%はスゴイ!けど、学校側のその価値観を押し付けられると、子どもも親もしんどい時がありますよね。。。
本当にお疲れ様でした。
文系から理系。
コレは息子さんが、自分のやりたいことが高校時代に明確になり、それをちゃんと行動に移された結果だと感じました。
自分軸で生きておられるカッコいい息子さんですね。
そして、その選択を否定しないで(普通は否定される親御さんが殆どかと)温かく受け入れ応援しておられるお母さんも素晴らしいなぁと。
後悔のない人生へ
Where there’s a will、there’s a way
意志あるところに道は開ける
微力ながら私も応援しております。