見守る子育てとは?見守る親になる3つの方法
中学・高校生からの反抗期男子の子育て方法として「見守る子育て」を提唱して6年になりますが、「子どもを見守るのは難しい」という声をよくいただきます。
見守る子育てとは、親の価値観の押し付け(過干渉)を辞めて、子どもの力を信じて見守る子育てメソッドです。
子育てコーチングをベースにしていますので、子どものやる気や魅力を引き出すこともできます。
ですが、教育熱心な親御さんにとっては、急に手を放して子どもを見守る姿勢に変えるのことに不安を感じて、「見守る」=「放任」では?と疑問に思うこともあるのではないでしょうか?
1)自分で自分のご機嫌をとる
2)傷つく覚悟を持つ
3)サインがあったら聞く
この3つを実践すると子どもを見守ることが出来るようになりますので、「見張る」との違いや、「放任」との違いについても触れながら、「見守る親」になることについて具体的に説明していきますね。
もくじ
見守る子育てとは?
私が「見守る子育て」という子育てメソッドを提唱したのが6年前。
「子どもの笑顔の自立」を目的として 「親の価値観を押し付けない子育て」をスタートさせました。
「見守る子育て」とは
・子どもは勉強すべき
・学校や塾は休まず行くべき
・何事も逃げずに頑張るべき
・ダラダラすべきではない など
親がわが子に押し付けがちな「〇〇すべき」という価値観を手放して、子どもに「人生のハンドル(主導権)を任せる子育て」を提案しています。
見守る子育てと見張る子育ての違い
「見守る」の反対語として「見張る」があります。
「見張る子育て」とは、子どもが何をしているか?していないか?いつやったか?どれくらいやっているか?などを、親が常に監視している状態の子育てです。
過去の私はこの「見張る子育て」の状態でした。
息子が
・何時間勉強している。していない。
・ゲームをいつ辞めるか?
など、ちゃんと〇〇しているかどうかが気になって、常に子どもを見張っていました。
自分の理想通りに行動しない息子たちのことを怒ってばかりで、苦しかったです。
ですが、ずっと私に見張られて、何かにつけ怒られ続けている息子達は、私以上に苦しかったと思うのです…
そして、この状態は毒母の特徴でもある「過干渉な子育て」でした。

ずっと見張っちゃう、
怒ってばかりの母親でした~
▼「どこからが過干渉?」知りたい方に
⇒過干渉な親チェックリストどこからが毒親?
見守る子育てと放任の違い
「見張る子育て」の状態が良くないことはわかったけれど、でも親が何も言わない状態だと放任に感じて親の責任を果たしていないように感じる…
いったい”放任”と”見守る子育て”では何が違うの?」
というご質問にお答えしますね。
一番の違いはそこに「愛(信頼)」があるか否かです。
放任という言葉を聞くと、虐待の一種「ネグレクト」を思い出しますが、これは子どもに対する愛情がないためにネグレクト(無視)している状態です。
ですが、「見守る子育て」は、例えば、今「勉強しない」など親の理想の状態でなかったとしても、その難局を「自分で乗り越える力」があることを信じる姿勢が根本にあります。
要するに、子どもの力を信じていないと、見守れないのです。
そして、親から信頼(信じて見守る)という愛情を十分にもらった子どもは、自分でどう生きるか?を自由に考えることが出来るようになり、「生きる力」を育み始めるのです。
特に、子どもが親に反抗し始める中学生以降の子育てに効果的で、親は口や手を出さずに黙って見守ることで、その子本来の強みや魅力や能力を引き出すことが出来ると考えています。
見守る子育ての大切なこと
過干渉な子育て(見張る子育て)を卒業して、「見守る子育て」をやってみたい!と思った方に向けて、知っておいてもらいたい「大切なこと」があります。
それは「過去と他人は変えられない」という原則です。
過去の私がそうだったのですが、子どもを、ちゃんと(自分の理想通りに)育てたい!と思って子育てしている時って、子どもは自分の理想通りに育てることができると信じている状態なんですよね。
でも、これが間違いです。
わが子といえども、子どもを変える(コントロールする)ことは不可能ですから、無理なことにチャレンジしてたんだ!と「不毛な努力(=執着)」を手放す時がきていることに自覚できるといいですね。
このことを踏まえた上で、見守る子育ての3Stepを説明していきます。
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見守る子育てStep1:自分で自分をご機嫌にする
子育てに一生懸命で、自分のことは後回しにしがちなお母さんに多いのですが、一生懸命だからこそ、子どもにご機嫌にしてもらおう!というマインドになっていることがあります。(子どもに依存している状態)
だけど、そう簡単には、子どもは母をご機嫌にはしてくれません。
ですよね?
だからこそイライラしてしまうのです。
なので、「見守る子育て」の最初の方法は、子どもに期待するのではなく、自分で自分をご機嫌にすることです。
お母さんが自分のご機嫌を自分でとれるようになると、家族はめっちゃラクになって(笑) ご機嫌の輪を広げることができるようになります。

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見守る子育ての第一歩
▼参考記事▼
⇒母と息子の共依存親子から抜け出る方法
見守る子育てStep2:傷つく覚悟を持つ
子どもが可愛いいからこそ、子どもが失敗したり、痛い目に合うと、子どもと同じように(又はそれ以上に)痛みを感じることってありませんか?
例えば、受験で失敗したら、お母さんの方がショックを受けて寝込んじゃう…みたいな感じです。
ですが、勉強のことも、受験のことも、本来は「子どもの問題」であって、親の問題ではありません。
親が子ども以上にショックを引きづってしまうこの状態は、母子一体化してしまっている状態です(例:過去の私)
母子一体化していて、子どもが失敗すると、自分も傷ついてしまうから、子どもに失敗させないように「先回りの育児」をしてしまう構造になっています。
***
子どもを信じて任せると、当然失敗します。
だけど、「失敗」って、子どもの成長においては、本当に本当にほんとーーーーーに大切!!
失敗は宝物で、失敗して痛い思いをしたからこそ、次はこうしよう!という「自分で考える力」や「自分を律する力」「チャレンジ精神」が育ちますから。
つまり、「見守る親」には「傷つく覚悟」が必要です。
子どもが失敗するとわかっていてもさせる勇気を持てるかどうかポイントなのです。
会社でも!
子育てでも!
人をうまく育てられる人は、自分の痛みを覚悟して、信じて任せることができる人なのです。

させる覚悟を持ちます!
見守る子育てStep3:サインがあったら聴く
思春期男子は普段はほっておいてほしい!でも、困った時は助けてもらいたい!という、ちょっと自己中な生き物です(笑)
だからこそ、普段は彼らの要望通りに、普段はほっておいてあげる。
でも、彼らが困った時。
何か話したい素振りを見せた時(サインがあった時)は、仕事の手を止めて、彼らの心に寄り添って話を否定しないで聴いてあげて下さい。
でね。
この、ちょっと自己中な思春期男子の話きいてあげるためには、母の「心の余裕」が必要になってくると思いませんか?
その心の余裕のためにも、Step1で「自分で自分のご機嫌をとれていること」がめちゃめちゃ大事になってきます。
どうぞご家族に遠慮しすぎることなく、自分をたっぷりご機嫌にして、心に余裕をつくってくださいね。
お母さんの機嫌は、よくも悪くも!家族への影響がデカすぎるのです。
逆に言えば、お母さんが笑顔でいることが、子どもにとって一番安心できて、能力を発揮できる環境です。

お母さんはいつだって
あなたの味方だよ
▼上手な話の聴き方についてはコチラ
⇒中学生からの悩みに効く「見守る子育て」
まとめ
子どもが中学生くらいになると、お母さんが自分のために使える時間もだいぶ増えてきますよね!
なので、この時期に
・子育て卒業後の自分の人生のこと
・子どもが自立した後の夫婦の理想の未来のこと
などをイメージしていけるといいなぁ。
というのは、もうあと何年かしたら、子どもは親元を離れ自立していきます。
親はなるべくその足を引っ張らないようにして、寂しいけれど笑顔で見送ってあげなければならないからです。
子どもには子どもの世界があって、母には母の世界がある。
(なければ、つくる!)
親は「子どもの問題」に介入しないように、「自分で何とかする力」を信じて、少しずつ子どもの手を放していけますように。
「見守る子育て」はご家族みんなで幸せになれる子育てメソッドです。

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▼参考記事▼
⇒息子をマザコンにする母の特徴
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