子どもが勉強しないことで悩み続ける親御さんへ~原因や対応を徹底解説!
子どもが勉強しない、、、というお悩みは本当に多くて、実は、中高生ママ専門コーチの私へのご相談で断トツ多いお悩みです。
では、どうしてこんなに子どもの勉強のことで悩む親御さんが今の日本には多いのでしょうか?
学歴社会や就職フィルターの存在がまだまだ根強く残っているためだとは思いますが、自分の学歴コンプレックスを子どもにリベンジしてもらおうとしている人も実はいたりします。
今日は、子どもが勉強しない理由やその心理を考えることで、今子どもが勉強しないというお悩みをお持ちの親御さんの子育てがうまくいく方法をお伝えします。

息子がちっとも勉強しない、、どうしたらいいんだろう?!
と過去の私は悩み続けていて、塾(〇〇式)や通信教育(〇会・〇チャレンジ)など少しでも効果的な方法を探し続けていた母でした(汗)
もくじ
子どもが勉強しない理由
子どもが勉強しない理由は、ズバリ楽しくないから!
おそらく、ほとんどの子どもの理由がコレです。
今「えーーーっ」と声が出た方もいらっしゃるかもですが、もしも勉強するのが楽しければ、ほっといてもどんどんやると思いませんか?例えばゲームやスマホのように。
でも、「楽しくないからやらないなんて!それってどうなの?!」という怒りや疑問がわく方は「嫌なことでも我慢してやるべきだ」「勉強は子どもがやるべきこと!」という価値観を強く持っておられる方だと思うのです。
そして、これは世間体を気にする真面目な頑張り屋さんの親御さんほどハマる落とし穴かなぁと中高生ママ専門コーチとして感じています。
また、他には
・単に勉強するのがめんどくさい
・他に楽しいことがある(ゲーム・部活・恋愛・推し活など)
・苦手な科目を楽しく教えてくれる学校の先生がいない
・学習する習慣がついていない
なども、子どもが勉強しない理由だと考えられます。
▼勉強しない中学生と高校生の参考記事
⇒勉強しない中学生は基本ほっとく?ほっといてもうまくいく7つの方法
⇒勉強しない高校生のトリセツ~やる気を出すために必要な3つのこと~
子どもが勉強しない事に悩み続ける親(=子育てにつまづく親)の特徴3選
基本、勉強は、するもしないも子どもの問題です。
ですので、本来なら、親がそれほど悩むことではないはずなのですが、それでも悩み続けてしまう親御さんには特徴があります。
ここでは3つご紹介します。
- 支配欲(コントロール欲)が強い
(まじめで責任感が強いこともあるとは思うのですが)子どもをちゃんと育てたい!という気持ちが強すぎて、「勉強はちゃんとするべきだ」という自分の価値観(正義)を子どもに押し付けてしまっています。
ちゃんと勉強する理想の子どもに育てよう(コントロールしよう)としていて、でもなかなかそうはならないために、結果として悩み続けてしまいます。 - 視野が狭い(極端なゼロイチ思考)
例えば、大学に行くなら一流大学!それ以外は認めない。など白黒がハッキリしていて、真ん中グレーのあいまいな部分を良しとしないタイプの方も子育てつまづきやすいです。
なぜなら、極端な2択(〇か×)を子どもに迫り(←視野が狭い)追い詰めてしまうからです。 - 目的を見据えていない
子育ての目的は子どもの笑顔の自立ですが、勉強に固執してしまうと、自己肯定感や主体性など、自立するために必要な「生きる力」が育ちにくくなります。
「木を見て森を見ず」とも言いますが、手段にとらわれて本当に大切なこと(目的)を見失ってしまっている状態とも言えます。
また、子どもにとって嫌なことをずっと言い続けることで、逆にやる気を削いでしまっていることに気づいていない事も非常に多いです。
勉強しない子どもへのNG対応
勉強しない子どもへのNG対応を知らず知らずのうちに、やり続けてしまっている人も多いので6つご紹介しますね。
- 勉強しなさい(宿題しなさい)と毎日声をかける
人は自由に生きたい生き物で、特に思春期以降は親から命令や管理はされたくない気持ちが強くなります。
つまり逆効果です。 - 勉強しないことで悩み続ける
これも子どもからするとウザいことこの上なし。
心配は子どもに心に暗い影を落としてしまいますから、「この子は大丈夫だ」という信頼(=愛)に変えるといいですね。 - 塾や家庭教師など、親主導の教育
この子は一人では勉強しない(家では勉強しない)ということを謎に信じているために、ひっぱりあげてくれる誰かを探して渡り歩いているお母さんはとても多いですね、、、(元教育ママだった私の周りにはこのタイプがめっちゃ多かった)
お金で自分の不安を解決しようとしている為に、望んだ成果が出ないと怒りやストレスにもなりやすいです。 - (自分が安心できる)安心で安全なレールを敷く
子どもが勉強しないことで悩んでいる親御さんが、一番欲しいものは「安心感」だったりするので、自分が安心できる高校・大学・会社・人・場所などを先回りして探して、お膳立てしようとします。(←過去の私)
子どもの人生のハンドルを奪っている状態なので(=過干渉)、子どもと仲が悪くなったり、過保護が過ぎて親子の共依存関係になったりする場合もあります。 - 不安をあおる(経済的圧をかけるなど)
「このままだったら将来困るよ」「どうなっても知らないからね」などの言葉は子どもの不安をあおってコントロールしようとする言葉。
また「大学は国立だけ(それ以外は学費は払わない)」など、子どもにはっぱをかける為に使う方がいらっしゃいますが、これは経済的圧となり、(例えば、のちに弟や妹が私立に行くなどした場合)将来的に恨まれる可能性が高くなります。 - 自分の価値観を押し付ける
例えばスポーツなど親として健全だと感じるものはいいけど、悪影響と感じるものへの拒否反応が非常に強い方がいらっしゃいます。
もちろん子どもには良い環境を与えたいという親心からなんですけど、実はこれって(良かれと思って)自分の価値観を押し付けているってことなんですよね、、、

よくないと思うものは制限するのは
価値観の押し付けです、、、
俗に「良かれと思って」というヤツ
勉強しない子どもにNG対応をし続けるリスク
では、こういったNG対応をしていると、将来どんなリスクがあるでしょうか?
考えられるリスクを3つ挙げますね。
- どんどん勉強嫌いにしてしまう
子どものやる気が出ない原因が親にあるってことは、結構あります。結果として、将来の可能性を狭めることにもなってしまいます、、、 - 主体性(自分の頭で考えて動く力)が育たない
先回りタイプで「やってあげないとかわいそう」と感じてしまう過保護なタイプさんはお気を付けくださいね。特に、令和の就活では、この主体性のある人を求められていますから。 - EQ(心の知能指数)が育たず、人の気持ちがわからず人や自分に自信がない人になる
勉強や学力優先で育ててしまうと、人として本当に大切な部分が欠けてしまうこともありそうです、、、

表情もトゲトゲしくなりますよね(涙)
・
心(気持ち)は見えませんが
表情や言葉、(問題)言動などから
サインが出ている場合も多いです。
勉強しない子どもへの対応5選
では、現在子どもが勉強しないことで悩んでいる親御さんにおススメしたい対応をご紹介します。
1)勉強しなさいと言わない
「見守る子育て」では、子どもに勉強しなさいと言わない子育てを推奨しています。
そうすることで、逆に(息子二人を始め)自分から勉強するようになりました!というご報告を沢山いただいております。
2)親が自分の世界を楽しみ、学ぶ楽しさを語る

子どもが勉強しないことに悩み続ける親御さんの場合、子育てが生きがいになっていて、自分のセカンドプレイス(居場所)がない方も多いです。
子どもの問題は子どもに任せて、自分の人生を楽しむタイミングがきているのかも、と意識的に子離れしてまいりましょう。
また、我が家の場合は、私自身が学ぶ楽しさを実感しそれを言葉にして語り始めたら、(勉強や進路の話題ばかりしていた頃よりも)家庭がググっと明るくなりました。
3)子どもと沢山コミュニケーションをとる
勉強のことや生活のことを言わなくなるなんて放任だ!
見守ると放任と何が違うの?
と疑問に思う方がいるかもですが、放任はある意味ほったらかしで冷たい関係といえますが、「見守る子育て」は親子間に信頼関係やコミュニケーションが沢山ある状態で温かさ(愛情)があります。
勉強や学校以外の話で、しょうもなくて、たわいのない、笑える話を親子で沢山できるといいですね。
4)勉強のことで子ども以上に困らない
子どもが勉強しないことで、子ども以上に悩んで嘆いている方がひじょーーーーに多いですが、これやめましょう。
どうしてかというと、子どもの問題を親が何とかしようとしている状態は、子どもの問題を親が半分背負っているようなものだから。
いつまでたっても子ども自身が「勉強は100パーセント自分の問題である」とはとらえにくくなるからです。

多いなぁ。。。
5)先回りしない、後始末も極力しない
「勉強は子どもの問題だとわかってはいるけれど、肝心の子どもはノー天気!!自分で何とかするとは思えないから!」と先回りして世話を焼きすぎてしまっているお母さんが多い印象があります、、、
ですが、実はこれが自主性や主体性を育たなくしている元凶だったりします。
どうしてかというと、子どもの側からすると、いつまでたっても勉強というものが100パーセント自分事にはならないですから。
先回りもしないし、後始末(例:成績不振を見かねて塾や家庭教師の対策をする)もしないのが理想です。
本人が「このままじゃヤバいから塾に行かせてくれ(←高2母「見守る子育て」読者さんの体験談)」と言い出すまで、親は黙って見守れるといいですね。
テスト勉強をちゃんとしなかったら、どんな結果が出て、その後どうするか?
全て本人が自分で体験して、自分で試行錯誤する時間をゆっくり与えてあげると、子どもは動き始めます。
なぜなら、自分の問題を解決するのは自分しかいない!と痛感するからです。
見守るって、実は厳しさを教えていることでもあるんですよね、、、
中高生を育てているお母さんたちは特に、自分の心が創り出す不安オバケに打ち勝って!「お手並み拝見」ができますように。(=自分で考えて動く力を育ててることになります)

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