思春期男子あるある&上手な育て方
思春期に入った息子のことが理解できない、と男の子の子育てにお悩みのお母さんも多いのではないでしょうか?
母親にとって異性に当たる男の子の子育ては、そのコツがつかめないと、こじらせ続けるお母さんも多いです。
今日は、思春期男子の特徴をはじめとして、嵐のような時期をうまく乗り越えた先輩ママたちの体験談も紹介しながら、異性である母親目線からの「思春期男子の上手な育て方」についてお伝えします。
最後には「子どもの話の聞き方」のポイントを2つも付け加えましたので、中学生・高校生男子の子育てにお悩みの方の参考になれば幸いです。
もくじ
思春期男子の心と身体
思春期の男の子は、乱暴になったり、無気力になったり、親離れが進む時期です。
かわいかった我が子が、ある日突然、変わってしまったように感じているお母さんもいらしゃるのではないでしょうか?
小学校高学年から中学生の時に迎えることが一般的な思春期ですが、生物学的にみると、男性ホルモンの分泌量が増加し、生物として種を残していく準備に入る時期。
一人の男性としてグーンと成長する時期ですが、その身体の急激な変化に心が付いていけず、何かとアンバランス。
いろんなことがめんどくさくなったり、イライラとストレスをためている心理状態が良く見られます。
身体的変化(成長)としては、声変わり、背が伸びる(成長痛)、体臭が男臭くなる、ニキビが増える(皮脂量の分泌増加)、など、大人に向かう過程で様々な変化が見られるようになります。
思春期男子あるある
思春期の男の子にありがちで、親が悩みやすいことを、以下3つご紹介します。
どれもこの時期の男の子特有で、嵐のように過ぎ去ることも多いですので、あまり過剰に反応せずに「思春期だからしょうがないわね~」と大らかに受け流せると良いですね。
1)反抗的な態度
親や先生への反抗的な態度が見られますが、特に、母親へはマザコン?と思う程甘えてくる日もあれば、鬼の形相で暴言を吐く日があったり、そのふり幅の大きさ(ギャップ)に戸惑うお母さんも多いです。
子どもは、甘え(依存)と反抗を繰り返しながら、自立へと向かいますので、彼らのペースで甘えさせてあげることが、本当は甘えん坊な男の子をうまく育てるコツです。
また、思春期以降、父親とはそりが合わなくなって不仲になる場合も多いです。(大学生辺りで和解する例多し)
2)異性への興味
スマホやタブレットでエッチな動画サイトを見ていたり(履歴を見つけてビックリとか)、異性への興味が湧くのも、この時期の特徴です。
これは、生物として種を残していくための準備期間に入ったために起きる当然の欲求(性欲)ですから、女親としては、なるべく見て見ないふりがベストかなぁと。
3)勉強や部活への無気力
テスト前なのに勉強しない…
あんなに楽しそうにやっていた部活もサボり始めた…など、思春期に入ると、パタッとやる気がなくなる子もいます。
そして家に(部屋に)こもりがちで、ゲームやスマホばかりの生活になることも、、、
このモチベーション低下の時期に、「どうしてやらないの!」と親が責め立てると、余計にやる気を削いでしまう場合が殆どで、親子関係もどんどん悪化します。
思春期男子に悩んだ先輩ママ達の体験談
ここでは、思春期男子の子育てに悩んだ先輩ママA子さんとB子さん、お二人の体験談をご紹介します。
お二人とも息子さんの壮絶な反抗期に悩んでおられましたが、上手に乗り切っておられます。
それぞれのお話は記事にして詳しくまとめていますので、よかったら参考になさって下さいね。
(先輩ママA子さん)
親子バトルの最中は売り言葉に買い言葉でお互い超必死でした。
手は出る足は出る。
挙句の果てには、食卓の椅子が宙を舞う。
「は?親に向かってなんだと?」みたいに。
「いいから俺を信じろよ!」お客様の声より抜粋
(↑詳しく読みたい方はコチラの記事を)
A子さんは、バトルの最中の息子さんの訴えに真摯に耳を傾けることで、穏やかな日を取り戻されました。
(先輩ママB子さん)
息子「チャーシューの味嫌いやって言ってるのに何でいれんねん。くそまずいメシつくるな!」
と、言われてムカッときたけど…
思春期男子に売られたケンカをスルーする方法より抜粋
(↑詳しく読みたい方はこちらの記事を)
B子さんは、息子さんとケンカになりそうな時、自分の一時停止ボタンを押すイメージをして、同じ土俵に乗らず愛情で包み込む対応をされました。
思春期男子がやる気を出すパータン
では、そんな思春期男子達が、やる気を出すパターンがあるのでご紹介します。
それは、コツコツではなくって「・・・ドカン・ドカン」って感じです。
この「・・・ドカン・ドカン」を、注意して見ていただきたいのですが、「ドカン」と「ドカン」の前や間には「・」の部分が何回かありますよね?
つまり男の子は、勉強のやる気を出す前や間に十分な「余白(休み)」が必要なのです。
その理由は「男の子だから」(苦笑)
実は、私の息子二人共がこのパターンでした。
二人共、中学時代は勉強のやる気は出さず、ある意味、余白期間(当時の口癖はめんどくさい)
ですが、高校に入ってから、それぞれ自分で「やる気スイッチ」をパチンと入れて、頑張り始めました。(母の私は「見守る子育て」を実践)
要するに、男の子は、私達母親が考える以上に!心に十分エネルギーを蓄えこまないと、やる気にはなりにくい!
だけど、一度やる気になったら、エネルギーを貯め込んだ分、爆発的なドカンというやる気になる!
これが、男の子ママ専門コーチとしての私の考察です。
では、この「お休み」の間に、エネルギーを貯め込むために思春期男子が何をするのか?(=要するにストレス解消法)について。
女性なら、誰かとしゃべる、甘い物を食べる、手仕事(趣味)を楽しむ、みたいなことが多いですよね?
ですが、思春期男子(男性)は、ゲームをする、体を鍛える、音楽を聴く(耳にはいつもイヤホンじゃない?)、楽器を演奏する、機械をいじるみたいな感じのことが多いです。
コレは「男女の違い」だから本当にしょうがないのですが、この違いが母親にとって「男の子の子育て」を難しくしている理由だと感じています。
コツコツ型を好む真面目なお母さんにとっては、この「・・・ドカン・ドカン型」の思春期男子くんのことが、本当に理解できないし、とにかく不安で心配になってしまいますよね?
また「一体どれだけダラダラすれば気がすむの!」という怒りもわいてきちゃいます。
ですが、この後に訪れるだろう彼らの爆発的なやる気(ドカン)を引き出すには、この「・・・」の余白の間を黙って見守る「勇気」が必要なのです。
ちなみに、うちの長男は「・・・・・・・・ドカン・ドカン」って感じ。次男は「・・・・・ドカン(継続中)」って感じです 笑
▼特に勉強のことにお悩みの方に▼
⇒思春期男子の勉強のやる気を引き出す方法
思春期男子の上手な育て方
思春期男子を上手に育てるコツは、その子の心にエネルギーが貯まるまで、いかにいい感じでほっといてあげれるか(=見守れるか)の一言に尽きます。
どうしてかというと、男の子が大人の階段を上って一人前の男性になっていくためには、母親の心配や干渉はかえって邪魔になってしまうことが多いからです。
自由に一人で考えて、やらせてあげる時間(失敗も含む)が、特に、男の子には必要なんですよね…
ですので、この時期の男の子からの反抗は、「母は自分の楽しみに没頭してもよい時期がやってきた!」という前向きな捉え方ができるといいですね。
私自身も二人の息子の母親ですが、実際にコーチングを学び始めたのもこの時期でした。
当時の私は、学ぶことやブログを書くことに没頭していたからこそ、息子達の行動に余計な口出しをしないですんだなぁと感じています。
これ、男の子達の立場になって考えてみると、自分へのロックオン状態(監視状態)を外して、お母さんが自分のやりたいことで毎日楽しそうにしていてくれると、ぶっちゃけラクなんですよね。
変な圧を感じないで済むから、自分も好きなことが出来る。
母親目線では、毎日ダラダラとゲームばかりずーーーっとしているように見えるかもしれませんが、実際は、その合間合間で将来について考えている子も多いのです。
ですので、自分のためにも、子どものためにも、母は母の好きなことを楽しむことが、家族皆の心をラクにして、その子らしさ(=その子の強み)を伸ばすことになったりします。(一石二鳥です♪)
ですが、思春期ってまだまだ、大人と子どもの間を行ったり来たりの時期ですから、当然悩みもあります。
だから、息子さんが「お母さん あのさー」と声をかけてきた時には
1)やってることの手を止める
2)体を息子さんの方に向ける
3)「今困っていること」をじっくりゆっくり聞く
を実践してみると、思春期のちょっと難しい時期の男の子をうまく育てることができます。
まとめます。
・普段は自分の好きなことに没頭し、いい感じでほっといてあげる。
・彼らが何か話しかけてきた時は、ちゃんと話を聞いてあげるようにする。
これが思春期男子を上手に育てる母親の在り方です。
思春期男子との信頼関係をアップさせる話の聞き方
では、どんな風に息子さんの話を聞けばいいかですが、以下に「思春期男子との信頼関係をアップさせる話の聞き方」をご紹介。
ポイントは2つです。
1)否定しないで最後まで話を聞き切る
2)気持ちを汲み取って、共感したり言語化する
順に説明しますね。
Step1)否定しないで最後まで聞く
まず、本人の言い分(正直な気持ち)を否定や提案はせずに、最後まで聞き切ること、心がけてみましょう。
その際、「うん。うん」「そうなんだね」など、相槌を打ちながら、「お母さんはちゃんと聞いてるよサイン」を送ってあげると、子どもは安心して沢山話してくれるようになります。
ですが、例えば、友人関係のトラブルの時などは「自分のことは棚に上げて」相手の文句ばかり言う我が子に直面すると、途中で正したくなったりしませんか?
「それはあなたの方が悪いんじゃないの!?」とかってね。
ですが、これをやってしまうと息子さん側の「話したい気持ち」は一気にシュ~ンとしぼみます。
「どうしてわかってくれないんだよ!」とイラついて、ケンカになってしまう場合も多いです。
なんせ思春期ですから。
なので、「あなたが悪いんじゃない?」とか「こうした方がいいんゃない?(提案)」と言いたい気持ちは、ぐっとガマン!!
最後まで本人の言い分(正直な気持ち)を聞ききって、全部気持ちを吐き出させてあげることを目標にしてみましょう。
Step2)気持ちを汲み取り共感したり言語化する
その後は、気持ちを汲み取って共感したり、言語化してあげるといいですね。
具体的には
「そっか~。信じてもらえなくて悔しかったんだね(気持ちを汲み取って言語化)」
「それは嫌だったね(言語化)」
「そういう人いるよね。わかるわ~(共感)」
「そんなことされたらお母さんだって腹立つよ(味方感)」
みたいな感じです。
こんな風に、思春期の息子さんの気持ちに寄り添って、話を聞けるようになると、「お母さんは自分の気持ちをわかってくれるから、気持ちがスッキリした!→また相談しよう!」という気持ちが生まれ、信頼関係はググっとアップします。
上手に話を聞ける母になるための注意点
「わかるとできるは違う」と言いますが、「子どもの話を否定せずに最後まで聞くことはすごく難しいです!」と殆どの方がおっしゃいます。
かくいう私も、実は、何度も何度も何度も失敗してますから。汗
でも、ここがポイントなのですが「あ~失敗したなぁ」と思うことがあっても、「次は頑張ろう!」とサクッと気持ちを切り替えられるといいですね。
大事なことは「お母さんが今までとは違った姿勢で自分の話を聞いてくれようとしてる」と、子どもに感じてもらうことです。
というのは、大人への階段を上り始めた時期の男の子って、実は、大人(親)の振る舞いをよーく観察していたりしますから。
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この記事を書いた人(監修者)
長野県松本市在住
中高生ママ専門の子育てコーチとして、悩める母専門のコーチングセッションを行う。
【経歴】
・コーチングオフィス ままはぐ代表
・ICA国際コーチ協会認定 ポテンシャルコーチ
・セッショントータル4,500時間以上を実施
・24歳(社会人)と21歳(大4)2人の息子を持つ母親
・京都大学にて教授秘書歴7年
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