中学生で不登校になる男の子の原因と段階別心理

朝起きない子(不登校)

令和の日本は中学生からの不登校が急激に増えて、27人に一人は不登校の時代となりました。

では「どうして中学から不登校が増えるのでしょうか?」

今日は、その3つの理由と、段階別心理から見る対処法についてお伝えします。

不登校の始まりから元気を回復するまでを5段階に分け(①急性期②葛藤期③安定期④始動期⑤活動期)それぞれの段階での中学生男子と母親の「心の状態」を、吹き出しを使って視覚的にわかりやすく解説していきます。

不登校になった男の子が、どんな流れをたどって元気回復に向かうのか?
そのために母は何を手放せばいいのか?
などにご注目いただき、親子で不登校を乗り越えるヒントにしてくださいね。

途中、実際に中学生の息子さんの不登校を経験&乗り越えられた先輩ママからの「心強い応援メッセージ」も掲載させていただいてます。

不登校が苦しいママの「希望の道しるべ」になりますように。

中学生の不登校事情

日本における最近の「不登校の実情」について調べてみると、文部科学省の昨年の調査では

H25では、小学校276人に1人,中学校37人に1人だったのが

H30には、小学校144人に1人,中学校27人に1人に増加したという調査結果が出ています。

不登校者数は6年連続増加!

要するに今の日本では、中学生から不登校が増加し
中学生の27人に1人が不登校
各クラスに一人は不登校の子どもがいる状態です。

中学生男子が不登校になる3つの原因

中学校から不登校者数が増える理由としては、いくつか考えられます。

その大きくは、中学生になって思春期反抗期に突入した男の子が、小学生時代とは大きく変わる中学校のシステムに、戸惑うことが多いこと、が考えられます。

以下、その原因について3つ挙げてみますね。

原因1:高校受験に向けての勉強のプレッシャー

小学生は学級担任制でほとんどの教科を一人の先生から教えてもらっていましたが、中学からは、数学は○○先生、英語は△△先生と、教科ごとの担任制に変わります。

授業が専門の先生に変わると、勉強が難しくなるのはモチロン!各教科担任との相性の良しあしも見られるようになります。

好きな先生の教科⇒得意科目、嫌いな先生の教科⇒不得意科目となることもよくある話ですよね?

そして、中間テストや期末テスト、学年末テストなど、テストの点数で順位が付けられるようになります。

実は、このテスト結果が曲者になっていて、中学生からは特に、この結果によって周りと比較され、先生や親から叱咤激励されること(本人にとっては否定されている感)が増えるのです。

また、殆どの子が高校受験を見越して、に行き始めるのがこの中学時代で、将来に向けて少しでもいい高校に行くことが、今の日本では当たり前になっています。

そのために、「(お金をかけた分だけ)勉強をして、成績を上げ、少しでもいい高校に入りなさい!」という親からの(無言の)プレッシャーをかけられている子も多くみられ、優等生だった子がある日突然学校に行けなくなるパターンもあります。

「勉強(成績)というモノサシ」で、周りの大人から自分の評価を下されることに戸惑い、苦しんでいる場合も多々有り、このプレッシャーが不登校の一つの原因となっています。

▼参考記事▼
勉強しない中学生男子は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく方法

原因2:複雑になる人間関係

中学からの楽しみの一つに「部活動」を挙げる子も多いですが、先輩や後輩との付き合いが始まり、先輩には敬語を使うなど、気を使うべき存在が増えます。

また、体育会系の部活の場合は、顧問の先生や先輩が厳しすぎることも多く、漫画などから影響を受け自分の思い描いた理想と現実とのギャップに苦しむ子も多いです。

実際に、顧問の先生の心無い一言がきっかけとなって、不登校になる子も増えていますし、先輩からの過度のいじりも(本人にとってはいじめ)、部活を辞めたい⇒学校に行きたくないに直結する場合もあります。

また、容姿や学力や人気などでクラス内の格付け(スクールカースト)が始まるのも中学生のあたり。

陽キャ>陰キャ

みたいな構図が自然と生まれ、カーストの下に位置すること(陰キャ)で周りからの目が気になる子や、自分を偽って陽キャグループにいることに疲れる子など、本当の自分でいられないことに苦しんで、不登校を選ぶ場合もあります。

原因3:思春期&反抗期に突入すること

中学生は思春期と反抗期(文科省の定義では中2の頃)にどっぷり重なることもあり、体の成長に心が追い付いていかなくて、不安やストレスが強くなる時期でもあります。

例えば、「中二病」なんて言葉がありますよね?

この「中二病」とは、中学2年生頃の思春期に見られ、自分を特別視したり、自分に妙なキャラや設定を設けたり、 異常なほどの正義感に燃えたり、逆に悪ぶったり、 狭い視野にも関わらず社会批判をしたりということらしく、その多くは年齢を重ねることで自然に終わると言われています。

中学生はこういった不安定さと共存する時期と重なることも、不登校が増える大きな原因だと思います。

▼参考記事▼
思春期男子の「見守り方」その15

中学校で不登校になりやすい男の子のタイプ

中学生で不登校が増える理由を3つ上げましたが、特に、私にご相談される方の多くが「男の子ママ」ということもあって、不登校になりやすい男の子のタイプが見えてきました。

【不登校になりやすい男の子のタイプ】

  • こだわりが強い
  • プライドが高い
  • 枠に縛られるのが嫌で自由を愛するタイプ
  • 完璧志向
  • 自分に自信がない
  • ゲーム以外に楽しいことがない
  • 自分の気持ちを話すのが苦手
  • いわゆる陰キャ など

モチロン!例外もありますが

こういった個性を持つ子が、反抗期と重なる中学生の時期に「学校に行かないこと(不登校)」を選択するきっかけとしては大きく2つに分かれます。

1)学校での出来事がきっかけの場合



・担任の先生にひどく怒られた
・部活の先生にみんなの前で叱責された
・友達とのちょっとした喧嘩
・過度のいじられ(キャラ)
・勉強でのつまずき など

中学校での出来事にきっかけがある場合は、友達と話し合って和解したり、先生と話し合ったりして、本人が納得する状態になることで登校に向かうこともあります。

(注意:「親御さんが納得する状態」と「本人が納得する状態」がズレがある場合も多い)

不登校の中学生男子
学校に行くのが怖い。中学は行きたくない

2)学校にきっかけがない場合

不登校のきっかけについて、いくら本人に聞いても、原因がわからないことが多く、原因不明の腹痛や頭痛で不登校になるケースです。

こういった原因不明の体調不良の場合や、学校で起きたストレス源を取り除いても学校に行けない場合は、主に家庭に原因があると考えられます。

不登校の原因が家庭にある場合、たいていは、親の過干渉、威圧的な父親や祖父母の支配構造、両親の不仲父性の欠如(例:単身赴任)などが原因となっているようです。


これは、本来なら、一番くつろげる場所である家庭が、子どもが安心して過ごせる居場所になっていないために、携帯でいうと充電切れの状態です。

家での居心地が悪すぎて、心のエネルギーを充電できないために、ストレスをためこみ、体に不調が出てしまったお子さんが多いのです。

なので
家庭に原因がある不登校の場合は、家族関係を見直して家庭の居心地をよくし、登校や勉強を強制することなく家でゆっくり休ませてあげることが大事です。

そのために
不登校の始まりから回復していくまでの過程を、5つの段階に分け、

それぞれの段階での子どもと母の「心の状態(深層心理)」について解説していきます。

子どもの気持ちが元気回復に向かうには、母の気持ちがどんな風に変化いくといいのか?に注目していただき、不登校中のお子さんの対応の参考にしていただければ幸いです。

①不登校急性期(行き渋り期)

中学生男子
中学生男子

・朝起きれない
・原因不明の頭痛や腹痛
・表情が暗い
・親に本当のことが言えない

不登校になったらどうしようと不安
・学校を休むと困るため「はれものに触る」対応の場合もあり
・不安でイライラ
・子どものカウンセリング先や不登校児の受け入れ先を探す
・子どもを変えることを考えている

お悩みママ
お悩みママ

■行き渋り期のお役立ち記事■
「学校行きたくない」と言われたら?中学生親の対応

②不登校葛藤期

中学生男子
中学生男子

・力尽きて完全な不登校に
・生活が乱れ朝起きない
・学校は行きたいのに行けない
・1日中ゲームや動画などで昼夜逆転
・外出しない
・食が細く、激やせする
・親の顔色をうかがう

どうしたら登校するかを常に考えている
学校に行って欲しいオーラが出ている
・不登校への対応で夫婦間にギャップ(お互いを責めあう)
・学校には行けない分、塾に行かせようとする
・中学の先生の対応に不満や悩みあり
・高校受験に対する不安が大きい
・不眠など体調を崩す
・不登校になった子を恥ずかしく思ったり責める気持ちがある
・自分のせいだと自分を責め続ける

お悩みママ
お悩みママ

③不登校安定期(充電期)

中学生男子
中学生男子

・好きなこと、やりたいことでエネルギーが徐々に回復
家の中では元気
・安定した昼夜逆転
・口癖は「ひまや~」「たいくつや~」
・第三者との関わりも出てくる。
・ゲームをしない時間も増える。
・母(不登校でも自分を責めない相手)との会話が増える。

不登校の現実を受け入れ始める
・子どもを無理に動かそうとしなくなる
・夫婦で方針が一致し見守りを実践
・学校や勉強以外の話題は普通にできる
・だけどまだ少し世間の目は気になる

お悩みママ
お悩みママ

④不登校始動期

中学生男子
中学生男子

・外部の人とつながろうとする。
(ネットで知り合った人、別室登校、個人塾など)
・「高校でEスポーツがしたい」「バイトがしたい」など「将来やりたいこと」の話をする
・中学の行事に行ってみようかなと言い出す
・でもドタキャンも多い

・休むことを恐れなくなる
・漠然とこの子は大丈夫だと思える
・子どもをコントロールすることをいい意味であきらめる
・行く&やると言ったことをドタキャンしても許せる
・「自分責め」をしなくなる
・子どもを責める気持ちがなくなる
・夫婦で支えあう関係に

お悩みママ
お悩みママ

⑤不登校からの活動期

中学生男子
中学生男子

・意欲的になる
・自分の好きなことで動き始める
・外出する
・中学に復帰する
・高校に進学する

子どもの選択を黙って見守れるようになる
・人目を気にせず自分らしく生き始める

お悩みママ
お悩みママ
先輩不登校ママ
先輩不登校ママ

【先輩不登校ママから】
中学生の息子さんの不登校を経験された先輩ママさんから心強いメッセージ♡をいただきました
↓ ↓
不登校の子のゴールは「学校に復帰すること」だけでないことにご注意くださいね。

学校に行かなくても、何らかの形で動き出すことが大切だから

動き出した結果、その先の未来に、学校に行って学ぶこともあるかもだし、そのまま別のつながりで社会に出て行くこともあります。

ホントその子によって違うのです。

子どもが笑顔で、友達と話せるようになることが一番だと痛感しています。

それ以外は、全て後からついてくると思いますよ~


不登校でも子は育つ(本)
参考文献:不登校でも子は育つ~母親たち10年の証明~
親子支援ネットワーク♪あんだんて♪著  

やがて、卵のなかでじゅうぶんに育った子どもは、「そろそろ出たいよ」とサインをだしました。卵のなかからコツコツと音が聞こえたときのうれしい驚きは、初めて自分の足でタ・タ・タとわが子が歩いたときと同じものでした。殻を破ってでてきた子どもは、不登校になる前より何倍も成長し、自分の感性や考えが育っていました。

引用元:不登校でも子は育つ~母親たち10年の証明~「まえがき」より 発売:学びリンク

中学生の不登校の対処法


子どもが不登校になってしまうと、ご家庭は大混乱。

「お前がうるさく言い過ぎたせいだ!」「あなただって全然手伝ってくれなかったじゃない!」とお互いを責めあって夫婦仲が悪くなる場合も多いです。

この苦しい苦しい状態から抜け出すためのポイントは、「親御さんが不登校の事実を受け入れること」が重要だと言われています。

具体的には
「学校に行っても行かなくてもどっちでもいい」と、そばにいるご両親(特にお母さん)が心の底から思えるようになることが重要です。


お子さんが学校に行ってくれることが、お母さんが苦しみから逃れる一番の方法(希望)だったりしますから、どうしても「学校に行ってくれること」に執着してしまいますが

お子さんのためにも
自分のためにも
「学校に行って欲しい」(=執着)を少しでも早く、手放せるといいなぁ。

険悪状態にあるご夫婦さんも「どっちの責任か?」ではなく、「これから一緒にどう見守るか?」について、どうぞ沢山たくさん話し合ってみて下さいね。

▼中学生男子の不登校の詳しい対処法はコチラを▼
「学校行きたくない」と言われたら?中学生親の対応

▼(PR)勉強しない!スマホばっかり!にお悩みママ向け▼
7日間メールコーチング(登録無料)


お知らせ

動画版「見守る子育て塾」
11月30日までにご購入の方に
「できちゃう♪ノート」(データ版)
プレゼント中☆

【動画版「見守る子育て塾」のご案内】

スマホやタブレットで
スキマ時間にサクッと学べる♪「見守る子育て」の動画塾。

男の子ママがこじらせやすい20+1個のテーマ(各約10分)を動画で解説しています。

2020年11月30日までにご購入の方には「できちゃう♪ノート」(データ版1,400円相当)プレゼント中☆

詳細はコチラから

***

わかばやしの「個別サポートコース」はただいま満席です。

新規募集のお知らせは「ライン公式アカウント」「メルマガ」登録者様に優先してお知らせしています。

1)ライン公式アカウント(←週3でブログ更新のご案内があなたのスマホに届きます♪)

2)7日間無料メールセミナー(←こじらせていた私自身の話)

メールセミナーバナー

どちらも無料でのご登録募集中です♪

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA