中学生の自主性を育てるには?自主性を育てる良い対応と悪い対応
休校が長引いた2020年。
今日はコーチング的側面から「子どもの自主性」を育てるための良い対応と悪い対応についてお伝えします。
今回私が「子どもの自主性」に注目したのには理由があります。
それは、これからの日本では、学校で先生に教えてもらう教育から、家で自主的に学ぶ教育へと「学び方」がガラッと変わるからです。
例えば、息子の大学ではオンライン授業が始まりましたが、外出自粛を機に、大学や高校、中学でも、オンライン化がどんどん加速するはずです。
今「息子が家では全く勉強しません」というお悩みが多いのですが、これまでの日本では、子ども(特に中学生以降)が主に勉強する場所は学校や塾など「家の外」でした。
家の中で勉強しないからこそ、勉強をさせるためにお金を払って塾や予備校(自習室)へと送り出すことが多かったと思うのです。
ですが、これからは「家の中でも!どこでも自主的に勉強する子」をいかに育てるか?が問われる時代になると考えています。
「学び方」がガラッと変わる今年こそ!自主的に勉強する子を育てたい!と思われる方は、ぜひ今日の記事を参考にしてくださいね。
もくじ
自主性と主体性の違い。まずは自主性を育てよう♪
「自主性」とは、やるべきことをいかに人に言われる前にやるかと考え、行動する態度のことです。
なので、「自主性のある子」とは、学校が休校中でも、自分の将来のために、やるべきことは自分からやる子。
例えば、親が何も言わなくても自分から進んで勉強する子!
そんな自主性のある子に育てたら、あなたの子育てがめっちゃ楽になると思いませんか?

「自主性」と似ている言葉として「主体性」があります。
「主体性」とは、どんな状況においても「自分の意志」や「判断」で責任を持って行動する態度や性質のこと。
なので、「主体性のある子」とは、コロナ不安の今、どうすればいいかを自分で考えて責任をもって行動する子といった感じです。
日本人は「皆さんそうしてますよ」で行動を起こす人が多いと言われていますので、この「主体性」を持っている人は貴重ですが
要するに「自主性」と「主体性」の違いは、「自分の頭で考えるかどうか」。
そして、「自主性」のないところに、「主体性」は育ちません。
私は、子育てコーチとして、最終的には「主体性」を持って生きる子がどんどん増えてほしいと思っていますが、まずはその第一歩として、子どもの「自主性」を育てようとするお母さんが増えてほしいと考えています。
中学生からの子の自主性を育てる良い対応2つ
では、やるべきことを自分からやるという「子どもの自主性」はどうしたら育つのでしょうか?
コーチングは人の自主性を育てるための最適な方法ですので、今日はコーチの私が大切にしている二つの基本姿勢についてご紹介します。
どうぞ、自分のお子さんのコーチになることをイメージしながら読んでみて下さいね。

▼自主性を引き出せなかった私の話▼
⇒子どもの自主性を引き出す「おうちルール」のヒケツ
1)子どもと対等の関係を心がける
子どもの自主性を育てる対応の一つ目は、指導者的な立ち位置での上から目線をやめ、子どもと対等の関係を心がけてみることです。
どうして対等の関係がいいのかというと、親が指導者的な立ち位置で指示命令ばかりしていると、自分から何かをやりたいという意欲が育ちにくくなるからです。
コーチはクライアントと対等であることを意識してコーチングしており、上から目線でない「対等な関係」こそ、自由に発言でき、何かやってみよう!という意欲が育ちやすい環境だと考えています。
例えば
あなたが新入社員だったとして、配属された部署に、常に上から目線で威圧的なA上司と、えらそぶらずに気持ちを理解しようとしてくれるB上司がいたとします。
AとB、どちらの上司があなたのやる気を引き出せると思いますか?
私は断然!B上司です。
B上司の周りには、自然に意欲的な新入社員が集まり、有能な社員が沢山育つことでしょう。
指導者ではなくて、「よき理解者」になることを心がけましょう。

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2)良い聞き手になる
子どもの自主性を育てる対応の二つ目は「良い聞き手になること」です。
というのは、人は自分の話を聞いてほしい生き物で、良い聞き手がいると沢山自分のことが話せます。
そして、自分の気持ちが整理されたり、やりたいことが明確になったりします。
また、話しているうちに「もっとやってみよう」という意欲がわいたりすることも多いのです。
ちなみに、人の話を聞く時のポイントは、相手が7割で自分が3割。
7:3を意識するとよいと言われていますので、お子さんの自主性を育てたいお母さんは、この比率を意識してみてくださいね。

子どもに沢山語らせてあげて下さいね。
中学生以降自主性が育たなくなる悪い対応2つ
1)過干渉は論外
自主性が育たたないNG対応の筆頭は「過干渉」です。
過干渉とは、子どもが望んでいないことを、親がやりすぎてしまうことで、毒親の特徴とも言われています。
過干渉な親は自主性を育てるどころか、やる気の芽をつぶしてしまったり、子どもが無気力な子に育ててしまったりします。
例えば
中学生では
・朝起きる時間
・勉強のやり方
・塾へ行く行かない
・ゲームの時間管理
・志望高校の選定
高校生では
・友達付き合い
・生活態度
・勉強のやり方
・ゲームや携帯の管理
・受験大学の選定
などにおいて、自分の価値観を押し付けるお母さんが多くみられ、子どもの自主性を育てられずにいます。
▼過干渉かを知りたい方向け記事▼
⇒過干渉な親チェックリストどこからが毒親?
2)少し多めに段取りする(過保護)は要注意
「過保護」とは、子どもの望んでいることを親がやり過ぎてしまうことですが、よく気が付くお母さんに多いのが、本人の望み以上に多めに段取りしてしまうことです。
基本、子どもがかわいそうだからと、いろんなことで「困らないように」いつも少し多めにカバーしてお膳立てしてあげているために、子どもが自分で考える機会を奪ってしまっているのです。
例えば
・「ノートがないから買っておいて」と子どもに頼まれたら、ノート以外にもシャーペンや消しゴムも買ってあげる
・塾の送り迎えするのが当たり前になっていて(自転車でも通える距離)「行き」は時間に遅れたら駄目だから、「帰り」は寒くてかわいそうだからという過保護な理由で迎えに行っちゃう
みたいな感じで、ついつい多め多めに手を貸し過ぎてしまっているのが過保護な親の特徴です。

子どもに何か頼まれたら、ぴったりの分量か、もしくは少し足りないくらいのサポートを心がけてみるといいですね。
自主性が育たたないと将来どうなる?
来年2021年から大学入試において「センター試験」は廃止され、新たに「大学入学共通テスト」となり「思考力・判断力・表現力」を一層重視するカタチに変わると言われています。
この流れを見ると、これからの日本では、自分の頭で考え、自分で判断し、自分らしく表現できる人材が、より必要とされることが考えられます。
これからの日本では、自主性が育たないと必要な人材にはなりにくく、また経済的にも苦労しそうです。
子どもにはとにかく幸せになってほしいと願うのが私たち母親ですが、目先の学歴を手に入れさせるために、親が細かく管理して勉強させる体制では「自主性」という大切なものが育ちません。
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